見出し画像

水星の魔女19話をふまえた異母兄弟の感想

いやー、今までにない情報を出すのは反則だろ!という感じで、全くもって予想もなんもありませんでしたね!

でもあそこまでスレッタとラウダを対比させて、グエルとミオリネを共同体にした上でのあれなので、ラウダにフォーカスしないはずがないという希望的観測と、グエルとラウダの関係や情報をまた整理していこうということで、記していきたいと思います。

あ、最後の方めっちゃお婦女子みたいな感じになってるので、ご注意ください!!いや、私が悪いんじゃなくて、この二人のこと考えるとどうしてもモチーフがそうとしか思えなくて私はわr(ry

※2023/6/6追記 合っててほしくないな、と一番思ってたMS戦闘が起きたのでもう解散です!
そしてもう、グエルがラウダをどう思ってるのかもわからなくなってきてもう怖いよ~!

まず。やりやがったなプロスペラ~!


今回、プロスペラがちゃぶ台返しをしてきて大変なことになったんですが、前回でついていた嘘もまた判明しましたね。

ジェターク社とガンダムシュバルゼッテを作ったタイミングは、ミオリネが株式会社ガンダムを起こす前だと言っていましたが、ジェターク社でこのプロジェクトに直接かかわっているスタッフは「株式会社ガンダムと合同」と言っていました。

しかしプロスペラの言葉が正しければ、ここは「シン・セー開発公社と合同」になるはずです。

ミオリネが「今度は私が約束守る番」と言っていて、株式会社ガンダムが関わることは確定ですが、まだ関わっていません。シュバルゼッテ発覚、地球へ行くことを決意する、のは一日の中であるはずなので、まだ正式には表明していないはず。

ということは、この時点で「株式会社ガンダムと合同」ということは、プロスペラが最初から株式会社ガンダムの名前を使って共同開発としたか、買収されてすぐに名義を変更したか。いずれにせよ、ミオリネに無断で株式会社ガンダムの名前を使っていたことになります。

そして、18話で見たシュバルゼッテと、19話で見たシュバルゼッテは、恐らく製造ラインが違う、別機体でしょう。18話のシュバルゼッテは、指摘した通り開発スタッフもおらず、塗装も何もされていない状態で、19話のシュバルゼッテは、きちんと開発スタッフがいて、塗装までバッチリ完了しています。

これはプロスペラが関与しているというよりは、ヴィムが製造ラインを二つに分けたんだろうな、とは思います。

グエルが把握しているのは、あくまで「コンセプトモデル」として製造されたシュバルゼッテ。機体の容姿がガンダムに酷似しているからグエルもミオリネもガンダムだと思っていますが、恐らくあれはプレーンなジェターク社のMSで、GUNDは使われてはいないんじゃないかなと。

それでプロスペラもヴィムがガンダムとコンセプトモデルを分けて製造しているのは知らないんじゃないかな?

理由はやっぱり、プロスペラが突然つついてきたのが進捗確認も兼ねていたり、グエルが苦み走った顔をしているので、コンセプトモデルの方ではありますが製造を凍結させているとしたら、いい機会でもあるのでミオリネもいるタイミングで確認をした。それに対して「あら?」という反応をしていないので(画角的に見えてないかもですが)、合同で作った機体であると認識しているとしてもおかしくはありません。

それから、ラウダも知らないという点もあります。

ラウダはヴィムに近い位置にいましたが、それでもシュバルゼッテがガンダムの技術を使ってアップデートされているという点は全く知らなかった。ということは、ヴィムはラウダに一切この合同事業のことについて話していないし、グエルが製造ラインを見つけられていないので書類にも具体的なことを遺していない。

どうしてそんな面倒なことしたんだ~?とは思いますが、ガンダムの技術だけ習得してバックレる気だったのかもしれないな~というのは仮説としてはあります。ガンダムに似ているシュバルゼッテコンセプトモデルを出して、「できたぞ」する気だったとか。

いずれにせよ、プロスペラはもうとっくに株式会社ガンダムにシュバルゼッテ開発を肩代わりさせる気だったし、そのために嘘もついていた。

それで、せっかくGUNDの理念である医療事業をしている株式会社ガンダムの名前で、ゴリゴリ戦闘用MS開発をしているジェターク社との共同なんてどう考えても兵器運用しか道がなさそうなガンダム開発に巻き込もうとしているのかというと、今回地球に降り立つのはシュバルゼッテを予定していたから、なのかな~と。

エアリアルを使う時に「エアリアルを?」と聞いていて、それは本当だったんじゃないかなと思います。ミオリネがエアリアルを連れて行くのかはわかりませんし、シャディクが総裁選に出ることを伝えて焦らせ、暴動のニュースを見せて地球に降り立つところまではプロスペラのプラン通り。ではそこで使うMSは?というと、この流れだと直前で紹介したシュバルゼッテのつもりだった。ところが完成度もそこまでではなく、ミオリネもエアリアルを使う気になったのでプランを変更した。

じゃああの騒動を起こす気はなかったのかというと、そんなこともなくて、シュバルゼッテにカヴンの子の情報を搭載していて、子機(ガンビット)として使う気だったのではないか?

これは距離が離れていてもパーメットの情報共有能力とか何かで、「同じ情報を持っている機体同士」はある程度離れていてもその繋がりが途絶えない、という前提条件が必要ですが、もしそれが可能なら遠方にいるエアリアルに乗って操作することも、あるいはもうパイロットはいらないと言っているようにエアリアル単騎でオーバーライドできるなら、シュバルゼッテの遠隔操作は可能ということになります。

そしてシュバルゼッテが地球に行っていたのなら、その操縦者はジェターク社CEOのグエルとなる。これからプロスペラが宇宙議会連合とオックス・アースのことを明かすのかはわかりませんが、この役目がグエルだったとしたら、彼はガンダムを量産している黒幕がいることを目撃し、御三家であり総裁候補であるミオリネの後援者という高い地位によって、そのことを直接調べて糾弾することもできる。シュバルゼッテが制御できなくなったのも、そいつらのせいにできるし、エアリアルは汚れることなく復讐はより確実に果たされる。

今となってはわかりませんが、プロスペラが持ち場を離れて不審な動きをしたことはわかっているので、もしミオリネに明かして彼らを止めることこそが戦争を回避する方法です、とかなんとか言って篭絡する展開がきたとしたら、恐らくプロスペラの本来の狙いはこっちだったことになります。

そもそもカヴンの子がシュバルゼッテに組み込まれているのかもわかりませんけども…しかし、エアリアルが安定しているのはエリクトを母体としているからであり、ガンビットにエリクトの遺伝情報を使っている?=クローンとして生み出したのではなく、あくまで遺伝情報を共有することでより高い操作性やパーメットの能力を十全に動かすためである、とすると、カヴンの子を使った安定性をヴィムに提示している可能性はあるだろうなと思います。(遺伝子から作ったと言っているので、微妙なんですが、そうなると17年前に12人の「エリクト」を作って生き残ったのがスレッタとかになっちゃうので…)

カルド博士がルブリスを希望としていたので、ガンダムの呪いは技術だけで克服できて、誰かを犠牲にすることはない技術のはずなので、カヴンの子も本来はいらないんだろうなと思いますが、プロスペラはそれ以外を知らないので、仮に克服できるとして提示するのなら、エリクトを取り込んだエアリアルをベースに話をするはず。

