【全文掲載】波瀾万丈ベトナム&プチ韓国旅 その4
【長距離バスの旅】
ひたすら夜通し走り続けるバス。
ホーチミンを発車して、数回乗客を乗せるために停車したものの………
食事休憩はナシ!!
最初はいつ休憩なのかな??と身構えつつ外の景色を眺める。
ヤバいトイレ行きたい…と思った所で、ふと横を通って後ろへ行く乗客。もしや、バスの中にトイレあるの?
その人が戻って来たので、狭い通路を苦心して歩いて辿り着くと、狭い・汚い・臭いの三拍子揃った素晴らしいトイレが待ち受けてました。
これ女性はかなりキツイやろなと、男に生まれた幸せを感じつつ、小用を済ませる。
この時点で、どうやらもう休憩停車するつもりは無いんだろうと察し、カバンの中から非常食のお菓子を取り出して、モグモグタイム。
身体がなるべく楽な格好を研究しつつ、就寝したのでありました。
目が覚めると、バスは原野の中を走行中。
雲に隠れて微妙な感じだけど、朝陽が昇る頃。
バスの窓が汚れている&スモークガラスのため、なかなか綺麗に写真が撮れない😭
さっきからお腹が早くメシ食わせろと、グルグル暴走中。
ようやく到着した、第1休憩ポイント。
前夜から12時間ぶりに、地上に降り立つことが出来て安心^ ^
何時に出発?と聞いても、イマイチ要領を得ないので、取り敢えず周りの乗客の様子から、暫くは出ないだろうと。
朝はアッサリしたフォーが、ありがたいですね〜
ようやく顔を洗うことが出来てサッパリですが、まだまだ先は長そう。
さて、ダナンには何時に着くのだろうか??
単調な景色を眺めるのにも少し飽きてきて、昼寝をしたりしながらダラダラと。
たまに停車して、少しずつ降りていく人もいます。様子を見ていると、結構フリーな場所で下ろしているっぽい。
一度、自宅前らしき所で止まったときには面白いなと思いました。
2回目の休憩。あまり朝ごはんから間隔が空いていないので、アイスクリームを食べて過ごす。
イカ売りのオバチャ…お姉さん。
ベンチで座っていたら、周りに集まってきてイカを買えとw
買う気は無いけど値段を聞いたら、100千ドン…
日本円にして500円?高いよ!!
いらないよ〜〜
Bạn đến từ đâu?
どこからきた?
Bạn đi đâu vậy?
どこへいく?
など、ほぼベトナム語しか話せないので、翻訳アプリを使ってコミュニケーション。
なんかこっちを指差しながら、みんながめっちゃ笑ってるんですけど?もしやと思って翻訳すると…
またしても求婚されましたw
どんだけ日本来たいねん!
まぁ、挨拶代わりのジョークみたいな感じやろけどw
休憩時間も終わり、最後は手を振ってお別れ。
この辺りから、頭上の空間が広い下段席も空席が目立つようになってきたので、自分の席は荷物置き場として一番前の下段席へ。
運転の様子を見ていたら、どうもこのバス…
かなりノロイぞ🐢
深夜時間だろうが御構い無しに、BOOBOO!!
と、勇ましく警笛を鳴らしながら爆走しているので、かなり飛ばしているんだろうというイメージを持っていました。
しかし、交差点で止まってからの加速はかなり鈍い。乗用車は勿論、大型のトラックにも圧倒的に負ける有様。登り坂になれば、エンジン音は唸りを上げるも速度は低下するばかり。
それでも必死で走り続ける様は、見ていて中々面白いもの。
途中のガスステーションで給油タイム。この時点で乗車時間は20時間越え。今日、行こうと思っているホイアンにもバスが止まるのでは?という情報を得たので、とりあえず運転手さんにそれを伝える。
最初は?な顔されたけど、ジェスチャーとiPhone翻訳で理解してくれた模様。オッケーオッケーとのこと。
ちょうど真下のオッチャンから戴いた、マンゴスチン!サッパリとした甘さがとても美味。
何度かマクラを落としてしまい、その度に拾い上げてくれたので、日本から持ち込んだ煎餅をお渡ししたら、お返しにと沢山くれました^ ^
すこーしだけ日本語も話せて、機会あれば日本へ行きたい!とのこと。
オッチャンはまだまだハノイまでのバスの旅を続けるとのこと。えっ、どんだけかかるの?
