親父の死から144時間
親父が亡くなってから6日が経つ。死というものを毎日考える。人はいずれ死ぬ。例外なく100%亡くなる。先日、住職のお話を聞かせて頂いた。私は無宗教だ。七五三は神社へ行き、結婚式は教会でやった。親族の葬式は仏教式だ。住職のお話によると四十九日までは7日事に本来はお経をあげるらしい。初七日で初めて三途の川を渡る。そんな話も私は知らなかった。実家には仏壇がある。お盆には毎年お墓参りもする。仏教の事は何も知らない。少し勉強せねば。いよいよ父の葬儀が明後日に迫ってきた。正直行きたくない。お別れなんかしたくない。思い起こせば、私は相模原と八王子が苦手だ。相模原で幼少期の祖父を亡くし、お墓が八王子にあるためなのかもしれない。妹はこう言う、一生懸命家族を治療してくれた病院。だから嫌になってはいけないと。確かにそう思う事もある。だが父が亡くなった事実は変わらない。あの病室に行けば父がいる様な気が今でもする。父にはもっと親孝行しておきたかって。父にプレゼントした時計が形見として帰ってくる。その他にも多くの物をプレゼントした。だが私がプレゼントしたかった物はお金でかえない、家族の思い出だ。もっと旅行や食事に行けば良かったと思う。