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単位の書き方

ここでは、一般的な文書における単位の書き方について説明します。

使用する単位は、世界中で広く通用している国際単位系(SI)を基本とします。

文章中においては、単位記号は原則として用いず、漢字または仮名で記述するようにします。

100メートル
70キログラム

単位記号を使用する場合は、初出時に漢字や仮名で名称を併記するようにします。単位記号は、必ず半角の立体(ローマン体)で表記し、数値と単位との間には半角の空白を入れます。

100 m
70 kg

この記述法は国際単位系で定められている規定に基づくものです。したがって、体積のリットルを筆記体で表記することは現在認められていません。人名由来でない単位なので、本来は小文字のl(英:エル、Unicode:U+006C)を使用するところですが、数字の1と見間違えるおそれがあるため、大文字のL(U+004C)を用いるのが通例となっています。

500 mL(500ミリリットル)

角度の「度(「°」、U+00B0)」「分(「′」、U+2032)」「秒(「″」、U+2033)」の各単位記号と数値との間には、例外として半角空白を置きません。

135° 1′ 36″ E(東経135度1分36秒)

温度の「度」の場合は、単位記号と数値との間に半角空白を置きます。セルシウス度の単位記号には、度の記号「°」(U+00B0)とラテン文字の大文字「C」(U+0043)の組み合わせを用います。

35 °C

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