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【解説】Evil☆Twinスプライト

この記事ではEvil☆Twinスプライトを解説していきます。

スプライトが環境外カテゴリとなった現在でもEvil☆Twinスプライトはランクマやデュエリストカップで一定の実績を残しており、スプライトを使った構築の中でも頭ひとつ抜けた強さを持っています。

展開ルートも覚えやすく、比較的扱いやすいテーマですので是非組んでみて下さい。




サンプルレシピ

無理やり40枚に収めた結果スターターが1枚に…

Evil☆Twinとは?

Evil☆Twinは2020年9月12日発売のデッキビルドパック『ジェネシス・インパクターズ』にてOCGで初めて登場した、怪盗コンビの「キスキル」と「リィラ」を盤面に並べて戦うカテゴリです。
「キスキル」と「リィラ」はどちらも相方がフィールドにいる事で効果を発揮するデザインとなっており、この二人とそれらをサポートする魔法罠で構成されているコントロールデッキです。

「キスキル」のドロー効果と「リィラ」の破壊効果で徐々にアド差をつけていく戦術のため、高速化する現代の環境にEvil☆Twinカテゴリ単体でついていくのは難しく純構築で見かける事はまずないと思います。
レベル2とリンク2を主軸とするため、多くはスプライトとの混合構築ですが、最近では悪魔族のステータスを活かして破械やデモンスミス(2024年9月現在ではOCGのみ)との混合構築も見られます。

デッキの特徴

Evil☆Twinスプライトは混ぜ物デッキ全般で見てもかなりきれいな混ざり方をする組み合わせです。互いの弱点を補って長所を伸ばしあう関係になっており、とても強いシナジーを発揮します。

例えばメインギミックに除去はあるけど無効妨害はないEvil☆Twinの弱点をレッドとキャロットが補うといった形です。
相方を能動的に墓地に送りたいEvil☆Twinとレッドとキャロットのリリースコストが欲しいスプライト、1枚初動の安定感が欲しいスプライトと貫通力が欲しいEvil☆Twinといったように挙げればキリがないほど多くの点で噛合います。
それでいて混ぜ物特有の事故が少なく、互いに足を引っ張りあうケースがほとんどないため安定して高い勝率を狙えます。

この記事ではさもスプライトデッキの一種のように書いていますが、Evil☆Twinスプライトは厳密にはスプライトのサポートを得たEvil☆Twinデッキです。回し方が純構築スプライトとは異なるのですが、スプライトもEvil☆Twinも回すのはかなり簡単な部類ですので初心者でも扱いやすいデッキです。

構築について

Evil☆Twinの大きな特徴なのですが、メインデッキが「キスキル」モンスターと「リィラ」モンスター、それらにアクセスする魔法カードで占められているため、ほぼ全てのカードが1枚初動になります。

そのためスロットに若干の余裕ができますが、出張パーツを詰め込むより誘発を多く積んだ方が後攻も丸く戦えるため、エフェクト・ヴェーラーで誘発の嵩増しをしています。

Evil☆Twinスプライトは相性の良いギミックがたくさんあるので構築の自由度も混ぜ物の中では比較的高い方です。それらも別記事で紹介しようと考えていますので慣れてきたら自身で色々カスタムしてみて下さい。


採用カード解説

メインデッキ

スプライトテーマ内のカードについては以下の記事で解説してるので効果は割愛します。

メインデッキの「スプライト」モンスターは以下の採用枚数としました。

スプライト・ブルー 2枚
スプライト・ジェット 2枚
スプライト・ピクシーズ 1枚
スプライト・レッド 1枚
スプライト・キャロット 1枚

レッドとキャロットは2枚採用でもOKです。
メインデッキの枚数を40枚に抑える為に削りましたが、素引きをすれば貫通札や誘発ケアになります。

ただ初手でイビルツインの初動を引けない場合イビルツイン展開に繋がらないため、デッキ内のスプライトの割合を抑えました。
結果、スターターも1枚採用です。

あくまでサンプルですのでお好みで調整してください。

【Live☆Twin キスキル】
【Live☆Twin リィラ】

例によって実質スプライト。

「自分フィールドに他のモンスターが存在しない」ことが①の発動条件ですので、必然的にこの2枚が初動になります。相方をリクルートしてきましょう。このようにキスキルの効果でリィラを、リィラの効果でキスキルをフィールドに呼び寄せて、着地効果を狙っていくのがEvil☆Twinの基本的な動きになります。

