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カードゲームを作ろう!④ 基本的なカード「モブ」

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前回のあらすじ:カード表面に人間もゾンビものせる!ただしテキスト数には気をつけろ
今回はゲームの基本的なルールを整備していく……つもりだったのですが、基本カード「モブ」について書いていたら結構な文字数になってしまったので、今回は「モブ」に関する記事です。

「モブ」の効果を考える

ゾンビ映画といえば、言うことを聞かない人間。ウォーキングデッドとか見てても、基本的に「なんでみんないうこと聞かないの!」とハラハラすることも多いと思います。
(全部の登場人物が言うことちゃんと聞いたらドラマ性が薄いからである)
マジでなんなんでしょうねアレ、一人で見張りやんなっていってんのに大丈夫だよーみたいに調子こいてる時に限って後ろにゾンビが、とか、コロニー内で不倫とかはじめて人間同士で争ってなんだよイチャイチャしやがって、とか、なんかゾンビものってそういう要素多いですよね。

というわけで、「デッキキルオブザデッド」においても、「なんでそんなことするの?」というプレイヤーにとって損な効果を持つカードを一番多く入れることにしました。その名も、「モブ」
「モブ」は枚数が一番多く入っているカードで、全体の半分~1/3程度の枚数が「モブ」で構成されるようにします。

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※製作途中のラフ

一番多い枚数が入っている「モブ」ですので、「モブ」の効果をどうするかによってゲーム全体のバランスが左右されるわけです。ここの決定は重要だぞ。

とりあえず、以下2パターンを考えました。
①「無力:オロオロする、何もしない」
②「暴発:自分を殺す」
①に関しては、フィールドに居るだけ。殺されなければ居座り続けるけど、効果も無し。アドバンテージは±0。
②だと、完全なるデメリットカード。ゾンビを撃とうとして、銃が暴発して、自分が死ぬ!なんと愚かなのでしょう!出したら、死ぬ。しかも、攻撃もなにもできず、ただただ死ぬ。アドバンテージはマイナス1(※厳密には違いますが許して)。
色々とテストプレイをしながら検討した結果、②でいくことにしました。理由としては、
・①だとモブがただ殺されて良い壁カードになり存在意義が薄い
・②だとモブ以外のカードに害が及ぶ(今後の記事で追記)ため、「周囲に迷惑をかけてる」感が強い
・①はゲームプレイ時間が冗長になる場合がある
・①より②の方がゾンビ映画の迷惑な人のイメージに近い
などです。
というわけで、「モブ」は純粋なディスアドバンテージカード。ここを出発点に色々と整備していきます。

「モブ」がゾンビ化した「ザコゾンビ」

「モブ」がゾンビ化すると、「ザコゾンビ」というカードになります。
(実は執筆時点でまだ「ザコゾンビ」にするか「モブゾンビ」にするか迷ってます、某バンドみたいでそっちの方がいいような気もする)

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※製作途中のラフ

さて、「ザコゾンビ」の効果をどうするか。こちらも「モブ」と同様に、
①「噛みつく:正面の人間をゾンビ化する(ゾンビデッキに加える)」
②「暴れる:正面の人間を殺す」
の2パターンを考えました。
何が違うの?と思うかもしれませんが、結構違います。①だと、人間カードが1枚減り、ゾンビカードが1枚増える。ゾンビ側からみると、純粋な+2のアドバンテージ(※厳密には違いますが許して)。②だと、人間カードが1枚減るだけなので+1のアドバンテージ(※厳違許)。
要するに、①と②の間で、倍も効果に差がある(※厳違許)わけです。
「モブ」の効果は自害だったので単純にディスアドバンテージ1、それに対してゾンビ化した際に①の+2アドだと…「さすがに強すぎやろ」というのが正直なところ。実際その効果でテストプレイしてみましたが、圧倒的なゾンビ側の強さでした。勝利すること自体は可能でしたが、難易度が上がりすぎてひたすらゾンビに蹂躙されている印象でした。
というわけで、「ザコゾンビ」の効果は②で行くことにします!

「モブ」と「ザコゾンビ」のバランス

モブの効果を①、ザコゾンビの効果を①にした場合と、モブの効果を②、ザコゾンビの効果を②にした場合のアドバンテージ差はどちらも2(※厳違許)。モブを②、ザコゾンビを①にした場合は3。(※厳)
正直なところ、正解がどれかは難しいです。
・モ①ザ①:難易度は易しいが、刺激に欠ける
・モ②ザ②:難易度高め
・モ②ザ①:難易度めちゃ高
どれも良い点悪い点ありますが、とりあえず真ん中で行って、今後バランス調整をしていこうと思います!

一番枚数の多い「モブ」の効果が決まったところで、これを中心にフィールド構成を考えていきます。続く!

クラウドファンディングやってます。よろしくお願いします!


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