そうなると、シュバルゼッテがカヴンの子である可能性も、まぁあるのではないかなと。

…もしこうだとすると、グエルに今回の暴動の引き金を引かせる気だったのかということになり、マジで「やりやがったな~プロスペラ~!」になるんですけど、どうなんですかね~?わかんなくなってきました。

グエルとラウダ周りの描写


今回グエルがフォルドの夜明けにいた時に会ったセドと再会して、帽子を渡して、ってなったんですが、あれどうしてグエルがそこまでしたのかってところがよくわからんな~ってなりましたね、個人的に。

セドを通じてオルコットに再会したかったのかな?とも思いましたが、グエルではなくケナンジが聞いていて、「ううん」と言われれば追加で聞くこともないし、ケナンジから「もう行きましょう」と言われてもうちょっといたそうな感じはありましたが、結局何をするつもりだったのかは謎。

一番驚いたのが、セドに「学校に行きたい」とせがまれて「アカデミーのOBを頼れ」とすげなく袖にしたところですね。あ、結構ドライなんだ!?って。

貧困層の地球の子供からの願いや夢という貴重な意見に、「そうか、ジェターク社でもその点を補っていこう」「グループ全体で支援するようミオリネに提案してみよう」と、前向きに検討するんじゃなくて、すごいドライに突き放すんだな…と。あそこがちょっとグエルっぽくないというか、やっぱり余裕ないんだなグエル…って感じでちょっと寂しかったですね。セドもグエルならと思って声をかけたんだろうに。いや、ああいう子はガッツがあるので、例えばエラン相手にもやったとは思いますが、グエルとしてはせっかく築いた縁であり、「地球がどうなっているか知りたい」という思惑で降りるのなら、まさに今「孤児でも学校に行きたいという夢がある」という情報を得られたのだから、それを有効活用する展開にもできただろうにな~…と、そこがちょっと残念でしたね。結局シャディクの情報ですぐに宇宙に帰ることにもなってしまいましたし、地球で得たものがトラウマと再起の決意だけにもなってしまった感じで、将来的に地球を再建するということでもう一度向き合うとは思うんですが、ちょっと残念でしたね。

それ以外は、オルコットたちは、言うて彼らテロリストでドミニコス隊としても煮え湯を飲まされて、ケナンジも真っ先に聞いていたので絶対しょっ引く気まんまんなので、そりゃ行けないだろうなと思っていたので、それはOKでしたね。私は。

ラウダは、もう考察がすべておジャンになって、彼が会社のことなんもわかってない…いや、あの子本当にどういうポジションなんだ…?と頭が真っ白になっちゃったんですが。

グエルが知っていることはもれなくラウダも知っているだろうと思っていたので、グエルはシュバルゼッテがガンダムであり、プロスペラと共同開発をしていることも知っていて、ラウダはなんも知らんというところに、「あれ!??」となってちょっと笑っちゃったんですが。あとは前回の引きで速攻本社に行ってるところもびっくりしましたね。「自分じゃ…」みたいに凹む前振りなのかなと思ったんですが、全然元気に怒ってスタッフに詰め寄ってて、タフが過ぎますね、あの子は。

あとは、多分あれは素直に地球のニュースを見て、「ミオリネぇ…!」となっていると個人的に思います。後程また展開予想という名の妄想をしますが、直前で「ミオリネがガンダムをジェターク社に開発させている」という情報を得て、「ミオリネが!?」とラウダに言わせているので、ここの動線はストレートなんじゃないかな?と。

手を取り合って二人で復活するんじゃないかなんて甘い青春妄想をしていた人間をぶった切るように、スレッタもラウダも最終的に自分でメンタルセットしてて、もうあの二人は手と手を取り合って立ち上がるとか、そういう展開はないんだろうな!と諦めましたね。勝手に一人で立ってます、あの二人は。

そんな強い二人がどういう展開するのかマジで謎~!って感じになりましたが、こうなったらおもしろいな~というのを思いついたので、展開考察という名の妄想としてこれからは書いていきたいと思います。

地球に行くラウダをグエルが追いかける展開に?


これはまず、グエルがラウダをどういう位置づけに置いているのか、というのを考えた上での前提が必要なので、見たら一瞬でひっくり返りますが。※そして今日、なんでか知りませんがロウジが謎機能だしたりしてるんで、もしかしたら学園総出でシャディクを捕まえる展開になるとしたら、この考察はお蔵入りです!

まず、グエルはラウダを「絶対に失いたくない存在」というのは大前提として、「守るべき存在」なのか「いざという時は頼るのもやむなし」という見方をしているのか。という大きくどちらの存在として認識しているのかがこれからの展開や二人の関係性において重要なファクターになってくると思っていて、私はグエルはラウダを守るべき存在だと思っていると考えています。

まずグエルは17話でスレッタに「ジェターク社を立て直したいんだ。あそこだけが、俺と父さんの繋がりだから」と語っていて、わざわざ「(会社)だけ」と言っています。

ところが、15話では会社が潰れそうと聞いて、どういうことなのか状況を教えてくれるよう懇願するときは「家族のことなんだ」と言っていて、その後「もう失くしたくないんだ。俺と、父さんを繋ぐもの」と言っていて、この「俺と父さんを繋ぐもの」は、明確に残された最後の家族であるラウダも含まれているはずです。

ところが、17話ではすでに「俺と父さんを繋ぐもの」は「ジェターク社だけ」になっていて、ラウダがそれに含まれなくなってしまっている。

じゃあラウダはグエルの「大切なもの」の中に含まれないのかと言ったら絶対そんなことないというか、したらもうグエルはキャラ崩壊起こしてしまっているので、ラウダもまた大切なものであり、「絶対に失いたくない」もののはず。ということは、もはやラウダはグエルにとってジェターク社とは別枠の大切なものになっている。ということになるはずです。

それで17話では「俺たちで何とかしないと」と言っていたので、この「俺たち」はミオリネと同盟を組む前の話なので、自分とラウダである。しかし18話では会社運営を何とかしているグエルと違い、ラウダは学園に戻ってしまっている。そして19話では、グエルが知っている情報をラウダが知らないという齟齬が生まれている。

つまり、グエルはラウダとジェターク社を切り離していて、情報も経営からもラウダをはじいている。これはどういうことなのかと言えば、恐らくラウダを守るためです。

グエルはミオリネがスレッタにやったことを間近で見ていて、それが「深く愛しているから」であり、「大切なものを守るため」の行動であると理解しています。温室で自分と結婚するのは大切なもの(スレッタ)を失いたくないからだと言われていて、それを受けたグエルも大切なものを守るためには徹底的に自分から、そして血なまぐさい世界から遠ざけなければならない。と学習して、同志として扱っていたラウダを手放した。

それまで頼りにする気まんまんだったラウダを手放したのはなんでか、っていうのは、いろいろ理由があると思いますが、直前でオーバーライドされてMSの操縦権を奪われるという恐怖体験を経験したのと、「僕は兄さんを支えるよ」と言われたことが大きな原因だろうなと思います。