初動なので3枚採用です。

【Live☆Twin キスキル・フロスト】
【Live☆Twin リィラ・トリート】

なぜか水族とアンデット族。何かに活かせないものか。

今回リィラ・トリートは不採用ですが、セットのようなものなので合わせて解説します。

キスキル・フロストとリィラ・トリートは貫通札です。初動になれません。

キスキル・フロストは②の効果が優秀で、相手がカードを手札に加えた場合、墓地の自身を除外して1ドローできます。追加で手札誘発を引き込めれば儲けものです。
そのため展開するときはできるだけこのカードに触ることを意識してください。

リィラ・トリートの墓地効果はあまり活用する機会がなく、キスキル・フロストよりも優先順位は低いです。

どちらも役割がスプライトと被るのですが、トラブルサンでサーチ可能かつ墓地効果が優秀なためキスキル・フロストのみ採用。
複数手札にあると弱いので1枚です。

【EM:Pグレニャード】

デッキに500枚積みたい

純構築でも説明しましたが、妨害にも貫通札にもなり得るカードです。
特にEvil☆Twinでは②の妨害効果を発動する機会は多く、積極的に手札か墓地に構えておきたい1枚。

【シークレット・パスフレーズ】

ヒミツの暗号

Live☆Twin トラブルサンをサーチします。トラブルサンがキスキル、リィラをサーチできるため、このカードも1枚初動になります。

一度展開が通った後は実質死に札となるため1枚採用としました。2枚以上あるとトラブルサンと一緒に初手で引くのが弱いので、あくまで「4枚目のトラブルサン」程度の認識で1枚採用で良いと思います。

2枚採用する場合は初動以外のサーチ先もしっかり入れておきましょう。
ちなみにこのカードでサーチできる「イビルツイン」モンスターは「Evil☆Twinsキスキル・リィラ」のみ(2024年9月現在)で、今回は不採用としています。

【Live☆Twin トラブルサン】

②はのダメージは重複します。一応。

シークレット・パスフレーズでサーチしてきます。

①の効果でキスキル、リィラにアクセスできるためこのカードも初動になります。サーチ効果が「ライブツイン」モンスター指定のためキスキル・フロスト、リィラ・トリートもサーチ可能です。
このため、無印キスキル・リィラの初動を誘発で止められた後にトラブルサンで貫通札をサーチ、といった使い方も出来ます。

②の効果をあてにする事はまれで、使用後は禁じられた一滴のコストとしてリリースすることがほとんどです。

シークレット・パスフレーズと同じく2枚目以降はそれほど重要ではありませんが、1枚初動になるため3枚採用です。

【スプライト・ダブルクロス】

実質イビルツイン

スプライトの紹介記事で解説したため効果の解説は割愛しますが、墓地のキスキル・リィラを蘇生する事ができるためこのデッキでは重要な役割を持ちます。

墓地のリンク体キスキル(リィラ)の蘇生にチェーンして墓穴の指名者やビーステッドで除外されるとEvil☆Twinのメインギミックが機能しなくなってしまうため、ここは手厚くケアする必要があります。

この構築ではリンク体キスキル(リィラ)の蘇生効果の他にエルフの蘇生効果とダブルクロスの3パターンを用意しています。
このカード自体はジェットでサーチが可能なので1枚採用です。

【禁じられた一滴】

最強のまくり札。

汎用カードですが、このデッキでは「能動的にキスキル・リィラを墓地に送る」「後手まくり」と明確に2つの役割があります。

相手を妨害しながらリンク体リィラを墓地に落とせる点でこのデッキとはとりわけ相性が良く、展開ルートの項でも解説しますが後手のまくり札としても無類の強さを発揮します。

特に後攻では初手に欲しいのですが、サーチ手段がないため3枚採用です。

〈その他汎用カード〉

効果は有名なものばかりなので割愛します。

親の顔より(以下略)

