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風邪フロー 一般男性ver

一般男性(筆者)の風邪について、段階的にまとめる。

筆者は、「喉」からくる風邪を発症する。特に、父と祖母の喉がもともと弱く、遺伝のような気がする。どちらも咳がひどい。

この風邪対応プログラムとなったのは5年前ほどである。というのも、喘息が発症したのは7年前のこと。大学1年生の4月である。ここから、自分の身体の点検と、様々な治療方法の実験が始まり、このような風邪フローを作り上げた。

一般的な科学理論とかそういうものではなくて、経験を積み上げただけの「自分理論」である。リアリスティックアプローチ(byコルトハーヘン)ともいうんだろうか。

本稿のハイライトは、風邪の咳から喘息の咳への転換点である。転換するかしないかで、その後のQOLが全く違う。


1 咽頭痛、寒気 1日〜3日
この時にタイミングよく、アズレンでのうがいや葛根湯を摂取すれば長引かない。


まず、薬局に行く時間がないときは、家でうがいを徹底する。イソジンは特に効果を感じておらずただヒリヒリするだけである。
これは、子供の時から母親から教えてもらった予防方法である。風邪の聞き方が親子で似ているので、やっぱり母親も「喉」風邪。
ただ、子ども時は、イソジンしかなかったから、喉がヒリヒリして嫌だった。
当時、特殊なうがい方法を母親から伝授された。いちいちベッドから洗面台にいくのがしんどいことを考慮して、母が開発したのだと思う。

用意するのは、ペットボトル、携帯トイレである。携帯トイレは吸水ポリマーが既に入っているもので、100円ショップのトラベルコーナーにあるはずだ。
勘のいい方はもう使い方が想像できただろう。
ペットボトルにうがい液を作り、携帯トイレに吐き出すのだ。
いちいち洗面台に立たなくてもベッドで完結するのだ。この吸水ポリマー結構ポテンシャルが高くて、500mLくらいなら余裕で吸水する。パンパンになって、触るとなんだか気持ちいい。



現在は、「アズレン」うがい液を活用している。明らかに痛みが取れるので、医者にもらったものをストックしている。
イソジンでうがいした後に、食べ物の味が変になる現象も全くない。歯磨き粉より後味がしない。

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それでも咽頭痛が取れない時は、「薬局」に行く。

薬局では漢方系の薬を買う。
最近、効果があると思うのは、ドリンクタイプの「葛根湯」である。
味が好みであるのと、嚥下用の水分を必要としないので便利である。
なぜ漢方か。
西洋医学的な、錠剤や顆粒を飲むときには「風邪を引いた(既に罹患)」と思って、気が弱くなる。
一方で、漢方や生姜湯などの東洋医学的な成分を飲むときには、「まだ風邪をひいていない(未来は変えられる)」と思え、気が強くなる。

つまり、
西洋的なお薬は、症状にダイレクトに効く「対症療法的」だと思っている。東洋的な漢方は、身体本来の力を引き出す「根本治療的」だと思っている。

そういうわけで、未来を変えようとするワクワク感を風邪予防・治療に生かすのである。

我ながら「病は気から」を体現している。

この葛根湯ドリンクタイプは、一日3本を飲むタイプである。個人的には、2本目で効果が見え始める。身体が軽くなったような感じがする。
特に、「今風邪をひいているな」という種々の症状感覚を忘れたときに、治療効果を実感する。筆者は、アトピーも腰痛も持っているのだが、治療法の効果を実感するときはいつもこうだ。
解釈としては、病気がーの状態、健康を+ー0の状態と考えている。私は、心も体も一体と考えているから、心がーの状態を健康とはいえない。
+ー0の状態とは、心の状態も体の状態も忘れ、目の前のことに没頭している状態である。(もちろん没頭しすぎて心身の感覚を忘れていることを自覚することは大事にしているが、その身体的点検はまた別の機会に)

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またこの時期、少々寒気がある。漢方系のドリンクやら顆粒タイプを飲んだ後は、しっかりお風呂に入って、毛布を何枚も被ってやり過ごすことにしている。
ちなみに葛根湯は、体温の調整機能もあるのだとか。確かに、葛根湯を飲んだあとは、寒気はあまりないような。

風邪のひき始めは、「お風呂に入ったほうがいい」「入らないほうがいい」様々な言説が、医学的な根拠付きで示されている。医者も言うことはまちまちだし、時代によって言説に違いがある。

今(現代医学)では、●●がセオリーとか言われても困る。どっちもやってみて、自分に合う方を選んでいく所存である。

筆者は、お風呂が好きだから入る、というだけだ。

そういえば、一年くらい前から「エプソムソルト」という、おしゃれ入浴剤で風呂に入っている。
海外セレブ(笑)も使っているそうで、そんな広告文句が胡散臭い。
どうして胡散臭いのを使い始めたかというと、たまたまコストコに岩塩&エプソムソルトという商品が売っていて、試しに使ってみたのがはじまりである。
ディズニーにお泊りにいった小学生が、そういう特別な瞬間だけキャラクターフィギュア入りの入浴剤で遊ぶような感覚である。遊び目的の男、そう身体目当てである。