どれだけ優れたMSに乗っても、どれだけ優れた操縦技術を持っていても、ガンダムにオーバーライドされてしまえば巨大な棺桶と死を待つだけの存在になるしかない。裏工作知っているのかってところですが、恐らく3話の裏返しとするとグエルは最終的にミオリネが自分を「勝たせる」ことはわかっていて、突然今度は逆に動かなくなったエアリアルに、何かしたのだろうということはわかっていたと思います。しかし逆を言えば、そういう外的要因がなければ自分は負けていた。
もしこれが実戦で、狙われていたのがラウダなら、殺されるのはラウダである。そう思い至ったら、二度と戦場に立つ道に進んでほしくない、と少なからず思ったはずです。特にグエルはトラウマを抱えたままですし。

次にラウダの「僕は兄さんを支えるよ」という発言。これはミオリネとグエルが対比しているとしたらですが、グエルもまたラウダに対して、愛した時からずっと変わらないキラキラした不変性を見出しているはずです。そして裏付けるように「初めて会った時にも言ったろ」とラウダは子供の頃からずっと変わっていないことが示されています。

グエルとラウダがどういう状況で会ったのかはわからないんですが、遠からずお母さんが出て行っていることは確定なので、ラウダは本当にグエルにとっては異分子であり簒奪者でもあるはずなんですよね。それを受け入れるなんてさっすがグエル先輩!っていう向きもありますが、グエルはかなり至らないところがあった人間であり、それが幼いころならなおさらのはずです。何しろお母さんはまるごと、尊敬する父親の愛情もそれまで一人っ子だったグエルに注がれていたものが、ラウダにも注がれていくのですから、母親と父親の愛、両方を奪っている存在でもある。

そんなラウダを、グエルは自分の夢を共有するほど信頼していて、テロリストに囚われた心神耗弱状態でも真っ先に心配するほど大切な存在としてグエルの中に刻まれているので、ラウダもグエルのことが大好きだけどグエルもまたラウダのことが大好きなんですよね。巷ではラウダが初対面ででっかい発言をしているのでグエルが脳を焼いたんだと言われてますが、グエルもラウダに立派に脳を焼かれたんだろうなと私はひそかに思ってるんですが。

それはそれとして。グエルは今までラウダのことを自分と共に歩む同志と思っていたのが、恐らく今はかけがえのない大切な宝物レベルまで認識が変化しているのではないかなと思います。

大切な宝物だから、万が一にも傷ついてほしくなくて安全圏にいさせるし、ちょっとでも無理をして疲労したりしないように仕事も極力させないし、そんなところから飛びださないように自分が大変なところは絶対に見せない。
ラウダが自分のためなら絶対君主である父親にも逆らうような危ない橋を渡るし、負担を溜め込んで溜め込んで最後に倒れてしまうほど無理をしてしまうし、何よりダメダメな自分を変わらず愛してくれているのを目の当たりにしているので、さもあらん。

これはお婦女子の妄想だろ、とも思うのですが、その後のラウダの行動を考えると、グエルはラウダを巻き込まないようにしているんじゃないか?と感じるんですよね。

ラウダは本社に行ってシュバルゼッテのことを問い詰めるんですが、その後本社で関連資料を調べたり、地球に行ってミオリネを問い詰めようとシャトルステーションに行ったり、ということはせず寮に戻っている(背景が18話で見たものと同じなので)。

グエルがシャディクを締め上げるのでラウダに寮に戻るよう連絡した。という可能性もありますが、それにしてはグラスレーに直行したり、援軍を呼ぼうとカミルのところに行ったりするのではなく、周囲に誰もいない寮の談話室かな?に一人でいる。
ラウダは愛人の子でも御三家の人間なので、グラスレーに行ったら当然最低でもシャディクガールズが対応しなければ足止めはできない。だから、下手にグラスレー寮VSジェターク寮にする危険は冒さず、ラウダ個人の用でシャディクに強硬に面会を希望した方がいい。

なら、誰でもないグエルからの依頼で、ラウダが日和ることも、無駄なこともするか?という。

それから、グエルのバックボーンとして考えても違和感があります。

ラウダが掌中の珠でなくとも、シャディクは自分の父親を殺す原因を作り、シーシアが死ぬ原因を作った第一級の危険人物です。グエルにとっては、関わったら最後人が死ぬ、そういう存在に成り果てていてもおかしくない。

そんな人間の対処を他人に任せるか?グエルが?という。

グエルは「あとは俺が引き継ぐ」と言ったり、責任感が強く仲間想い、家族想いです。そんな人間が、まさに殺人犯であり、テロリストであり、もしかしたら人を殺すことになんの躊躇もないかもしれない敵に、大切な仲間や家族を関わらせるか?むしろ、彼らを遠ざけて前に出て、盾になって敵から彼らを守ろうとするのがグエルなのでは?

だとしたらラウダが寮に戻ってきたのは、グエルの指示で、寮から出ないように、と言うとラウダがグエルを心配して出ちゃうかもしれないので、寮生を誰も寮から出すな。と言われていたら、ラウダは何かが起こっているとわかっていても、寮生の安全を優先して壁役となって残ってくれる算段の方が高い。

いや、それも普通にラウダがグエルと合流するかもしれませんが。でもそうなると、展開としても兄弟の物語終わっちゃうんですよね…かなり短い尺で。

あと五話しかないとしても、あと五話もある。この段階でシャディクが消えるとシャディクの物語も総裁選も終わっちゃうので、ギリギリまで引っ張る。という希望的観測をすると、サリウスを確保させるわけにはいかない。

そうなると、ラウダが足を引っ張ってしまってシャディクを捕らえられないか、ラウダがシャディク側に捕まってしまってラウダも囚われの身になるか、というぐらいの展開かな~と。サビーナに来てもらっている、ということで、MS引きつれてシャディクが本社からグラスレー寮に行く、寮でサビーナたちを待っているとして、どちらにしても正面衝突すればMS戦になる。この展開は両者死人が出そうなので避けて欲しい~とすると、この2パターンぐらいかなと。ラウダも優秀なはずだから、グエルとまともに組むと恐らくできないことがない。となるとデバフ役になるしかない。

端末を見たときの苦々しげな表情が、グエルからの連絡のものである場合、ラウダは戻ってきたグエルに対して衝突するはずです。しかし、グエルが地球から学園に戻ってくるというのは時間がかかりますし、シャディクはすでにサリウスを連れて行くための準備をしているとしたら、一刻を争う状況です。そこにラウダからグエルへの衝突が発生したら、グエルがラウダの主張を突っぱねてシャディク確保を優先するか、ラウダとの喧嘩を買うか。前者ではグエルとラウダは決定的に決別し、後者ではシャディクを捕まえる時間が足りなくなる。いずれも、ラウダのせいで。

ただラウダは本当にグエルを大切に思っているし、彼のこれまでの積み重ねを見ると、これですらラウダと衝突するには足りないのかもなというか、この二人が怒りで衝突をするっていう展開は、グエルがヴィムの死の罪悪感に苦しんでいる現状ではラウダに怒り切れないか、怒ってしまったら後から深く後悔して今度こそぽっきり折れてしまいそうですし、シャディクを追うののついでで消化してしまうと、またもここまで引っ張ったのに恐らく中途半端なものになってしまうのではないかと。