【灰流うらら】
増殖するGが重いこのデッキにおいて、採用必須です。
手札に来て欲しいので3枚採用。

【増殖するG】
通れば後攻の不利すら覆す最強カード。
当然3枚採用です。

【エフェクト・ヴェーラー】
1枚初動が豊富なため、誘発を多く積める恩恵を活かすために3枚採用。
ただしエフェクト・ヴェーラーは増Gメタにはならず、相手メインフェイズのみアクティブなため先攻で腐ります。
場合によっては環境に合った汎用カードに差し替えても問題ありません。

【無限泡影】
手札から発動できるため後攻でも腐らない点や、増Gを投げられた際にも相手にドローさせずに無効妨害を構えられる事、発動にターン1制限がなく重ね引きしても強い事を評価して3枚採用です。

【墓穴の指名者】
増殖するG対策、墓地メタとして有用なため最大枚数の2枚採用です。

【抹殺の指名者】
増殖するGはもちろん相手の無限泡影を弾ける貴重な札です。
制限カードなので1枚。

EXデッキ

スプライトモンスターは別の記事で紹介したため、効果は割愛します。

【スプライト・エルフ】
リンク先のキスキル・リィラを泡影ヴェーラーから守ったり、リィラ蘇生に墓穴の指名者やビーステッドをチェーンされた場合のケアなど重要なモンスターです。特に後者は確実に負け筋をひとつ潰せるので可能な限りフィールドに維持しましょう。

戦闘破壊されたりレッド・キャロットのコストでリリースすることも多く、2枚採用です。

【ギガンティック・スプライト】
レベル2かリンク2×2体でキスキルorリィラにアクセスできます。盤面が拮抗しているときなど2枚目が欲しくなる時があるので2枚。
2枚目は必須ではないですがあると安心です。

【Evil★Twin キスキル】
【Evil★Twin リィラ】

I:Pマスカレーナと同じ世界線のキャラクターらしい

このデッキのメインギミックです。

キスキル①の効果の1ドローは非常に優秀ですが、最も重要な役割は②のリンク体リィラを墓地から蘇生する事です。
そのためリンク体キスキルをフィールドに、リンク体リィラを墓地に置いた状態でターンを渡すことが自ターンの目標となります。

先攻展開の中で2枚目を使う事があるので2枚採用です。

リィラ①の効果はフィールドのカードを1枚破壊できます。魔法罠ゾーンのカードも割れる為、バックに触りづらいスプライトの弱点を補ってくれます。

2枚あると墓地から除外された際も安心ですが、基本は墓地に1枚置いておけばギミックは回るため、EXの枠の関係で1枚採用。

イビルツイン展開をしたターンはEXからの召喚に悪魔族縛りがつきます。スプライト・エルフやS:Pリトルナイトをリンク召喚する際には気を付けてください。

【Evil★Twin’s トラブル・サニー】

①の効果に墓穴で全てが終わる

3300と高い打点を誇るこのデッキのフィニッシャーです。

①の効果はバトルフェイズにも発動できるため、「トラブルサニーで攻撃した後に①の効果で自身をリリースしてキスキル&リィラで追撃」で5500のライフカットが可能です。
追撃にスプライト・ガンマ・バーストを使う事で3300+2500+2500=8300でリーサルまで持っていくことができます。

リーサルが取れない場面でも①の効果使用後に②の墓地効果で壁となるモンスターを除去する事もあるので覚えておいてください。1枚採用でOKです。

補足ですが、②効果のコストで「Evil☆Twins キスキル・リィラ」をデッキから墓地に落とすという使い方もします。
その場合はおろかな重葬や月女神の鏃でEXから直接墓地に落とすため、専用の2枚目を積む場合があります。
今回は「Evil☆Twins キスキル・リィラ」不採用のため、そういう構築がある事だけ知っておいてください。

【I:Pマスカレーナ】

リンク版赤き竜

いつも通りの使い方なので特に解説不要です。
このデッキではリンク素材としてリンク体リィラを墓地に落とす事も大事な仕事です。

【S:Pリトルナイト】

色んなデッキに採用されすぎて書く事なくなってる

主にマスカレーナの相手ターンリンク先となる他、増殖するGを撃たれた際の止まりどころとしても優秀です。
戦士族のため、イビルツイン展開後はリンク召喚できなくなる点には気を付けてください。