話していたら、いつの間にかホイアンは通過してる!?
運転手さんに聞いても、イマイチ要領を得ない。
降ろすのを忘れたのか?オッチャンが通訳してくれ、どうやらダナンまで行って、そこから戻ってくれとのこと。おいおい、めっちゃ時間ロスやんか!
オッチャン、色々とありがとう!
バスの運ちゃん、忘れてたんと違うか?
明日のフライトもあるし、今夜はダナンで泊まりたい。んー、とりあえず宿を確保してから考えるか…
とりあえずダナンのバスターミナルとある路上に降ろされた。(実は近くにバスターミナルもあったみたい)
市街地までだいぶ距離があるので、路線バスに乗ろうか?だけどどこから出るの?
と思っていたら、grabタクシーの運ちゃんが。
アプリで表示された金額を提示してくれたし、時間ロスするのも嫌だったので、お願いすることに。とりあえず駅の方に向かって!とお願いして、今夜の宿探し。
駅近くにエエ感じのホステルを見つけたので、そこの目の前に降ろして貰いました。
若い数人のベトナム人男女で運営しているらしき、パックンゴーホステル。
なかなか内装も綺麗で、ドミトリーと思っていたらまさかの半個室に近い空間!
ハリーポッターをイメージしたフロント周り。
わかる人にはわかるはず?
ひとまずシャワーを浴びて、ここからホイアンまでのアクセスを聞いてみたら、この時間はタクシーしかないとのこと。しかもまぁまぁ距離もあるし…
折しも降ってきた雨もあり、今回はやはり諦めることに。
その代わりに最後の夜に相応しく(?)海鮮を食べたい!と言ったら、ベトナム人も使うというビーチエリアにあるシーフード料理店を教えてくれました。
grabバイタクを呼んでくれ、雨だからとカッパを貸してくれたけどサイズが小さく^^;
大丈夫だよ!と、持参のゴミ袋をカッパ代わりに着こなしたら、オォーー!と、驚いてくれた^ ^
雨の中をひた走り、海鮮料理屋さんに到着!
雑然とした雰囲気ですが、生け簀に新鮮な魚、エビ、貝が並び、どうやらそこから好きなものを選んで調理して貰うみたい。
どーん!
美味そうなエビを、ガーリックやらなんやらで炒めたヤツ!めっちゃ美味かった〜
他にも貝を二種類、これも同じような味付けだった^^;
ブラブラ街歩きしながら戻るかな〜っと思っていたら、途中から雨が…☔️☔️
しょうがない…近くにいたgrabバイタクで、一気に宿の近くへ。
宿に戻るとスタッフさんが団欒中。
カモンカモン!と、僕も混ざり、おもむろに演奏会。
ベトナム人って、ホントに音楽好きなんだなぁ〜
ギターは弾けないので、ハーモニカで!!
さらに始まるカードゲーム。
ウノ、やったの何年振りだろうか??
ベトナムルールもあったりして、とても楽しかった!!
みんな、陽気なイイヤツばかり😄
ベトナム最終日の夜、最高に楽しい夜でした!
【朝のダナン】
ホステルの近くには、コン市場というマーケットがあり、朝ごはんを食べることが出来るとのこと。
7時ぐらいに起きて街歩きがてら、市場をぶらつくことに。
中々広い市場内には食料品や、衣料品など。歩いていると、多分「買って!」「安いよ!」などと、声を掛けられる。
フフ………
まずはお腹が空いてるのだよ…キミたち^o^
そして、市場食堂
とりあえず、この辺りの名物だという、My quảng (ミー・クアン)という、麺料理の一種を食べたいと思い、聞いてみたら教えてくれたこのお店。
オバちゃん、撮って良い?て聞いたらノリノリでポーズしてくれました^o^
イェーイ!