なので、私は素直に読み取った場合。ミオリネがガンダムをジェターク社に造らせていた挙句、今度は兄を巻き込んで地球の暴動を無理やり武力で鎮圧した。

「穢したな、ミオリネを」の反対の、「穢したな、兄さんを」という反転。

こういう思考になった場合、ラウダは間違いなくミオリネの横っ面をはたかなければ気が済まないと思います。17話ではスレッタに文句をつけに言っているので、今のラウダは多少無関係であろうと言いたいことをはっきり言いに行くようになっているとすれば、今回は明確に兄とジェターク社に損害が与えられていて、ミオリネはその当事者であり、グエルのパートナーです。その体たらくをラウダが許せるかと言えば許せないでしょう。

そして、ガンダムと言えばガンダム単体による大気圏突入があったりしますが、水星の魔女ではまだないので、ラウダとシュバルゼッテがそれになる可能性は、展開を考えても十分あるだろうなと感じています。

ラウダにとってシュバルゼッテは罪の象徴であり、証拠でもあります。そしてラウダは理性的で我慢強い性格ですが、同時にカッとなりやすい性質でもあり、一度それを爆発させると猪突猛進になって向かって行く傾向もあります。ラウダがシュバルゼッテが大気圏突入に耐えられる性能を持っているのを知っているという前提か、もしくは軌道エレベーターか何かに搭載しようと考えていたけれど、シュバルゼッテ自身がエアリアルのように教えるなどのイベントが発生しなければいけませんが、それでもラウダはシュバルゼッテに乗ってミオリネのところに行こうとするという展開は十分にあり得ます。

そしてそれを受けたグエルの行動も、また新しく、そして兄弟の展開を面白くさせるものになります。

自分とケナンジでシャディクを捕らえるのを優先するか、それともシャディクのことはケナンジに任せて地球にとんぼ返りしようとするか。の二択が迫れる。

前者ではシャディクを捕らえるというのは、ジェターク社や父親の仇をうつために必要なことで、ミオリネとの同盟を確かなものにするためにも重要で、得られるものはたくさんあります。
後者は、確実に得られるものはラウダしかありません。人に任せるということは失敗するリスクも当然あり、責任は発生するのに自分はあずかり知らない、しかも今回はミオリネに直接任されているので、その信頼を裏切る行為でもあります。

しかし、社会的な成功も、個人的な憎悪も、それら全部を捨てでもラウダを選ぶというのは、グエルが家族を失うというトラウマに向き合うという物語にシフトしていくのにも、ラウダがグエルに実はとても愛されているんだと実感するのにも、必要なんじゃないかな~と個人的に思っています。

あと「進む」というのも「どこに進むか」というのがあるんですよね。違う二つの道があるとして、どちらに進むのか。一方の道で取りこぼす何かと、もう一方の道で取りこぼす何か。どちらの方を嫌だと感じるのか。選ぶのか。

そしてこの選択の時、グエルは得られるものよりも失うものを天秤にかけて選択することになるはずです。今までスレッタもグエルも、進んだ先に得られるものを見て進んでいて、他の人々も進めば得られるものを得たいと望んで進んでいます。しかし、グエルは進んだ先で取りこぼされるものをすでに知っているので、損失の方に目が向くはずです。特にこの二択は、すでに失った父親と、今生きている弟、という家族が天秤にかかるので、余計に意識するはずです。

もっと抽象的に言えば、過去と未来、ですかね。

あとさらに、グエルが地球にラウダを追って戻ることを選択すると、地球寮にグエルが頼るという展開にもできるんですよね。

地球から宇宙に戻るというのは、スペーシアンが戻るためにもしばらくありそうですが、宇宙から地球へ行くというのは、危険であるし物資をせき止めるという意味でも早々に締め切られてもおかしくない。特に今回の場所は。

そこでアーシアンである地球寮の子たちのコネクションに頼ろうと、そういうわけですね。そしてそうなると、スレッタも地球に一緒に行くという展開もできる。

スレッタだけだと、危険だしミオリネもすぐに宇宙に戻るでしょうから、地球寮の子たちも渋ると思いますが、ジェタークの御曹司でCEOであるグエルが一緒なら許す可能性が上がる。

あと個人的に、まぁこの展開が正しければ、ですが、グラスレーへのカチコミでサリウスは手に入れられないけど、エランたち三人組は手に入れられるぐらいのバランスじゃないかな~と思っているので、ニカと向き合うためにも地球寮の子たちは学園にいるのではないか。
と考えると、ラウダを取り戻したいグエルと、母親とエアリアルのやったことを確かめたい(だろう)スレッタ、というまたも利害が一致したコンビで地球に向かうのかな~と。

で、ラウダですが、このままだと恐らくミオリネは町にいないで、スペーシアンだということがバレたら直球で命の危機だし、ジェターク社の御曹司であることがバレるとジェターク社が巻き込まれることになるので、それは隠して地球で活動にするんじゃないか?と考えてはいるんですが。

一応ラウダがアーシアン側に潜入する理由としては、ジェターク社としてはフォルドの夜明けのメンバーを、シャディク経由ではなく直接押さえるというのはメリットになるし、ガンダムはアーシアンにとってはテロリストの搭乗機で、自分たちを守るものだという認識なら、シュバルゼッテに乗るラウダも自動的に味方だと思うかもしれない。

あと、これはラウダの出自にまだ開示されていない設定がある、という前提ですが、18話や19話でも「え、そんな設定だったの?」という感じで、今出されている情報だけでは考察を構築できないので、臆せず考察という名の妄想をしていきますよ~!ただ、一応根拠はあります、根拠は!

ラウダはプリンスの代替となる可能性


いや、どういうことなのってところなんですが、シャディクも生まれに特異性があったんですが、ラウダもまた特異性を持てる状況にはあるんですよね。つまり、アーシアンとスペーシアンのハーフである可能性です。

シャディクは孤児で、ラウダは愛人の子で、全然バックボーンが違うんですが、ヴィムが地球に降りていて、しかもそれが訓練か任務だった可能性があるというのが特典ドラマCDで示されているんですよね。野営までしているので、ある程度長期間滞在していたとすると、その期間中にうっかり現地の女性と関係を持ってしまうという可能性はこれまたゼロじゃない。

アーシアンの女性としても、地球は慢性的な戦時下であるとすると、有象無象の相手をして子供をはらんでしまうより、ジェターク社の御曹司という立場の人間にアタックして子供を授かり、その養育費を受け取って母子ともに生き残るワンチャンスに賭けた方が合理的であると判断するかもしれない。

妻になるというのは、奥さんかまだ婚約者だったのかはわかりませんが、世界的にこれだけアーシアン差別がひどいし、スペーシアンの上澄みも上澄みであるヴィム相手では、ヴィムの将来的なポストまで潰れてしまう可能性もあるから、そこまでは望まないはずだし、そこまでされたらヴィムとしても援助はできないはず。そこを最初からわきまえて、しかし自分たちの身の安全を確保できるだけの金銭は絶対に引かずに要求する、という賢くガッツのある女性だとしたら、そういう女性は多分ヴィムも認めるんじゃないかと考えれば、この要求は通る。

