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人々をひきつける平泉寺の魅力とは? 平泉寺白山神社(福井県勝山市)は中世に隆盛を誇った国史跡「白山平泉寺旧境内」の中心をなす聖地だ。1300年の歴史を有する。 規模的にも質的にも日本一と評される苔の境内。清澄で静寂な雰囲気が漂う。年々、全国からの参拝者や見学者が増えている。 しかし、有名観光地とは異なる。俗化されていないからだろう。リピーターの方々も多いように思う。 何がそこまで人々をひきつけるのだろうか。
御手洗池寸景
福井県の山間部に、苔の境内として近年全国に知られるようになった平泉寺白山神社という聖地があります。通称、「平泉寺」と呼ばれているため寺院と勘違いされる人もいますが神社です。
数年前のことです。光芒撮影が目的で平泉寺白山神社へ来られた東京在住の風景写真家(台湾出身)さんと境内で偶然出会い、意気投合しました。 その時は残念ながら光芒にはめぐり合えず、彼は意気消沈して東京へお帰りになりました。 その後、幾度となく光芒の出そうな時は連絡してほしいと電話をいただきましたが、こればかりは私にも予想がしづらく無責任な返答はできません。 2020年10月20日に彼から久しぶりに電話が入りました。 所用で金沢(福井のお隣の石川県)へ行くので、そのあと
1300年前、越前(福井県)に生まれ、白山を開山し白山信仰の祖とされる泰澄大師。 その泰澄の創建による白山平泉寺は次第に勢力を拡大し、中世の最盛期には48社、6千坊の坊院を抱える大寺院になります。 しかし、16世紀後半に一向一揆勢の焼き討ちにより全山焼失。その後、縮小規模で再興された白山平泉寺は江戸時代には福井藩の保護を受け、再び白山信仰の拠点寺院として崇敬を集めるようになりました。 そして明治に入り、神仏分離令により白山平泉寺は寺院を廃し、平泉寺白山神社となり現
「10年ひと昔」という言葉があります。 国史跡で日本遺産にも認定されている「白山平泉寺旧境内」(福井県)を撮り始めて今年の6月でその10年が過ぎようとしています。 60年以上も前に、NHKテレビで「事件記者」という人気連続ドラマがありました。「現場百ぺん」と「夜討ち朝駆け」という言葉を知ったのはこの番組でした。 私の撮影スタイルも「現場百ぺん主義」です。幅広く多くの撮影地を撮り歩くのではなく、近場で何回も通い詰めて撮り続ける主義です。 さすがに、ここ10年程前か