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「斜に構える」

「斜に構える」は剣道の「中段の構え」に由来する言葉です。「中段の構え」とは、写真のように剣を相手の方に斜めに向ける構え。攻撃と防禦いずれの動きにも移行できる剣道の基本姿勢です。ここから、しっかりと身構える、改まった態度をとることを「斜に構える」というようになりました。なお、読み方は「シャにかまえる」です。

俗に、物事に正対せず、まともに取り合わない意味にも使われますが、これは「斜に構える」という字面から、横目で見ながら蔑む姿を想像したことによる誤用と思われます。

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