作品名の書き方、こんなときどうする?──作品名の中に既に括弧類がある
著作物名の表記法は、過去に本マガジンでお伝えしました。
では、著作物名の中に既に括弧類が使われている場合は、どうすればいいのでしょうか。
この場合、元の状態を保持したまま、上のルールに沿って記述します。
例えば、
超解読! はじめてのカント『純粋理性批判』
という書籍ならば、
『超解読! はじめてのカント『純粋理性批判』』
となります。これがもし雑誌の記事名ならば、
「超解読! はじめてのカント『純粋理性批判』」
となります。
括弧の入れ子のルールに準ずる記述の方法も考えられますが、最近は表現の幅が広がって、タイトルにさまざまな約物が使用される例も増えてきました。作者の意図を損なわないためにも、タイトルはそのままにしておいた方が良いでしょう。
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