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『実態調査』と実体としての商店街

中小企業庁の調査報告における「商店街の抱える問題」と取り組み状況から推測される商店街が直面している本当の問題

この1ページから分かること:


1.上位1~3位の問題について
(1)街の将来―持続可能性に直接影響することばかり
(2)これまでほとんど取り組まれていない
(3)効果的な「対症療法」はあり得ない

2.現在取り組まれている事業との関係
(1)通行量増大事業では解決出来ない
(2)空店舗活用事業では解決出来ない
(3)集客事業(イベント、コミュニティ事業その他)では解決出来ない

3.商店街を存続するために・・
(1)必ず解決すべき問題、戦略―計画的に取り組むべき問題であることを確認する
(2)対症療法的、単年度事業では無理、3~ 5 年で解決の軌道に乗せる取り組みに
(3)喫緊の課題は個店の増収増益を実現する『売れる売り場』づくり、この課題の解決を 中心に据えた取り組みを考える


分かったこと:


1.「後継者不在」「店舗の老朽化」「売場の魅力低下」は、相互に密接に関係する問題、 取り組みのスタートは個店の増収増益=『売れる売場づくり』から 
2.これまで取り組まれてきた「対症療法」を中心とした事業は、商店街を商業集積として持続 させる、という上位目的にとってほとんど影響を与えることが出来なかった・・。
3.商店街の趨勢(大きな傾向)は、商業集積としての機能の維持が難しくなるばかり、眼に見 えている諸問題はこの傾向の進展の結果として起きていることなので「対症療法」では解決 出来ない・・。
4.体制の立て直しが必要だが問題は、”取り組みの抜本的な転回が必要だ” ということで は問題を共有したことにならないこと。
5.「後継者問題」は多くの商店街に共通する難問だが、時間が経つにつれて比重が高まってい る。 この問題に取り組んでいる商店街はほとんど無い。行政の施策も見当たらない。 対症療法専門で取り組んで来た活性化に、後継者、店舗の老朽化が重大な問題になること はとっくに分かっていたこと。

総会のシーズン

次年度の取り組みはどのように計画されていますか?
「実態調査報告書」は手元に保存されていると思いますが、事業にどう活用されていますか・・・

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