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サイコロ切符の旅!(その1)

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2022年夏、「サイコロ切符」という、面白い企画切符がJR西日本から発売された。
どのような切符なのか?
金額は5000円。アプリ上でサイコロを振り、出た目によって行き先が決まる。候補地は、芦原温泉・東舞鶴・白浜・餘部・倉敷・尾道・レア行き先として博多。
往復で特急や新幹線の指定席が使用可能。一部の切符には途中下車駅が設定されており、その指定駅のみで途中下車も可能。
というものだ。

要するに、観光振興で割引切符を設定したいところだが、あまり安くするとビジネス使用されてしまうところもあり、それを避けるための方策でもあるのかもしれない。
(過去に設定されたお得な割引切符も、2人以上でないと使えないなど、ビジネスユーザーをなるべく排除する方法を採用している。)
非情に割引率が高く、36分の1の確率(ほんとか?)で出る、博多などは、80%オフという猛烈な割引率。他の行先地でも、概ね50%ほどは安くなる計算となり、どこかに行きたいな~などと思っている人にとっては朗報な切符だろう。

ちょうど瑛美ちゃんの実家への帰省タイミングだったこともあり、早速この切符に飛びつくことにしたホニャラ夫妻。
それぞれ別々にサイコロを振って、一緒に旅するかどうかは運次第とすることにしたのだ。

エントリーを済ませ、あとはサイコロを振って行き先を決める。
ちょうどFacebookのオンラインイベント・鉄男の部屋の直前だったこともあり、その最後に行き先発表をする!ということに。
(しかも、その回のテーマがトクトク切符という偶然!)
さあいよいよ運命の時。
オンライン中継を見ている常連組からは、「あわらあわら・・・」と非情なコールが。
(東海地方の僕らからすると、大阪経由で芦原温泉に行くのは非常にムダ)
ぜひとも西へ!という願いでまずは僕が振る!

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出た!倉敷!!!

まあまあ当たり!
続いて瑛美ちゃん。

お!!尾道!!

さらにダブルチャンス・・・・・・

出た!!!博多!!!!

ということで、ホニャラ夫妻は別々の行先へ旅することに。

交渉の結果、瑛美ちゃんと行先の交換に成功。

お盆前のホニャラの夏休みを兼ねて、サイコロ切符の旅に出ることになったのだ。

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【サイコロ切符の旅へ出発!】
瑛美ちゃんの実家で、いとこの子ども達と遊ぶ2日間を過ごし、サイコロ切符の旅出発日。
気合で早起きして、ゆっくりと昼ぐらいまではノンビリするという瑛美ちゃんに見送られて出発だ。

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近鉄からの乗換駅・王寺駅からはタイミングよく、新大阪まで運んでくれる直通快速に接続。
あまり本数は多くないものの、大和路線沿線と新大阪をダイレクトに結ぶ便利な列車だ。
真新しい高架橋を東大阪の街並みを眺めながら進み、新大阪に到着。

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10分ほどの乗り換え時間だが、折角なのでと駅弁を調達。
めっちゃ多い種類に悩んでしまい、結局発車時刻1分前に乗り込む。

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ほどよい量と、大嫌いなシイタケが入っていないことに惹かれて購入した六甲山縦走弁当を、六甲山の中を走り抜けながら頂く。
久しぶりに駅弁を食べた。
硬いアイスを食べたいな~~と、車内販売を期待して待っていたが、待てど暮らせど回ってこない。
あれ?と思って調べると、こだまだけに留まらず、さくらやみずほでの車内販売も中止となったのだとか。
う~ん、残念・・・

あっという間に博多に到着。
ぶらぶらとまち歩きでもするかと、荷物を預けて身軽になり、灼熱の街へと繰り出す。
この日は全国的な猛暑に見舞われる晴天日。
街中はさぞかし暑いだろうと思ったが、そこは日本海から来る海風と、市内を流れる川の影響があってか、日陰に入れば多少は過ごしやすい。
岐阜の逃げ場のない猛暑に慣れている身からすると、ありがたい。

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時々ビルの冷房で涼をとりつつ、ビルの上に森が出来ている不思議な光景を眺めたり、お昼のラーメンを求めてさまよい歩く。

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豚骨の臭みが店外にまで漂ってくるラーメン店に入る。
ギョーザを付けて、替え玉まで頼んでも700円ぐらいで食べることが出来るのはありがたい。
サクッと食べて博多駅へと戻り、荷物をピックアップ。

空港からはレンタカーで移動開始!
目指すは、八女市の山奥。宿の送迎サービスも最初は考えたが、その場所まで行くのもかなり面倒。一人旅でのレンタカーはどうかな…と思っていたら、軽自動車を48時間で3100円!という破格値で借りることが出来たので、こちらを使うことにしたのだ。

途中、源泉かけ流し・ゆのそ献上の湯へ立ち寄る。
小高い丘の上にある日帰り入浴施設。
露天風呂がなかなか快適で、水風呂との交互浴を楽しめるのもGOOD!
あまり長居は出来なかったが、ノンビリと楽しむことが出来た。

近くのスーパーで買い出しをして、途中ソフトクリーム休憩を挟みつつ、いよいよ八女へ突入。
名産の茶畑をながめつつ、どんどん標高を上げていく。
まあまあ古いと思われる軽自動車。エンジン音が苦しそうに悲鳴を上げ、ゆっくりと進んだ。

谷間の道から一気に山の中腹へ取り付く道へ分岐。それまで見上げていた茶畑を、今度は見下ろす格好になりながら登っていく。
そしていよいよ、これから3日間お世話になる、天空の茶屋敷に到着だ。

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