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90年代終わりのノスタルジーに浸れる『イエスタデイをうたって』

試聴している2020年春アニメの中で『イエスタデイをうたって』が他にないテイストで面白いです。

原作の漫画を描くのは冬目景(とうめ けい)先生。1998年に連載が始まり、2015年まで続いたそうです。

ストーリーはこちら。

冬目景が18年に渡り描いた不朽の青春群像劇が待望のアニメ化。

新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街で、
悩み、迷いながらも懸命に生きる4人の男女の姿を描いた、
人生と愛のストーリー。
ほんの少しの誤解がすれ違いを生み、それぞれの想いが錯綜する。

49%うしろ向き、
51%まえ向きに生きる、
日常のものがたり。
              『イエスタデイをうたって』公式サイトより

どちらかといえば大人向きの作品でしょうか。実写ドラマ化できる内容。現代を舞台にした人間ドラマで、落ち着いた雰囲気が好きなんです。声優さんのお芝居も心地いい。

空気感に落ち着きを感じる理由が時代背景。作品の舞台は2002年ごろなのです。今から約18年前をそのまま描写しているところが、挑戦的な作品だなと感じました。

スマートフォンなんて出てきません。連絡を取るシーンは公衆電話です。
テレビはブラウン管。VHSのビデオデッキを三色端子でつなぐ。
コインランドリーに置いてあるのは年代を感じる二層式洗濯機。

30代後半の自分にとっては懐かしい風景ばかり。ノスタルジーを味わえる貴重な作品なのです。原作のままアニメ化してくださったことに感謝しかありません。

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アニメが原作のどこまで描かれるか分かりませんが、最終話まで楽しく拝聴させていただきます。単行本も買って読んでみようかな。

※記事の画像はYouTube-TVアニメ「イエスタデイをうたって」4月4日(土)テレビ朝日 新・深夜アニメ枠「NUMAnimation」放送開始 より引用致しました。

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竹乃子椎武(たけのこ しいたけ)
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