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#11 Perfect Daysを観て

※公式ポスター画像をお借りしました

こんにちは。
念願のPerfect Daysを観に行きました。
先月の話になりますが。

清掃員の平山さんの日々を描いた、穏やかな作品。
当たり前の1日が、新たな1日のはじまり。

早朝に、箒を掃く音で目が覚めて、朝のルーティンをこなして、清掃業へ出発する平山さん。
仕事場でも、丁寧に仕事をこなし、時には、誰かのメッセージを読んでやりとりを楽しむ事も。
そんな彼の行動や仕事や仕草には、無駄が一切無い。

彼の知り合いに関わる事があった時に、ルーティンがこなせない事もあるけど、そんな時、彼の優しさや心遣いや時には厳しさが見られる事もある。

とても、とても穏やかな映画だけど、終わる時には心が温まり、穏やかな気持ちにさせてくれる、そんな作品でした。

今年観た映画の中で、好きな作品のひとつにもなりました。

カセットテープって、今はなかなか見かけないけど、改めて聴くと、温かみのある音でいいなと感じます。
実家にあったカセットテープはすでに捨ててしまったけど、置いておけばよかったかな。

少し話しは逸れるけど、カセットテープについて、少し回想しながら、語ります。

昔はラジオを録るのも、好きな音楽を撮るのも、全てカセットテープだったと思います。
今で言う、推し活の一部がカセットテープに凝縮されてる、と言ったらおわかりいただけるでしょうか。

友達に、マイセレクトのテープを渡したり、自作の歌を録音して、誰に聴かせる事なく永遠に葬ったり、カセットテープには、現在のプレイリストみたいに、シャッフルしたり曲順を変えることは出来ないけれど、簡単にマイワールドを作れる、自由な世界がありました。

夏になるとテープが伸びる事もあったり、機器の調子が悪いと、テープ自体が駄目になってしまう事もあったかな。今の世界には無い、どこか懐かしい音質とメロディーだったな。
表面から裏面に切り替わる前に、突然無音になってビックリする事もあったけど、今思えば、全てが懐かしい世界になってしまった。


とにかく、Perfect Daysを観て、色々な気付きをもらえたし、当たり前の日常が大切でかけがえのない出来事の繰り返しだと思ったと同時に、毎日が新たな一日で、全てが素敵なんだと。

今の日常を退屈だと思った時に、観たい作品です。


今日も読んでいただきありがとうございました。

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