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「非難轟々」
以下にもあるとおり、通常は「非難囂々」です。
とりあえず「非難轟々」ではなく「非難囂々」です。辞書的にはね。 pic.twitter.com/SY1KWAHULi
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) June 7, 2022
「喧々囂々」の「囂々」ですね。
「囂」は、騒がしい、かまびすしいという意味です。
もっとも、「囂々」も「轟々」も、連綿語という一種のオノマトペであり、用いられる漢字は「表音的使用にしか過ぎ」ません(『全訳漢辞海』第四版、1684頁)。ホウフツの表記が「彷彿」「髣髴」など多岐にわたるのと同様です。
まあ、心臓がドキドキと言おうが、バクバクと言おうが、状況によって変えていいのと同じで、非難がかまびすしいなら「囂々」、響きわたるなら「轟々」と考えることもできます。メディアでも昔から「非難轟々」を見かけます。ただ、多くはありません。基本的に「非難ごうごう」と仮名で書くからです。 pic.twitter.com/yA55upzu92
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) June 7, 2022
あくまで「囂々」と書くのが習慣だということです。
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