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写文集「 そうだったのか! 一乗谷 」

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こんなこと、あんなこと、知られざる情景を現場百ペン主義に基づいて写真と文章で綴った記事を集録しました。(随時、記事を追加していく予定です。このマガジン自体は現在も今後も有料ではあ…
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2024年2月の記事一覧

「祈り」そして「いのち」 ⒚

 時には悠然と、時には沈黙の言葉を発しながら、今日も一乗杉は佇んでいます。  いつもそこには、見えないはずの朝倉人の姿、魂が浮かび上がってくるのです。

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イケメン若武者の屋敷跡に佇む

 先日、「冬来たりなば春遠からじ」のタイトルで6回にわたり2月に咲く花、マンサクを紹介させていただきました。  マンサクは、国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」の城下町跡に春の気配を感じさせてくれる花です。  マンサクに続いて、最近は梅の花が咲き始めました。今回は紅梅が咲くイケメン若武者の屋敷跡を訪れてみました。  ちなみに、梅の時期が過ぎるといよいよです。桜の名所、一乗谷が大勢の観光客や見学者で賑わいます。来月には新幹線が福井県まで開通します。桜の季節は大混雑が予想されます。

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一乗谷空中散歩

 本稿は2021年7月に投稿済記事のリライトです。  福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館が企画・制作した「一乗谷空中散歩」というYouTubeのご紹介です。  同館内ロビーで、2年前まで来館者用に大型画面で常時上映されていた動画です。山城も含めて新しい視点で一乗谷を紹介しています。  現在は新館の博物館ができたため、本動画は上映されていません。しかし一乗谷ファンの皆さんには参考にしていただける映像だと思います。  ただ8分近くの上映時間で結構長いので、もしお時間がある時にで

「祈り」そして「いのち」 ⒙

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唐門幻想

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」(福井県)の観光のシンボル、それは義景館正門跡に立っている唐門です。  観光客の皆さんがこの唐門をバックに記念写真をお撮りになっている姿をよく見かけます。  写真愛好家さんにとって、春に一乗谷へ写真を撮りに行くといえばこの唐門のことです。桜の満開の時期には連日早朝からズラリと三脚が並びます。

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「祈り」そして「いのち」 ⒘

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」(福井県)の周囲に広がる「一乗杉」を撮り続けてる北野です。  今回は観光客の皆さんから「アイツ、正気か?!」と奇異の目で見られるのを覚悟で撮った一乗杉の切り株の「年輪」だけを集めてみました。  決して美しい被写体ではありません。でも魅かれるのです。  ②~⑳までの19枚は昨日撮ったばかりのほやほやの画像です。(①と最後の㉑は過去の再掲画像です)  変人北野は人目をはばからずに夢中で撮りました。面白くもない「ナニコレ?画像」で恐縮ですが、ご

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冬来たりなば春遠からじ ₆ (最終回)

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」で冬に咲く花、マンサクの画像をご覧いただきありがとうございます。  一昨日の福井新聞でもマンサクの話題が紹介されていました👇  毎年、新聞に載ると見学者や写真愛好家さんが急にたくさん訪れます。  私も昨日、所用で一乗谷の博物館へ行きました。その帰りに遺構へ寄りましたが、マンサクの見学や撮影をしている人々をたくさん見受けました。  拙稿のマンサク記事連載は今回が最終回です。毎回よく似た画像ばかりで恐縮です。  同じ画像は使っていませんので、

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冬来たりなば春遠からじ ₅

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冬来たりなば春遠からじ ₄

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冬来たりなば春遠からじ ₃

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冬来たりなば春遠からじ ₂

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「祈り」そして「いのち」 ⒗

 「コウイッテン」とは「紅一点」だけではなく、「黄一点」もあるんだと気が付きました。何の変哲もない、平凡な一乗谷の杉林(一乗杉)に魅せられ撮り続けている変人北野です。  一乗杉の林にワンポイントとして銀杏の黄葉を入れてみました。  一乗杉に「黄一点」

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冬来たりなば春遠からじ ₁

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」の早春の花の話題です。  朝倉氏遺跡に関する資料で調べてみました。  450年前の一乗城下町にはどんな草花が咲いていたのか、このような調査結果はこれまで公表されているのを見たことがありません。  動物音痴であるだけでなく、「花音痴」をも自認する私ではありますが、朝倉関係の書物で調べた結果は次の通りです。

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「祈り」そして「いのち」 ⒖

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」(福井県福井市)を撮り始めてからもうすぐ16年が過ぎようとしています。  3年ほど前から私専用(?)の撮影スポットがあります。一乗谷川を挟んで義景館跡と正反対に位置するやや高台の武家屋敷跡です。  時々、この高台で一乗城下町跡を取り囲んでいる山々の杉林を撮影しています。  見晴らしがいいところですから、時々観光客が「魅力的な景色が見えるのか?」と傍に寄ってきますが、すぐに呆れ顔で立ち去ります。  一乗谷馴染みの写真愛好家さんたちも何の変哲も

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