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「足蹴りにする」

口語文法に従えば「足蹴りにする」ですが、ひどい仕打ちをする意の慣用句としては、文語文法に沿って「足蹴にする」が一般的です。

「足蹴」の「蹴」は、下一段活用の文語動詞「蹴る」の連用形が名詞になったものです。

(語幹なし)-
け(未然形)/け(連用形)/ける(終止形)/ける(連体形)/けれ(已然形)/けよ(命令形)

口語では「蹴り」となります。

蹴(語幹)-
ら・ろ(未然形)/り・っ(連用形)/る(終止形)/る(連体形)/れ(仮定形)/れ(命令形)

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