ベトナム風の混ぜそばフォー?的な雰囲気。米麺と具材がマッチして、激ウマでした!
この旅でベトナムコーヒーを飲むのもこれが最後かな?と思いつつ、朝の喧騒を眺めつつゆったりとした時間を。
ガツンとくる苦さと甘さ。両方感じるベトナムコーヒーの味は、さながらこの旅を象徴するかのよう。
昨晩の激しい雨で濡れた道を。
タイでもお世話になった、スーパーのビッグCでお土産を大量買い出し。
持って来た買い物バッグに、ちょうどピッタリの量を買い込んだことには驚き^ ^
【ぼちぼち出発】
一旦宿へ戻り、スタッフさんにお礼を告げてチェックアウト。
この辺りの名物だというバインセオ(ベトナム風のお好み焼き)を入手するべく、宿の方に教えて貰った食堂へ行き、grabの運ちゃんに待って貰って持ち帰り購入。
空港に着いて、まだまだフライトまでの時間はあるので、最後にやっぱりバインミー食べたい!と思い、売店で購入。ミルクティーと一緒で500円弱…んー、高いな!と感じてしまう。
日本からするとこれでも安いケドね。
空港のロビーで食べようかと思ったけど、最後にベトナムの空気に触れたくて、あえて外の降車場の隅っこで食べることに。
こちらは空港売店で買ったバインミー。
なんだろう、パリパリ感がイマイチ。そういえば出す前に温めていたな〜。それで一番大事なパリパリ感が失われてしまったか?
ベトナム風のお好み焼きバインセオ!
付け合わせのレタスなどの野菜を一緒に包んで、チリソースに付けて食べるとメッチャ美味い!
野菜の量がハンパなかったので食べきれず、残してしまったけど^^;
ターミナルから飛行機まではバス移動。
乗り込んだ瞬間……
暑!!!
窓が開かないのに、非冷房!!
ベトナムの最後の洗礼!?蒸し風呂だぁ〜
さぁいよいよ搭乗。
この時、涼しくて湿り気を含んだ強風が吹き上げる。こりゃ、スコールが来るな?と思ったら、出発直前に案の定、凄い勢いで降ってきました。
ありがとうベトナム!
また来るぞ!!!
【旅の終わり】
定刻より少し早めに関空に到着。体感ではベトナムの日中=大阪の夜は同じぐらいの暑さ。
ネットリした空気に日本に戻ってきた事を感じつつ、大阪市内で一泊してから地元に戻りました。
今回の旅は、ホーチミン編で度々活躍してくれた、ヤンに会いに行くというのが目的の一つ。
短期間ではあったものの、その中で彼の暮らしているベトナムの日常、生の姿はどんなトコロなのか?というところを見ることが出来た。
良い人もいれば、悪い人もいる。そんなたくさんの出会いに揉まれまくった旅だった。
それも警戒心はある程度にしといて、とりあえず突撃してみる!というマインドで臨んだ、僕の旅のスタイルだったからかな?
まぁ、勉強もあった。特に都会では、よく事情がわからない観光客はターゲットになりやすい。
旅を続けて行く中で大切なツールを簡単に無くしてしまうような所に納めていたのは、流石にマズかった。大胆な旅をする以上、最低限の準備、心掛けは必要だったな。
その反面、たくさんの楽しい出会い。いきなり現地の生活の場に入り込めたのも、ヤンの力あってのもの。バイクで一緒にホーチミンの街を走り回れたのも、とても楽しかった!
他にも一瞬、一瞬の出会いでも、その中で仲良くなれて、またの再会を約束して連絡先を交換出来た人も沢山いる。そんな人とはまた出会いに戻って来たい。
そんな出会いもあるから、やっぱり色んなことと出会える旅のスタイルは変えられないなぁと。
大変なことも沢山あるだろうけど、やっぱり面白いトコロへ飛び込んでいくのはやめられない!というのが感想です。
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