もちろん、これは私の仮説でしかないのですが、しかしこう考えると、ラウダが「自分は何も持っていない」と思っていたり、いつもグエルに一歩引いていたり、初対面でグエルを「支える」と言ったのも、いつも何かを選択することができないのも、愛人の子であるという引け目だけでなく、明確に「アーシアンとスペーシアンのハーフだから」という絶対に覆せないハンディキャップ故だったとして考えても、あの頑なさは理解できます。

それから、ラウダがアーシアンとスペーシアンのハーフ設定だと、見出しに書いた通り「プリンス」のフリができるんですよね。ラウダの性格上別人のあだ名であり、プリンスなんてものを使うわけがないとしても、「アーシアンはみんな知っている」のがケナンジにバレている以上、その「アーシアンがプリンスだ」と称している人物は、本人が否定しようと「プリンス」になる。

そこまでの外交能力がラウダにあるのかというところもわかりませんが、この路線で行くなら、それまで協力者にも顔を明かすことのなかったプリンスが表舞台に立って、そしてそれまでのプリンスと違い融和政策を取ろうとする。ということになり、賛否両論が巻き起こったとしても、その正体がラウダであると少なくともグエルはわかれば、否定の意見を消そうとするはずだし、チュチュもその人となりを理解しているので、擁護してくれれば、アーシアンからの賛成も、スペーシアンからの賛成も得られる可能性が出てくる。

そしてプリンスであるならば、それまでシャディクがやらかした罪を全部被せて罰を受けさせることもできる。

という展開上の理由と、アーシアンとスペーシアンのハーフという設定も入れると、本当に「そうはなれなかったIFのシャディク」としてもラウダは完成するんですよね。

シャディクもラウダも、生まれは同じく幸福ではありません。しかし、シャディクは最終的に孤児になってそれからも過酷な競争社会を生き抜いていかなければならず、ラウダは最終的にはヴィム・ジェタークというスペーシアンのトップであり実の親に引き取られ、さらには強くて自分を守ってくれる兄まで手に入れた。誰も守ってくれない環境だったシャディクと違い、ラウダは誰かに守ってもらえる立場と環境を与えられていた。

そこにさらに、アーシアンとスペーシアンのハーフという絶対に覆せないハンディキャップを抱えているというところも同じであるとすると、シャディクにとってラウダは絶対に許せない存在となります。

同時にグエルのことを気に入っていて、ミオリネを託すことができる男だと信じていて、それを裏切られたら怒りをむき出しにしているのもさらに意味が生まれます。

ラウダがハーフだったなら、その兄であり生粋のスペーシアンであろうグエルは、それでも彼を愛し、弟として受け入れてくれた、特別な存在です。それは同じハーフであるシャディクにとっても。

「アーシアンとスペーシアンのハーフである自分(ラウダ)も愛してくれる兄」
という夢を見られた、という存在です。

もちろん、ラウダは正真正銘の弟で、シャディクは全然関係ない赤の他人なんですが、それでもシャディクも子供であり、結構視野が狭くて考えが浅い部分もあり、夢とわかりつつも半ば本気で考えてそうなところもありそうなのが今回見てとれましたし、あとは好きな人を理想化する悪癖があることもわかりましたね。

今回グエルに対して怒っているのも、ミオリネの騎士たる「理想のグエル」がいて、それから外れたからの失望であり、ミオリネに対してすら「穢れを知らない初恋の君」みたいな感情を抱いているので、そういう傾向があるんじゃないかなと思います。元々の遠因はシャディクのせいなんですけども、そういうところもまるっと棚に上げるところとかも。

ラウダはどちらかと言うと、「期待は寄せるけど理想化はしない」というタイプで、ホルダーになるのはそりゃ嬉しいけどそんなものがなくてもグエルを敬愛する感情は微塵も変わらないし、CEOという立場だろうがドミニコスのエースパイロットという立場だろうが全力でサポートするのも変わらない。と、この点でも恐らくこの二人は真逆なんだろうと思います。

最初から「捨てられた孤児」と「捨てられた愛人の子」という、似てる境遇でありながら、結果的に正反対の生涯を送っている二人だな、と思っていて、取り巻きも考えると何らかの目的で繋がっているシャディクたちと、グエルだけでなく個人としても繋がっているラウダたちとでここも似て非なる部分なんですが、そういう徹底的に「生まれ持ったものは同じはずなのに全く違う運命が待っていた」というのに、シャディクとラウダを置くのなら、アーシアンとスペーシアンのハーフという根幹的な設定も同じにさせる展開がきても、不自然ではないのかな。と思います。

だから個人的には、ラウダは地球に行って、アーシアンとスペーシアンのハーフというスペックをフル活用して地球をまとめ上げるというか、アーシアン側にスペーシアンと交渉できるだけの地力を与える役割を負うんじゃないかなと希望的観測で思っています。そうじゃないと恐らくあの人たち速攻でスペーシアンに平らげられちゃうし、シャディクもそういうフォローを表立って行うかと言われるとしないだろうから、もっと基本的な、交渉術や政治の駆け引き、自分たちで今何が最善なのかを考えて行動する、そういう基本的なところを補うのかなと。

それでこういう活動は、多少融和的になったアーシアンに対して、援助を行うという名目でジェターク社を立たせれば、ジェターク社の地球での評判も上がり、地球の暴動を収めたいという当初のミオリネの実績作りにも貢献できる。

問題はそういうのあと五話というか、3話か4話でこんな濃い内容できる~??というところですが、ラウダがグエルとはまた違った人の好かれ方をする、というのを示すための布石として、ペトラが描かれた、という考察になってくるので、多分カリスマがあるというより、自分の犠牲を惜しまず頑張る姿を見て愛される、隣人とか息子とか、そういう路線の魅力があるとすると、懐疑的な老若男女を次々に落としていくみたいな展開だったら、そんな話数がなくても大丈夫ですかね。知らんけど!

まだ運命の時間がきていないので好きに言わせてくれ~!そろそろラウダについても大幅掘り下げがほしいんじゃ~!

ラウダを取り巻く大人候補


ラウダがこれからは地球圏が主な活動の場になっていくとすると、助けてくれる大人たちの候補として、やはりフォルドの夜明けが上がってきます。

交渉役の大人の人も、モブにしては個性的なデザインだったので、彼らも今後ラウダを助けてくれるとは思いますが、あくまでラウダがジェターク家の人間とは関係ない、アーシアンとスペーシアンのハーフだから助けてくれる、ぐらいの認識であるとすると、フォルドの夜明けはちゃんとラウダを「ラウダ・ニール」として認識したうえで手伝ってくれる人になるのではないかと。

こう思うのが、まぁ盛大に外れた仮説でお蔵入りしましたが、やっぱりグエルが軌道エレベーターに行く間の会話は、ジェターク社のことを話しても父親に繋がり、自分のルーツの話も父親に繋がり、MSの腕の話も父親に繋がり、主にラウダぐらいしか明るいキャッチーなものがないと思うので、グエルがラウダのいいところや可愛いところを自慢して、大事だ大事だ言っていた。という私の妄想が正しければになりますが、それをシャワーのように浴びていたオルコットとしては、当然ラウダがどういう人物か気になってくるわけで。そしてケナンジがオルコットを「青臭い」と評していたので、同期か後輩として、退役したのは若いころであると仮定すると、30代後半~40代っぽいのでちょうど息子が生きていればラウダぐらいだとすると、グエルから与えられた可愛い弟の印象もあいまって息子とちょっと重ねた、という展開もできなくはないんですよね。

