新たな機会に、YESと言う!

先日のNIKKEI STYLEの記事に、日本マクドナルド・カサノバ社長の「チャンスが来たら絶対Yes!」 という記事がありました。

「私は、ビジネスウーマン向けのシンポジウムや女性社員向けの社内イベントで話をする際、必ず『Say yes to every opportunity』と

言って、女性たちを励まします。チャンスをもらったら絶対にノーと言うなという意味です」女性だけでなく、新たな機会にオープンマインドで、YES!と一歩踏み出すことは大切です。この記事を読んで、映画「イエスマン」を思い出しました。ジム・キャリー演じるやる気のない銀行員が、友人に薦められてちょっと怪しいセミナーに参加する。そこでこれから決断を迫られた時は、すべてYESと答えるよう約束させられる。そこからあらゆる機会にYESと答えることによって、ドタバタ&ラブコメディが繰りひろげられていく。“NOマン”が“YESマン”に変わったことにより、人生が変わっていく。「イエスマン」は、何も考え得ずに見られる面白いコメディ映画ですが、新たな機会にオープンマインドな人とそうでない人の人生の違いをうまく描き出しています。

アカデミー賞を6部門で受賞した「フォレストガンプ/一期一会」も、似たメッセージの映画に思えます。トム・ハンクス演じる知能の少し低い主人公フォレストの半生を描いた映画です。大学のアメリカンフットボール、ベトナム戦争、卓球全米チーム、会社設立、アメリカ横断マラソン、そして、幼馴染の元恋人との再会などなど、目の前に現れた偶然にオープンマインドで、目の前のことを一所懸命取り組んだ人の人生が開かれていくという物語です。

機会にオープンマインドな人とそうでない人の人生は、やがて大きな差となってきます。私の知人に、キャビンアテンダントから大学院、企業の人事を経て、起業された方がいます。この方がCAになった経緯はささいな偶然がきっかけでした。大学4年生の春、学食でランチをしていると同級生に会う。その時、「今日、ウチの大学で○○航空の会社説明会があるんだけど、一緒に行かない?」と誘われる。CAになろうと思っていたわけではないけど、面白そうだからと思い、参加してみる。これがきっかけで、その会社でCAとなる。もともと目指いていた友達は落ちてしまったそうです。なんとも皮肉な話ですが、友達の誘いに「興味がないから」とか「面倒くさいから」と断っていたら、まったく違う人生になっていたはずです。

人生は、清水の舞台から飛び降りるような大決断ではなく、意外と些細なきっかけや判断によって彩られていく。新たな機会にオープンマインドで、YES!と一歩踏み出してみることが、後々振り返ってみたら、重要な分岐点だったという話はたくさんあります。いつもの仲間、いつものやり方、自分のできること、いつも安全地帯にいては、新たな出会いも成長も学びもありません。安全地帯からほんのちょっと踏み出たところで、人は出会い、学び、成長する。

自分の中で少しでも心が動くなら、新たな機会にはYESと言おう!

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO35827680X20C18A9000000?channel=DF041220173308

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