【魔界特派員デスキャスター】

名誉イビルツイン

打点が1100と低いキスキル・リィラに①の効果で戦闘破壊耐性を付けられる事、コストのリリースも能動的にリンク体リィラを墓地に送れる事、手札コストが必要ですがリィラの蘇生手段になれる事を評価しての採用です。

先攻展開の中でこのカードを立てる事があります。
リンク体キスキルとリィラの2体でこのカードをリンク召喚して②の効果で素材にしたキスキルを蘇生すると、相手ターンにリィラを墓地に置いた状態からスタートできます。

【破械雙王神ライゴウ】

とにかく破壊するけど基本受け身。告白待ち女子か。

フィールドのカードが破壊されたときか自分・相手エンドフェイズにフィールドのカードを1枚破壊します。

一見受け身な発動条件に見えますが、リィラの着地効果と合わせる事である程度任意のタイミングで起動させることができます。
1体でボードアドバンテージを最大3つ奪うため、相手はこのカードへの対処を余儀なくされます。

特に永続魔法罠がキーカードとなる対面では有用なモンスターです。

【天霆號アーゼウス】

無制限に緩和おめでとう!2枚目?いらない!

リンクモンスター全盛の現環境では出番が減ったとはいえ、劣勢を巻き返しうる力は健在です。
リンクモンスター中心で戦うこのデッキにおいてはターンの頭からアーゼウス着地を狙っていく事になるので、展開が繋がるか相手の盤面とこちらのハンドをしっかり見極めましょう。

【厄災の星ティ・フォン】

露骨に遅れてやってくるヒーロー

悪魔族のため、イビルツイン展開後の制約がついていても召喚できます。

一見複雑な召喚条件に見えて実は非常に出しやすいのですが、ティ・フォンを特殊召喚したターンはモンスターを召喚・特殊召喚できなくなる制約がつきます。
ティ・フォンが役に立つ場面はそもそもティ・フォン1枚ではどうにもならないくらい劣勢な場面が多く、使いどころが難しいカードです。

他に有用なモンスターがいれば入れ替え候補となります。

【No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート】

後手のフィニッシャーとして最強格

後攻の勝ち筋のひとつです。

使い方は純構築で解説した通りです。
後攻で自分のターンが回ってきたらイビルツイン展開にいくのか、シャドー・モスキートでリーサルを取りに行くのかを見極めましょう。

採用候補・不採用カード

拮抗勝負や三戦の才などの汎用カードは、明確な理由がない限り環境との相性で入れ替えているので割愛します。

【Live☆Twin エントランス】
手札を1枚捨てて「キスキル」モンスターか「リィラ」モンスターをリクルートします。
初動・貫通札になるとともに、召喚権を使わずにイビルツイン展開ができるため後手まくりにも一役買います。
ただしEXデッキから「イビルツイン」モンスターしか特殊召喚できない縛りがつくために使いづらさも目立ち、初動や後手まくりのプランが他にも豊富にあることから採用は見送りました。

【Evil★Twins キスキル・リィラ】
「メインデッキに入る「Evil★Twin」ネーム持ち」という所に価値があり、トラブルサニーの墓地効果のコストとしてデッキから墓地に落とす使い方ができます。

自身の除去効果は拮抗勝負と同じく相手に課すタイプの効果なので耐性を貫通できるのも魅力です。イビルツインデッキであればそれほどコストは重くないでしょう。ただしこの運用はアクセスコード・トーカーと枠を争うことになります。

また、「キスキル」「リィラ」両方のネーム持ちでもあるのでフィールドにいるとリンク体キスキル(リィラ)の蘇生ができなくなります。
何らかの素材にしてフィールドからどける手間が必要です。
欲を言えば無印キスキルと合わせて悪魔族であるカオス・アンヘルにしたいところ。

いずれにせよ、採用したらそのポテンシャルを活かすには構築を大きく変えなければならないため今回は不採用にしました。
充分採用圏内のカードです。素引きが弱く使う場合は1枚採用ですが、使用後のケアなどは忘れずにしてあげてください。

【屋敷わらし】
このデッキの負け筋である「墓穴の指名者で墓地のキスキル(リィラ)を除外」されるケースをつぶしてくれる貴重なカードです。
このデッキではエルフやダブルクロスを重ねてチェーンすることで対策としているので不採用にしましたが、充分採用圏内です。お好みでエフェクト・ヴェーラーと差し替えても良いと思います。


