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写文集「 そうだったのか! 一乗谷 」

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こんなこと、あんなこと、知られざる情景を現場百ペン主義に基づいて写真と文章で綴った記事を集録しました。(随時、記事を追加していく予定です。このマガジン自体は現在も今後も有料ではあ…
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2022年7月の記事一覧

私のカメラ人生

 今回は前回同様、私の写真集「一乗谷余情」からの抜粋記事で、写真集の巻末に載せた「 私のカメラ人生 ~ あとがきに替えて~ 」の拙文です。  記事そのものは2010年に執筆したもので、波乱万丈の私のカメラマン人生27年間のうちの前半部分だけが記載されています。ご了承ください。  本稿の最後には、写真集の中の掲載作品から10点の画像を貼らせていただきました。併せてご覧いただけるとうれしいです。             私 の カ メ ラ 人 生 「50の手習い」という言葉があ

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一乗谷を歩く 〖蛇谷〗3-3

 蛇谷を紹介するシリーズの最終回です。  蛇谷はほとんどが未発掘で案内標識もなく、歴史ファンでなければ散策しない区域です。  しかし、朝倉時代103年間の初期の頃から朝倉氏一族の集住地でした。 12段の階段状の山裾の斜面には屋敷が建ち並び、壮観な佇まいを見せていたことでしょう。  今回は前半がこの蛇谷を22枚の画像で紹介させていただきます。そして後半は、ガラリと趣向を変えて私はまだ2度しか訪れたことがありませんが福井県越前市の和紙の里に鎮座する「岡太神社・大瀧神社」を37枚(

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私の一乗谷 

 今回は写真集処女出版「一乗谷余情」の追記1「一乗谷讃頌」の全文を、原文のまま転載させていただきました。  私にとっての記念すべき出版から10年以上が過ぎ去りました。掲載してある画像もキャプションも、また巻末の追記1,2,3等の拙文も今、あらためて振り返ってみると未熟な部分が目立ち、お恥ずかしい限りですが「私が生きてきた証し」として大切にしている次第です。    最後に、この写真集の中から無作為に10枚抽出して載せました。すべて2008年から2010年の間に撮影した古い画像ば

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一乗谷を歩く 〖蛇谷〗3-2

 国指定特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」を撮り続けている北野と申します。一乗谷の撮影は今年6月で15年目に入りました。  この「note」では手を変え品を変え(?)、拙作記事を通して田舎の写真作家が捉えた朝倉氏遺跡を紹介させていただいています。  本稿では前回に続き、蛇谷の紹介です。蛇谷という区域は朝倉氏近親者一族の屋敷跡と伝えられています。未発掘で雑草に覆われています。歴史的にも細かいことは解明されていません。  それでも蛇谷を散策していると、往時の朝倉人の気配を強く感じます

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諏訪館庭園で盗撮(?)しました。

 今回は穏やかでないタイトルですが、国特別名勝の庭園にいつもはいないアオサギがいたので逃げられないように隠れて撮ったというだけの話です。  2008年から一乗谷朝倉氏遺跡(福井県)を撮り続けていて、初めての出来事がありました。普通に考えればつまらないことなのですが、私個人にとっては驚きの体験でした。  2019年8月28日、まだ残暑厳しい諏訪館跡庭園の上段の庭で撮影中のことでした。ふと下段の庭の方へ目をやると、なんと庭石の上に一羽のアオサギがいました。    10年以上、現

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一乗谷を歩く 〖蛇谷〗3-1

 申し訳ありません。今回は季節外れの「桜」がテーマです。しかも有料記事です。(次回も時季外れですが秋の情景を取り上げる予定です。)  国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」の区域内に蛇谷という地名の区域があります。義景館跡と諏訪館跡(側室の屋敷跡)との間に挟まれて、山裾の斜面に12段の階段状に造成された屋敷跡が残っています。  蛇谷は朝倉氏初代国主の朝倉孝景の館をはじめ、朝倉氏近親者の集住地でした。  ただ、蛇谷は中の御殿跡(義景の母の屋敷跡)と、蛇谷を貫通する往時の道路跡を除いて

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石は黙ってものを言う 【義景館跡編】

 国の特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」の石の遺構をシリーズです。特に見学者・観光客・写真愛好家の皆さんの目に留まっていない見学・撮影スポットに焦点をあててご案内しています。    なぜ今、石なのか? 先年、朝倉氏遺跡の礎石・石垣・石積等が貴重な歴史遺産として高く評価されて日本遺産に認定されました。  しかし正直なところ、レプリカではなく朝倉時代の本物の石の遺構にもかかわらず、遺跡来訪者の方々の興味関心はそれほど高くありません。  そこで、現地の説明案内板や観光パンフレットやボラン

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石は黙ってものを言う 【下城戸編】

 好きな言葉です、「石は黙ってものを言う」。  国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」や国史跡「白山平泉寺旧境内」をメインに撮っている身として、「石の聲」を五官をとおして強く感じています。  冒頭からいきなりで自己PRで恐縮ですが、こちらは「福井・勝山石がたり日本遺産公式ガイド」です。トップページのメイン写真4枚の内、3枚(一乗谷と平泉寺)は私が撮影した画像です。(サイト内の他の画像は私と無関係です)  なお、公式ポスターにも最初の2枚が採用されています。👇

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アオサギ 13景

撮影日:  2022年6月30日 撮影地:  国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」 義景館跡外濠       外濠が発掘整備中で土嚢の上に愛しき「いのち」が休んでいま       した。偶然の出会いでした。 撮影機材:  EOS5DⅢ(機能作動不良が多いが騙し々使っています)        EF70-200ミリF4L 全13枚とも  絞り優先f5.6  マイナス2.0~3.3の範囲内で補正        ISO 400  焦点距離200ミリ(➀のみ135ミリ)       *光の取

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史実と妄想の狭間で

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」において、動画ではなく、スチルカメラでの撮影を通して表現活動を行っている北野と申します。  記録写真の域を離れて朝倉時代の歴史的事実や私独自の歴史ロマンをフィルターにして作品を創作する撮影スタイルをとっています。いきおい心象的な情景写真が主体になります。

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