オルコット自身、「父さんと呼んだのは助けて欲しかったから」という、「俺は助けられなかったんだよな~!シーシアもさ~!あ、そ~!」と、二重の極みショックを受けたままで、わざわざ息子の死について忘れ去ろうとしているところといい、息子の死をまだ余裕で引きずっている状態だと思うので、自分が息子を死なせたという傷を癒して、死に際の顔ではなくもっと平凡な幸せを思い出す、みたいなセルフカウンセリングをラウダに見る展開も、これは私たち大好物ですね!ができるんですよね。

ラウダとしても、オルコットは頼りがいのある年上の男性、というところでも心強いですが、ラウダの知らないグエルを知っているし、グエルが自分を手放したのは愛しているから、大切だから、という理屈を説明できる恐らく現状唯一の人物です。これがペトラの役割なのかな~と思ったんですが、未だにそういう展開がなさそうですし、グエルはこういう内情を言わないし、グエルから言われたらラウダはものすごく辛いし、受け入れるにしろ断るにしろ悲劇が生まれかねないので、こういう第三者から言われるのが一番きくんですよね。しかもオルコットは、一緒にいさせてしまったせいで大切なものを失った経験者なので、大切なものから距離を置いたグエルの気持ちが痛いほどにわかる。

ナジの方も、プリンス=シャディクということを明確に知っている恐らく唯一のアーシアンであり、オックス・アースから改造ルブリスと専用パイロットを与えられている、それだけの価値があると判断された組織を作り上げた優秀な指導者です。アーシアンの裏の側面も知り尽くしたナジのバックアップがあればラウダの活動もしやすくなり、ナジの方でも、正真正銘スペーシアンの世界のトップ層で生きてきた生粋の上流階級の子息であるラウダとのコネは、彼がジェタークの人間として表立って活動できなくても大変魅力的なものであり、陰謀巡らすシャディクよりも謀略にそこまで長けていないラウダの方が、組むとしても安全です。

シャディクが顔を見せて直接交渉をしたのがどうしてなのか、未だにシャディク側からナジたちへアプローチしている様子がないし、アジト付近へのパトロールを回避するようなこともしていないので、切り捨てるつもりだったのかなと思いましたが、拉致拷問をされても誰もシャディクのことをバラさなかった、忠誠心の確認をしたかったから、ああして顔を出したのかもしれない。号令を出せば、いつでも地球の戦力を動かせるという確認ですね。

ただナジもそこのことに気づいていたとしたら、はっきり言ってシャディクのしたことは自分の部下を犬死にさせ、自分たちに協力してくれた民間人に苦痛を与えて見殺しにした、ナジにとっても許せない仇になるので、そういう風な論調で収束していくとすると、シャディクではなくラウダに与する理由が生まれる。実際アジトから逃げるとき、現地の協力者を頼ってシャディクに連絡をしていないっぽいので(シャディクに適当な情報を流してもらった方が安全なのに)、もう決別してそうな雰囲気もあります。

いや、シャディクがグラスレーを動かすための方便ではなく、本当にフォルドの夜明けとコンタクトを取っている可能性もありますが、しかしニカもグラスレーに囚われた後はもう父親役であるナジと連絡を取ってなさそうなので、開き直って直接交渉をしていないとすればシャディクとフォルドの夜明けの繋がりは絶たれている可能性が高い。

あとこれは地球の人々ですが、彼らを助けるってマジで並大抵じゃないんですよね。それこそ、公私ともに彼らの立場や思いを理解して、彼らにも自分を理解してもらって、信頼してもらわないとお互いに助けられない。

それでラウダにとってその経験は、「支えるって本当は表層的なものではないんだ」という気付きになるんじゃないかなと。彼はグエルを支える支えたいと言っていますが、人を本当の意味で支えるって本当は一番大変なんですよね。グエルの望み通りに動けばそれは支えることなのか?と言われたら恐らく否であり、それはラウダが考える支えるでしかない。

それを理解するためには、地球の人々の交流っていうのはいいんじゃないかなと思います。彼らは本当に傷ついた人々なので、彼らを助ける支えるというのは独善的なものではなく、押し付けるものでもない。利害関係をちらつかせて、はい同意してね、では絶対に彼らの信用を勝ち取ることなどできないし、長く関係を持つことなどできない。では何が人を支えるということになるのか。本当に支えるというのはどういうことなのか。

そういうことを気づいて学んで、ラウダが自分は全然できてなかった、と、グエルが自分はなんて不甲斐なかったんだろうと気づいたのと同じように、過去の自分の至らない部分にラウダもまた気づく。成長の物語として、最適なんではないかな~と。

まぁ可能性が高いのが実際にそうだった試しはないんですけどもね!

概念的な父と母と子


これはまた、まだ明らかになっていないどころか匂わせすらない情報を見ていった幻覚ですが、最終的に私は、ミクロ的にはグエルとラウダを父母、ダリルバルデとシュバルゼッテを子供とした疑似的な家族関係に収束していくと考えていたりします。

これはですね、まだ言ってんのかよって感じですが、ラウダが意思拡張AIに関与しているという、ラウダまさかのがちがちの理系妄想が当たっている前提の話でもありますが、やっぱり考え直すと、グエルとラウダって結構「父親と母親」という属性を持っているような気がするんですよね。

特典ドラマCDのネタで申し訳ありませんが、ラウダがグエルに好意を寄せる相手からのプレゼントやラブレターを管理しているのを聞いて、私はヤバイ弟というより、ヤバイ母親を想起したんですよね。

秘密裏に息子を悪の道へ誘う悪女(男性含む)を遠ざけ、そういう輩を「悪い虫」とどこのお局のセリフ?という名詞で形容し、それが息子の人生を輝かせるものだと信じて疑わない。

と、言う風に兄を息子に変えると、わりといがちな我が子を愛しすぎて過保護になっているママな行動です。

そして実際、ラウダは毒ママになりかかっていたのを、素朴な喜びと息子(グエル)の気持ちを理解して、行動を改めた。間一髪で気づいて改心できた。

そして本編では、「グエルを支える」という当初の目標に立ち返り、グエルの夢を応援して、案の定悪女にたぶらかされてもグエルにもスレッタにも怒りをぶつけてぶち壊そうとせず、グエルが父親の圧政に耐えかねて出て行ったら、隠れてそれを押しとどめてグエルの帰る場所を守り、彼が死んだ可能性が濃厚になっても気丈にジェタークの人間として立ち続けた。

これもまた、息子が自立しつつあることに気づいた母親の行動として、そしてなんですかね…戦時下?の出兵した息子と、志半ばで夫を失った未亡人として見ると、素晴らしい母であり妻の働きでもあるんですよね。

…いや、概念的な意味でですよ?

