歳をとる

もう、単文しか理解しない、しようとしない、そして複文、重文は聞く気がないという母親。もともと人の話は聞かず、自分中心で、考えが浅く、話が通じない人ではあるが、87歳になり、ますますそのパワーを強めていくその姿を見ると、なんとも腹立たしい、やるせない、切ない気分になる。おそらく本人も孤独であろうに。できなくなる事が毎日毎年、どんどん増えて、物事の理解もできなくなる。まわりとの距離感を感じ、社会での自分の存在意義も薄れ、さぞかし大きな孤独感に苛まれているのだと思う。本人でないから、まだ、その歳になっていないからどのような気持ちかわからないが。
歳をとるって、なかなかツラいなあと思うにつけ、何が一番辛いのかと考えた時、それは「孤独感」だろうと思った。

あるyoutubeからの言葉
「孤独は悪いことではない。孤独は心の状態であり、実際の存在ではない。孤独を感じるのは自然なこと、孤独はそれを感じる自分の感情であり、自分の真の状態ではない。真の交わりは内面からくる。他人と一緒にいることではなく、自分自身との関わりにおいて平和であることが重要。全ての感情、思考は無常。感情を抑えるのではなく、それらを完全に経験し、その一時的な性質を認識すること。そして全てのものは繋がっている。全てが関連しあって生きている。呼吸するたびに毎秒身体は変わっていく。自分は個人を超えたなんらかの一部ということを意識する。本当に一人であることはあり得ない。」

親を改札で見送ったあと、目頭が熱くなる。老いた親に対して自分の苛立ちをぶつけたことへの気持ち悪さとあとは。。。なぜだかよくわからない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?