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写真撮影時における光とは?②

皆さんこんにちは!
今回は、前回に引き続き写真撮影時の光の考え方についての解説です。
前回の記事をまだお読みで無い方は、ぜひそちらから読んでいただけたら分かりやすいと思います。

さて、前情報は前回の記事を読んでいただくとして、早速解説に入ろうっと思います。

・サイド光
前回の記事でも書いたように、ものの質感を出したい時や影をつけて印象的な撮影をしたい場合に使用することが多いです。
特に男性のスタジオポートレートを撮る際に陰影をつけて、コントラストのついた男性らしらを表現するのに適しています。
その他には、ウェディング撮影時にドレスや着物の質感を撮影する場合や、商品撮影時にも用います。

・半逆光
後述の逆光と同じように、ロケーションでの女性ポートレートで用いることが多い光の向きです。
逆光との違いとしては、被写体の真後ろからではなく斜め後ろからの光になるので、光源側のエッジにハイライトが入り、エッジや質感が強調され、写真全体で見た際にアクセントとして機能します。
また、ロケーションの場合、光源の反対側の背景は白飛びせずに情報を残すことができます。
その他には、陶器やガラス瓶などのように反射してしまう商品の撮影時にも、半逆光気味のライティングで撮影する場合があります。
被写体の正面に光源を反射させないように、斜め後ろから光を当ててレフ板や写幕などで全体に光を回して撮影します。

・逆光
ロケーションでの女性ポートレートやフード撮影で使用することの多い光です。
前回の解説でも記述したように、被写体に影が出ないので全体的になだらかな肌の質感や、柔らかな女性特有の雰囲気を演出するのに向いています。
フード撮影の場合は、逆光で撮影することで水分や油分のある部分の反射を作ることで、料理の照り感を演出することができます。
瑞々しい野菜や、できたてのデミグラスソースハンバーグなんかを想像してみてください。
どことなくキラッとしていませんか?
それが食欲をそそる、いわゆるフード写真の照りになります。
弱点としては、背景が白飛びしがちになることです。

さて、前回と合わせて大雑把ではありますが、光の向きによる解説は以上になります。
もちろん、ここで記述した以外の撮影でそれぞれの光を用いても全然大丈夫です。
一番大切なことは、どういう写真を自分が撮りたいのか?
そのためにどの光をチョイスするのか?

また、光には向き以外にも様々な要素があります。
光の硬さ、色、定常光か瞬間光か、光源の数等々。
それらについては、また機会があれば解説したいと思います。

では最後まで読んでいただきありがとうございました!!!


順光



半順光



サイド光


半逆光


逆光




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