グエルは、フェルシーとペトラに恐れられつつ尊敬されていて、ジェターク寮生にとってこの人がいれば安心という存在で、自分から積極的に助けに行くことはしないけれど助けを求められればすぐに向かう、厳しいけれども子供たちをいつでも見守る父親として見ることができる。

ラウダに対して父親っぽいか?と言われると、それよりも夫っぽいんですけれども。

あの、めーっちゃ概念的なはずなのに目に見えちゃうんですけれども。

これもドラマCDの情報ですが、ラウダはグエルが落ち込んだ時も知っていて、めんどくさいと辟易しているのでグエルのメンタルケアもしてきた。つまり弱くて情けない姿を見せてもいいと思ってる相手なんですよね。
それだけでなく、父親の思い出話というプライベートで繊細な部分を共有したり、頼まれてもいないのにラウダも入れるテントを設営して寝具まで用意していて、いつもありがとうということを伝えるためにプレゼントも用意する。弟だから、という文脈でも見れますが、妻にすると余計に自然な文脈なんですよね。

本編でも、グエルはラウダの小言を聞き流したりの雑な対応もしているけど、ラウダの言葉で再起したり、彼の裏切りで精神のバランスを崩したり、それをいつまでも許せないでいたりして、これも面と向かって問い詰められないけど不満に思ってることは伝えたい夫の複雑なガラスハートだとして見ると、にへら笑いが浮かんじゃいますね。

そして、そう。グエルがどっちかと言うと夫だな~と書いてたんですけど、ラウダも貞淑だけど実は嫉妬深い妻として見ることもできんだよな~!と思ったので、この二人は概念的に夫婦です、はい。夫婦のポジションは逆転してもいいですけども、彼らが概念的な夫婦であることは変わりません。

もちろん兄弟愛として見るのも全然OKな路線は維持すると思いますが、最終的には側にいて欲しい、お前じゃなきゃ嫌だに収束すると思うので、期待ですね~。いやだって、ジェターク兄弟セット売りこんだけしてインスタントに解決したら逆にビックリだよ。私はラウダ+グエルメインで一回やると思ってますからね。グエルメインも、あれもグエル自身の物語であるとともに、グエルがもう一度家族に向き合うまでの物語でもあるので。

…概念的にグエルとラウダが夫婦であるとすると、あろうことか父親であるヴィムにラウダがNTRされてグエルが脳破壊されたとかいう最悪の連想ができちゃうんですが、それはともかくとして、ですね。

水星の魔女においてのガンダムって、実は母親よりも「子ども」として扱われているんですよね。

ルブリスはカルド博士が母親の赤ん坊。

エアリアルはエリクトはもちろん、機体としてのエアリアルも開発者がプロスペラなので彼女が母親の子供。

あのスレッタをエアリアルから射出したのも、エアリアルもスレッタもまだ母親の呪縛(胎内)に囚われていて産み落としてもらえない子供であるとすると、スレッタと共有しているへその緒をエアリアルが切ってスレッタが死ぬ前に産み落とさせた、ということなのだと解釈できます。その後の描写でも、プロスペラはエリクトに言われたのもありますが、スレッタを手放していて、しかしエアリアルはプロスペラをコクピットに迎え入れてケーブルで繋いだ。エアリアルはまだプロスペラと肉体を共有している、彼女の胎内から抜け出すことを選ばなかった。
エアリアルは未だにプロスペラの胎内で育まれている胎児であるとすると、彼女が母親に逆らえないのは創造主であるからと、母親と身体を共有している運命共同体だから、という見方もできます。

エアリアルも子供であるとすると、このままプロスペラの胎内で産み落とされずに腐って死んでしまうか、それともエアリアルもまたプロスペラの胎内という名の呪縛から解き放たれるのか。というのがラストなんかもしれないですね~。

話がそれましたが、じゃあシュバルゼッテの母親は一体だれか、というと。

現状はプロスペラですが、やはりラウダを推したい。

ラウダはグエルの弟ですが、言うて御三家の子供の一人です。グエルは操縦技術。エランは経営者としての資質。シャディクは策謀。と、御三家の子供たちはみんな特別な才能がある。

その中でラウダだけはまだスペシャルが明かされていません。彼は卓越した操縦技術もなければ、特出した経営者としてのセンスもなく、策謀も劣っている。オールマイティと言えば聞こえはいいですが、彼自身に秀でたところはない。

サブキャラなんだからそんなもんはない、というのはそうですが、やっぱり新しい第五世代AIがどうしても気になるんですよね。あれは本当に新しい技術であり、恐らく革新的なものです。それをヴィムが作り上げた、なぜなら彼は超一流のMS開発を担っているのだから、というのもいいですが、そうなるとヴィムがいなくなったジェターク社は本当に斜陽なんですよね。グエルがいいアイディアを出せる、という展開もありますが、そうなると本格的にラウダはいなくてもいい。

だからあのAIはラウダが開発した、とか、ラウダが教育を施してあそこまで育て上げた、とか、そういう、彼もまたジェターク社に不可欠な人材であるという理由が欲しいんですよね。個人的に。

そう思うのはもう一つ理由があって、ダリルバルデの動きを見るとパイロットの死角を補ったり、不意打ちを対応したり、そういう動きが目立ちます。それでラウダですが、彼は不意打ちにすこぶる弱い。思考外からの攻撃に気づけはすれど、そこから避けたり動いたりという動きにスムーズに繋げられない。

逆にグエルは死角からの攻撃や誘導はほぼ先読みできて、不意打ちされても回避行動をとっさに取れる。

だからどちらかというと、意思拡張AIはラウダに恩恵が大きい機能なんですよね。そしてその特性を最優先で仕上げているので、ラウダ個人の傾向が反映されたと考えると、それもまた自然なんですよね。

それでAIにとっての親とは何かと言えば、まずAIを構築して、そして思考パターンやルール、世界を教えてくれた相手を親と称するのではないか。…そうするとルブリスの親がエリクトになるな。でも基礎パターンはカルド博士がすでに構築済みで、あとは怖がっているルブリスに怖くないと伝える、友達のような存在が必要だったとすれば、カルド博士が母親、エリクトが友達になるか。

だとすれば、もしラウダがその役を担っていたのなら、ダリルバルデの親はラウダであり、そのAIを流用したとしたらシュバルゼッテの親もまたラウダになります。

ダリルバルデはさらに、機体を作るのは換装とかで変わることも往々にしてよくあるから、ずっと乗ってくれるパイロットもまた親であるとするなら、AIとしての親はラウダで、パイロットとしての親はグエルとなります。

シュバルゼッテは作ったのもパイロットもラウダだと、片親しかいませんが、シュバルゼッテはガンダムなので母親しかいないし彼女たちは魔女と形容される。として捉えれば、ラウダは母親となり、初めての魔女でない母親ともなる。とかね~!そうなったらいいな~!

一応ラウダは男なので、父親が正しいですが、しかし子供が男親を「お母さん」と称し女親を「お父さん」と称しても究極いいはずで、グエルとの概念的夫婦であるラウダにとっても、どっちでもいい。それに作劇上しょせんはAIの認識ですしね。

だから、グエルとラウダの夫婦に、子供であるダリルバルデとシュバルゼッテが、概念的な家族を形成する。そういう展開になる…のは、さすがにとがり過ぎかな~!?とは思いつつ、概念的な赤ん坊であったルブリスと、実際に我が子となったエアリアルが出ているので、シュバルゼッテもまた誰かの子供ではあるのだと思います。

そしてその親は、ジェターク社のMSである以上、ジェターク家の人間、グエルとラウダであって欲しい、とも思っています。

まぁ、すべてご破算になる予定ですが!