ソルト=塩=塩化ナトリウムと勘違いしそうだが、成分は「硫酸マグネシウム」だそうだ。硫酸マグネシウムしか入っていない。

これを160Lの浴槽に60mL入れる。本当は↓のこれ、一袋10Lのタイプをいつも購入しているので、166回使える計算だ。一年に二回購入すれば、毎日ベストなお風呂を作ることができる。


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これがびっくりするほど効果があった。ここ最近、1年中「湯冷め」を感じたことがない。冬場だというのに、風呂上がりは汗が止まらないのである。

こういう理由で、お風呂にはいることによって、体力が削られるとか、湯冷めして風邪が悪化することはなかったから、今のところ良しとしている。

2 咳、倦怠感 3日〜1週間
初期症状に対応しておかないと「咳」が始まる。咽頭痛を含んだ咳である。
まだ、風邪の咳だ。痛みがあるかどうかで判断している。
風邪の咳は、喉のウイルスを外に出す感じがする。してもしなくてもいい感覚だ。
喘息の咳は、勝手に出てくる感覚だ。嫌だから我慢、はできない。

今後「喘息」へ転換するかしないかは、ここが重要なポイントである。
1咽頭痛、寒気の段階でなんとかできなかったのかと、後悔の念が残る。ここで治ることはあるが体が疲れているとほとんど無理だ。また、季節の変わり目などで、寒々しい風が吹く日は一発で悪化する。

ここで、マヌカハニーのど飴(Amazonで217円)、プロポリスキャンディー(Amazonで407円)に頼る。

特にプロポリスが効く。

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喉にシバシバした辛味?が押し寄せる。中華料理のスパイス花椒(ホアジャオ)を思い出してほしい。麻婆豆腐のしびれる辛さを担当している。あんな感じ。
美味しいかと言われると、マヌカには勝てない。

おいしいけどあんまり効かないマヌカ。辛いけどよく効くプロポリス。どっちも食べたいので、工夫している。
個包装のプロポリスを全て開封し、ジップ式のマヌカハニーに入れる。すると、ランダムに混ざり合い、
美味しいマヌカ→効果のあるプロポリス→マヌカ→・・・
と交互に舐めることができる。

全身の症状はこの時期が最も多いので、束の間の楽しみである。

症状は多いが、最も辛いのはこの後だ。喘息発作が始まると地獄のような期間に突入する。


さてやれることはやった。のど飴、生姜湯、蒸気吸入、もうダメだ。喘息状態に突入した。

3 喘息発作、倦怠感減少 1週間〜2週間
咽頭痛がなくなり、痰が気管支に絡まる咳だけの状態になる。

この時期が最も辛い。マスクは必須だが、マスクしていても咳が止まらない。

咳が本格的にひどくなると、喉が疲れる。声がしわがれる。それを緩和するために全身で咳をする。全身で喉をカバーするといったイメージか。

すると、咳の後、嗚咽が始まる。普通は、吐き気のあるときや、自分で指を突っ込んで嗚咽をするのだが、喘息的咳の時は違う。
自分の筋肉で喉を詰まらせているような感じだ。

「ごほっ、ゴホッ、うおおええええええ」

という感じだ。これが5分間隔で押し寄せる。息ができない。ここまで悪化するのは、だいたい季節の変わり目である。

もともと病院からもらっている「レルベア」という吸入器で予防しているとここまでひどくはならない。

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とはいえ、飲み薬も結構効く。

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確かこの二つと、カロナールだったか。カロナールは熱や頭痛、疼痛などに効く薬で、風邪の時によく処方される。

全般的な症状が軽くなるから「カロナール(かるくなーる)」と命名されたそうだ。

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とりあえず、この西洋医学的成分を弱った身体に投薬する。この時は、漢方でじっくり治すとかどうでもいい。とにかく、目の前のこの苦しみから解放したい気持ちが強い。もう抗生剤でもなんでも出してくれ。という意気込みだ。

4 喘息発作 2週間〜3ヶ月

風邪としての倦怠感はもうない。咳だけが続く段階である。

なお、ここまで悪化することはほとんどない。よほど忙しく、時間的にも体力的にも追い込まれている時に、咳だけが長引くようになる。

長引いているということは、5分おきの咳が24時間続くということ。
体力が一気に削られる。ここまでくると内服薬や吸入器では、どうしようもなくなる。

もう病院に行くしかないが、通院のタイミングが遅れた場合には、栄養剤の「点滴」となる。

体本来が持っている「治す力」の補強だ。

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これ以上の段階に行くと、入院になるのだろう。

今のところ、喘息で入院になったことはない。これから年を重ねるごとに入院することもあるのだろうか。


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