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写文集「 そうだったのか! 一乗谷 」

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こんなこと、あんなこと、知られざる情景を現場百ペン主義に基づいて写真と文章で綴った記事を集録しました。(随時、記事を追加していく予定です。このマガジン自体は現在も今後も有料ではあ…
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2023年1月の記事一覧

📖拾い読み📚 (大和古寺風物誌)

 今から約60年前、まだ学生だった頃、私が読みふけっていた一冊の本があります。「大和古寺風物誌」(亀井勝一郎著、新潮文庫、1953)です。  久しぶり(数十年ぶり)に書棚の隅から取り出して拾い読みしました。  文庫本ですが、その中には所々に赤線(傍線)が引いてあります。懐かしい気持ちになりました。  我が人生の晩年に、カメラを通して朝倉氏遺跡に「のめり込んでいる」(この言葉は写真界の巨匠、土門拳が「淫するなかれ!」と戒めていることですが‥‥)のは、この本の影響もあるのかもしれ

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冬来たりなば春遠からじ

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どうする宗滴 「その時,歴史は動いた」

 私は歴史学者ではありません。カメラのファインダーを通して、朝倉氏遺跡の本物の遺構に対峙し撮り続けている風景カメラマンです。

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義景追慕、その虚像から実像へ

 いきなり冒頭から先日の「つぶやき」を埋め込みました。  大変恐縮ですが今回はこの記事の続編というか本編というか、そのような気持ちで投稿させていただきました。  その意図は、戦国大名朝倉氏の中でも悲運の国主、朝倉義景の人物像の一端について私独自の想いを述べさせていただきたいからです。  冒頭の投稿記事の最後でつぶやいている「義景に寄り添う女性は四人のうちの誰なのか」についても、本稿の無料記事(前半部分)で14枚の画像を添えて明らかにしています。  「それはお前の妄想にすぎない

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対象に淫するなかれ

 「これは~、土門拳の世界だよ~!」  私が朝倉氏遺跡を撮り始めた頃のこと、平面復原区を散策する男性二人組が南北道路脇の巨岩の石積を見て、大きな声でつぶやいているのを耳にしたことがある。  私にとって写真芸術で巨匠といえば、昭和を代表する写真家の土門拳と入江泰吉、今は亡きこのお二人である。  本稿では、その土門拳氏のことについて私が感じていることを述べたい。  今回の記事構成は前半の部分に10枚の画像、後半部分に同じく10枚、合計20枚の一乗谷の画像を挟んでいる。

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一乗谷朝倉氏遺跡フレーム切手

 古い話で恐縮ですが、以前に日本郵便株式会社からの依頼で、国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」と国史跡「白山平泉寺旧境内」を題材にした10枚組のフレーム切手の画像をそれぞれ提供させていただいたことがあります。    今回はその内、一乗谷朝倉氏遺跡のフレーム切手の画像を紹介させていただきます。2014年に発売されたものです。

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