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【自家製サッカー概論】81 ワールドカップと特色あるチーム

 今年も残す所わずか…、なんて思っているあなた。
 日本サッカーはまだまだアツいですよ!
 
 浦和がサウジアラビアで奮闘しているんです。
 
 クラブワールドカップで北中米カリブ海代表のレオン(メキシコ)に見事勝利!
 
 本日深夜、正確には明日の午前3時。マンチェスター・シティと激突します!
 
 これはスゴイ。
 
 しかも、中継はFIFA+で生配信、さらにさらに見逃し配信もあり、夜ぐっすり寝て、翌日以降に確認もできるときた。これは激アツ。
 
 がんばれ、浦和レッズ!
 
 その浦和とレオンとの試合から気になった点を今回は取り上げたい。
 
 北中米カリブ海代表のレオンはメキシコのチームだけあって、つなぎがすこぶる上手かった。さらに、個人技も抜群。
 
 (ボールが)取れそうだが取れない。
 
 そして、取りに行って動かされるからパスコースが出来る。
 浦和は粘り強く戦っていたと思います。
 
 対して、浦和が見せた特徴はスプリントの多さ、巧みさ。
 
 前半に、小泉佳穂選手から大久保智明選手に渡り、1対1の決定機を作ったが、それも裏抜けの形だった。
 
 それ以上に印象的だったのが、レオンのウィリアム テシージョ選手が退場になった二つの警告場面。
 
 最初は51分、大久保選手がスペースで受け、サイドのスペースで加速すると、テシージョ選手がタックルに入りファール。
 
 次は84分、アレックス シャルク選手がペナルティエリアへ侵入するところを阻止して警告。これで退場となった。
 
 ポイントは、どちらもスピードへの対応が遅れた点。
 
 足元の技術に優れたメキシコは、実は、この「スピードへの対応」が苦手なのではないか。
 
 メキシコ代表の試合を見ても、スローテンポのゲームが多い。
 
 その分、勢いに乗ったメキシコはどんだけでもポゼッションを続け、相手を押し込んだりする。
 
 それが、浦和のスプリントを生かしたプレーに後手を踏んでいたのは興味深かった。
 
 それぞれに得手不得手があるものである。
 
 日本サッカーなら、「個々の局面のもろさ」になるのかも知れない。
 (それを運動量で補っている様にも見える)
 
 蛇足ではあるが、メキシコがスプリントを苦手にしているのは、自国が高地で酸素が薄く、運動量を上げることが難しい点があるのかも知れない。
 
 この点はむしろ本田圭佑選手(選手でいいんだよね?)に聞いてみた方がいいと思う。
 (確かメキシコでプレーしていたはずだから)
 
 ワールドカップは、そんな国や地域の特色がよく出る大会だと思う。
 
 だが、それが通じなくなってくるのが、次の相手、マンチェスター・シティ。
 
 何せ、各国の代表がずらりと並ぶ化け物集団。
 
 特色もへったくれもない。(全く可愛げがない)
 どこを取ってもゲームを決められる選手が揃うのである。(心底可愛げがない)
 
 そんな相手に浦和がどう挑むか。楽しみである。
 
 果たして今夜、起きていられるかどうか……。心配事はそっちの方なんである。
 
 では改めて……、「頑張れ、浦和レッズ!」

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