まとめ


19話の感想から入り、そこからまた新たに得た知識からも、ラウダはこのままシュバルゼッテに乗って地球に向かうのではないか、そこで実はアーシアンとスペーシアンのハーフという設定があるのではないか、あるとしたら彼は第二のプリンスとなるかもしれなくて、そこをシャディクに利用されそう。
グエルとラウダは最終的にはジェターク社の夫婦となり、ダリルバルデとシュバルゼッテが疑似的な親子関係になるのではないか、それを守る繋がりとして、オルコットたちも出てくるのではないか。

と、妄想100%を詰め込んでますね。考察なのか、これ…?いや、感想にはしたから…

個人的にラウダ守り隊には、あのジェターク社に出資してくれてる五人のおじさんもそうなんじゃないかなと思ってたりします。グエルがCEOになる前は、次期CEOにラウダがなることは彼らも承知の上でしょうから、それでも出資を辞めていない時点でそうとうラウダに対して期待値がある。のに、グエルが突然現れて「兄だから」という理由でCEOの座を弟から引き継ぐって、どう考えても一番大変な時期をラウダに押し付けて、大丈夫そうだから戻ってきてラウダから奪い取ったクズ兄にしかはた目からは見えないと思うので、それであんなにあたりが強い面があるんじゃないかなと。あと子会社の統合をラウダの時にも言われていたらラウダが何もしなかったとは思えないので、CEOとして戻ってきたグエルの覚悟を問う意味半分、ラウダにちゃんと頼れよ半分で、グエルに新しく申し渡したんじゃないかな~と。でも期日があるからないか。でもそれならそれで「引き継ぎ大丈夫!?」だしな…。

っていうか、ヴィムが死んだことでジェターク社がガッタガタになったのはもちろんのこと、姓も違う愛人の子がCEOを引き継ぐっていうのに変わらず融資してくれて、チャンスを与えてくれるっていうのは結構破格というか。ヴィムと「ちょっとちょっと~どうすんの~?(ニヤニヤ)」って感じのやり取りだったんで、ヴィムとの長年のよしみでジェターク社に融資してくれるのはあったんでしょうけど、なら息子のラウダを助けてやる道理はないわけで。父親を亡くしたばっかりでもペイルにはめっちゃネチネチされてるし、デスルターの販売ルートを割り出すのに精いっぱいで新規事業もできてなかったとすると、それこそこの時点で融資打ち切りしても良さそうなのに、子会社統合してくれたらいいよ、してくれる時点でやっぱり優しいんですよね。
統合って、すでに独立している会社同士で行われるのが多いので(バンダイとナムコとか)、ここで言う統合って何を意味しているのかちょっとよくわからなかったんですが、子会社同士の統合とすると、法人格は会社ごとに独立しているのでまず人員整理は必要ない。グエルが渋っている部分とすれば、子会社が実務を担当し、親会社がグループの存続のために必要な意思決定に集中する、つまり子会社にMS製造が集中し、ジェターク社は単なるディーラーになるのが嫌だった、ってところですかね?あとは父親が築いた企業体系を崩したくないとか。

…そりゃ手厳しくもなる…。

こういう感じだとひたすらペトラがまた謎になるんですが、グエルがここまで人気キャラになるとは思わなかったということで、グエルがここまで「モテる」のが想定外だったから、急遽ラウダもグエルとは違う意味で「モテる」というのを、早くから表明するためなのかな?と思ったりもしました。

多分現実世界と水星の魔女世界の好感度は種類も高低もけっこう違い、グエルは「ついていきたい」で、ラウダは「支えてあげたい」というのが、あの世界でのスタンダードなのではないでしょうか?

現にペトラもしっかり者のタイプで、悲しみを飲み込んで必死にジェターク社を守ろうとしていたラウダを支えています。まぁ秘書やる前には惚の字なので、タイミングがわかりませんが、しかし怪我をしたラウダを大変だろうと秘書の役を買って出ていたのだとしたら、どちらかと言えばペトラがラウダに抱いているのは庇護欲に近い愛です。

いや、大変だったらグエルだってみんな手伝ってくれるはずですが、基本的にジェターク寮の子たちは「さっすがグエル先輩!」という方向性で慕っていて、自分とあの人は違うと特別視していたり、憧れという感じです。

しかし、ラウダには「水星女を叩き潰す!」で一致団結していて、「一緒にやってやるぞー!」という感じの慕い方です。もうちょっとグエルよりは近い感じ?

いや、私の印象でしかないんですが、ラウダはグエルよりも庇護欲を誘う「俺/私が守ってあげなきゃ、支えなきゃ」と思われるタイプであるとすると、まぁめっちゃモテるんですよね。ある程度親しくなれば。

その割にラブレターもらってる痕跡ないんですが、これも彼の幼少期を見るとわかるというか。

ラウダは幼少期はちょっとぼんやりしているし、身なりは良さそうなのでどこに住んでても愛人の子だ、片親だ、捨てられたのか、とか後ろ指さされそうですが、ジェターク家に引き取られてからは多分ガラッと変わって、取り入ろうとしてくる人とかあわよくば狙って告白してくる人とか、そういう人も現れ始めたという想像ができます。

そうなると、ラウダとしてはなんで急にそこまで変わったのかよくわからないし、おこぼれに預かりたくて友達になるのは百歩譲ってわかるとしても、好きが出てくるのがわからない。どうしていいかもわからないし、むしろ怖かったんじゃないかなと。だから今でも、恋愛的な感情についての発達が遅くて、そういうのいいですオーラ全開なのかもしれないです。

その点、初めから輝かしいステータスを持つグエルに惹かれるのは、とてもわかりやすい。自分もそうだし。だからラウダの交友関係はグエルを慕っていること前提で繋がっている。でもラブレターとかだと本気度がわからないから、対面告白はいいとして、ラブレターは廃棄するようになったのかな~と。それにこういうのもらって最終的にグエルが落ち込むと知っているので、なおさら色恋沙汰からはできる限り遠ざけたい気持ちがあるとしたら健気ですね。

はい。
グエルへの好きは「憧れ」に近いもので、ラウダへの好きは「等身大の好き」であり、ラウダは庇護欲を誘うタイプである。

融資おじさん五人も、ジェターク寮生たちも、これからは地球の人たちも、みんなラウダの天然末っ子気質にやられてオチてるんですよ!その筆頭としてまずペトラがはっきり描写されたと!

…この俺が守ってやらなきゃって、完全にグエルとヴィムもそう思う親分タイプなんだよな…

でもラウダは実際頑張り屋さんだし、普段クールキャラなのに子供っぽいところを隠そうとしないギャップ萌えの男なので、そういうところ知っちゃうとハマる人はハマるだろうな~とは思います。私とかね!

これからどうなるんだろ~うわ~!もう、こういう与太話も言ってられないほどクライマックスが近づいてる~!やだ~!