展開ルート&戦い方

展開ルート

紹介する展開ルートは「通常展開」「上振れ展開」「下振れ展開」の3種類です。

【通常展開】
「Live☆Twinキスキル」もしくは「Live☆Twinリィラ」1枚初動の展開です。
以下が最終盤面と展開ルートになります。

全体的にピンク

可能な限りLive☆Twinリィラから展開をスタートして下さい。
Live☆Twinキスキルではなくキスキル・フロストしアクセスし、墓地に落としておく事で相手ターンに1ドローが狙えます。追加で誘発が引き込めれば儲けものです。

キスキル・フロストをリクルートするのが定石

最後のデスキャスター着地ですが、キスキルの蘇生にハンドコストが必要です。手札の質が良い場合は2体目のキスキルで着地してもOKです。

デスキャスター蘇生効果後は悪魔族縛りがつくので、スターターでキャロットを立てる場合は先にスターターを使うように注意してください。

このあと悪魔族縛りがつくので必ず先にスターターを使おう

【上振れ展開】
通常展開にスプライトが絡んだ場合は、以下のように上振れます。
盤面は通常展開と変わりませんが、墓地にマスカレーナとグレニャードを埋めてあるので妨害数は増えています。

じつはこの動画の手順だとニビルを踏んでしまいます(間違えた)。レッドかキャロットを素引きした場合は別ですが、基本は5回目の召喚までにギガンティックの効果を発動してください。

墓地にグレニャードとマスカレーナがいる為、妨害数は増えてる

途中マスカレーナを展開に挟んでいますが、相手の展開によってはエルフでマスカレーナを蘇生してそのままリトルナイトで妨害することもあるので先攻展開で触っておくと妨害の選択肢が増えます。

EXにいたら相手ターンに出せないからね

【下振れ展開】
まれに、初手にスプライトしか来ないパターンがあります。
それがこのデッキの下振れなのですが、以下のように展開します。
A、Bの2パターン用意しました。

目いっぱい積んだ手札誘発もあてにして相手ターンを凌ごう

AとBの違いは「ギガンティック・スプライトを展開に挟むかどうか」だけです。どちらのパターンも最終盤面は変わらないのですが、盤面が心もとないのでAパターンではギガンティック・スプライトを挟んで墓地にグレニャードを落とし妨害を構えます。
キスキル・フロストを落として相手のサーチに合わせて1ドローを狙うのも手。誘発を引き込めれば御の字です。

相手がギガンティック・スプライトに誘発を当てようと構えている場合もありますから、ラグ読みから「何か誘発を握っているな」と踏んだらBパターンのように直接エルフのリンク召喚まで手順を飛ばしてしまってもOKです。
その場合ニビルがケアできないので気を付けて下さい。

後手まくりについて

おまけで後手まくりの入り方です。
シャドー・モスキートやアーゼウスでまくる為に相手の妨害を掻い潜る必要があるのですが、「Live☆Twinキスキル」もしくは「Live☆Twinリィラ」と合わせて禁じられた一滴を引いていればこのような入り方ができます。

リクルート効果を発動したリィラにチェーンして一滴でリィラをリリースすると自分フィールドにモンスターがいなくなるため、今度はキスキルのリクルート効果が発動します。

一滴でリィラをリリースすると…
キスキルの①効果発動条件を満たす

この後2体目のリィラが出てきて結局レベル2が2体揃うので、実質一滴のコストを踏み倒したことになります。
要は「Live☆Twinキスキル」と「Live☆Twinリィラ」が一滴のコストとしていかに優秀か、という話です。

おシャンティなまくり方。これができたらあなたも中級者!

発動後、効果処理待ちの速攻魔法もコストにできます。
これはイビルツインに限らず遊戯王でよく使う小技のようなものなので常に頭に置いておくと効率よく一滴をまくり札として使うことができます。


まとめ

今回できるだけスタンダードな型を紹介しました。イビルツインスプライトは使い手も多く、様々なギミックが開発されているので他にも探して自分なりの型を見つけてみて下さい。

このnoteでも随時相性の良いギミックを紹介していく予定です。
ではまた。

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