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技術書典6 - 頒布レポート -

2019年4月14日、技術書典6にサークル参加してきました!サークル参加は今回で2度目になり、結果としては前回を大きく上回る反響を受けることが出来ました。お求め頂いた皆様、本当に感謝いたします。

・最終被チェック数:286
・物理本頒布数:200部完売
・総頒布数:224

頒布同人誌「ConditionalTypes I/O - TypeScript3.4 型の強化書 -」

反響の理由を考える

前回の頒布時もそうですが、取り上げた題材に多くの方が興味をもちはじめている、点に尽きると思います。特に、TypeScript は「雰囲気でも使える」という特徴が強いです。一方で、もう少し踏み込むと、突然難しい内容になり、一部の調べ込んでいるエンジニアだけが盛り上がる様な、近寄りがたい雰囲気を醸し出しています。

同人誌を書き初めたきっかけは書籍タイトルにあるとおり、Conditional Types に魅せられたことです。TypeScript は、制約の中で型プログラミングが出来る、そんな特徴を持っています(巷では型パズルとも呼ばれています)。

マイナーアップデートで搭載される新機能と組み合わせることで、ある日突然、不可能だった型推論が可能になったりします。この事実に気づかず、多くの現場で any で握り潰してしまっている現状は、とても勿体ないことです。

型課題はライブラリの数だけあり、アイディアと TypeScript の進化次第で現場は大きく改善されます。この可能性を執筆というかたちで「TypeScript はこんなことが出来るのか!」ということを多くの方に伝えられたことは、とても嬉しいことです。

頂いたメッセージ

この日まで4ヶ月弱、前回のサークル参加をきっかけに、商業誌を書いていました。当日、商業誌脱稿を迎えるというスケジュールだったため、完全に時間がなく、既刊誌の微改定版となってしまいました。(そんな話きいてなかった、買って損した。という方、いらっしゃいましたら、次回頒布時になんらかの方法で還元させていただきます)

それでも「前回買ったし、今回同じでも買う」という方がいらしたり、Twitter で「おもしろいです!」と反響をいただいたことは本当に嬉しい限りです。この本をきっかけに、TypeScript で OSS に貢献しはじめた、と言ってくださる方もいらっしゃいます。

TypeScript meetup の運営に携わっていること、商業誌の刊行を控えていることから、しばらくは TypeScript の人でやっていこうと思っています。みなさんの力で、TypeScript をもっと盛り上げていきましょう!

Twitter:https://twitter.com/takepepe
BOOTH:https://booth.pm/ja/items/1317204

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