ドラッグストア従業員の独り言「値引きシールの商品を買って下さるお客様には感謝」
今回はドラッグストアに限らない話なんですけど……自分は値引きコーナーが大好きです。理由は安くてお買い得だから。
ワゴンなどにまとめられて、商品に「半額」とか「○○%引き」「〇〇円値引き」などのシールが貼られている売り場ですね。区別せず、定番品の売り場に並べているお店もあります。
掘り出し物みたいでワクワクしますよね。
特にゲームショップのワゴンはお宝探し感覚になりますが……今回はスーパーやドラッグストアを想定してご覧ください。
「これ普段使いしてるやつ!」「1週間で賞味期限なら食べちゃう」「気になってたけど高くて手が出なかったものだ、ラッキー」などなど。
これはいいぞと思ったら、まとめて買い込みます。気づいたらかごの中は半額商品ばっかり。レジでは「半額で○○円です」と何度も復唱させてしまい申し訳ありません……。
こういうとき、レジの人ってどう思っているんだろう。
ふと考えたことある方、いらっしゃるでしょうか?
半額商品ばっかり買ったら変な目で見られるかも。本当はいっぱい買いたいけど、よく来るお店だから1個2個にしておこう……もっと欲しいけど……。
気にしちゃう人も多いかもしれません。
しかし店側の立場(というか個人的な考え)を申し上げると、値引き商品を買って下さるお客様はありがたいの一言に尽きます。
ここからは自分のお店の話です。他の小売店では異なる場合もあるので、その辺を考慮しつつお読みください。
商品に値引きシールを貼る理由は大まかに5つ。いずれもメーカーさんに返品できないことが前提になっています。
①賞味期限・使用期限が切迫している
②パッケージの破損など
③中身がリニューアルした商品が登場
④商品入れ替えなどで、定番品から外れてしまった
⑤単純に売れない
①は期限が過ぎると廃棄するしかありません。②は通常品と一緒に並べても手に取る人が少ない。③はわざわざ旧品を選ぶことがなくなる。④は売り場も取り扱いもなくなるので倉庫を圧迫するだけ。
⑤は値段を下げれば購入してくれるかもしれない、という希望……悲しい。
いずれにしても、店側としては抱えていても困ってしまう商品たち。販売されたら不利益は小さくできるし、お店の中もスッキリするし、プラスしかありません。
それにいつも値引き商品があふれているお店って「人気がないの? 大丈夫かな……」と心配になります(きっと自分だけ)
だから値引きシールの貼ってある商品は1日でも早く売れてほしいのです。
自分は半額商品をたくさん買ってくれるお客様がいらっしゃると、心の中でやったーとバンザイしています。本当にありがたい。
たまに「この商品安いけど、なにか問題あるの?」と不安で質問をされるお客様もいらっしゃいますが、ご心配なく。売り場に並べる以上、使用に問題のある商品は並べません。
というわけで値引きシールを貼った商品たちはどんどん売れてほしい!
もしもお得だと感じたらぜひぜひ買ってあげてください。商品たちもきっとその方が喜びますから。