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そこらへんの草を食って生きていく(クレソン)

はじめに

 「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ」というのは「翔んで埼玉」の有名なセリフです。

「そこらへんの草を食べて生きていく」

 なんと耽美な響きでしょう…。昨今、インフレによりエンゲル係数が増加傾向にあります。そこらへんの草を食べながら生きていければ、食費もかからず最高です。そこでそこらへんの草を食べつつ生きていけるよう、そこらへんの草を栽培することにしました。

そこらへんの草を栽培する

 私ぐらいの雑草マニアになりますと、そこらへんに生えている草が食べられるかどうかを識別することは簡単です。しかし、草を採取するのが意外に難しいのです。
 河川敷などであれば、草を採取しても文句を言われませんが、私有地などから草を採取すると最悪捕まる危険性があります。

 資産 9,000万円の個人投資家が、雑草採取のために逮捕されるというリスクは絶対に回避しなければいけません。そこで、草を川で採取して、自宅で生産することにしました。

 先日、散歩をしている時に、川でクレソンが自生しているのを発見しました。クレソンは陽が当たらなくても水根栽培で生産できるようです。そこで、自宅の余ったスペースで、この拾ってきたクレソンを栽培することにしました。

クレソンの栽培

 なんでもそうですが、投資は小さく始めるのがコツです。初期投資は最小限にしたい。そこでダイソーで下記のアイテムを揃えました。

方法

  1. 水切りネットを切って、豆苗プランターのザル部分の底に敷く

  2. ハイドロボールをその上から適当量入れ、何回か洗う

  3. 水を切った後、新鮮な水を入れる

  4. 川から採ってきたクレソンを壁に沿って立てていく

  5. 日陰にクレソンを植えた豆苗プランターを設置する

  6. 水が足りなくなったら補給する

 クレソンは生命力が高いので、放置してるだけでどんどん増えていきます。そして陰生植物なので、日陰でも十分育ちます。ただ、水を絶やすと枯れるので、水は絶やさないこと。また、あまり液量が多すぎると逆に呼吸ができないようなので、水は根の部分が浸かるぐらいの適量にすることが大事なようです。

 水だけでも育つようなのですが、成長を促すため液肥を与えています。私は微粉ハイポネックスを週に1度与え、減った量を水を与える感じにしています。濃度は指示通りに水1リットルに対して肥料1グラムを加えています。

栽培における注意点

 このクレソン栽培プロジェクトは一度失敗しています。一度目は豆苗プランターと水のみで育てようとしたのですが、うまく育たず全滅しました。ハイドロボールを使うようになり、成長が安定しました。
 川から拾ってきたクレソンには芋虫の卵や、あぶらむしがついていたようで、初めはそれらの被害に悩まされました。それらを駆除して最近は落ち着いています。
 照度についても検討が必要で、初めは室内での栽培を試みました。しかしあまり育たないのでスマホアプリで照度を調べ、一応、日陰ながら十分な照度(1,500ルクス)が得られるスペースで栽培することにしました。

栽培したクレソンを食べる

 クレソンを栽培しているとどんどん増えていくので月に1度ぐらいで収穫しています。ただ、全て食べてしまうと次が無くなってしまうので、伸びた部分だけ食べるようにしています。これはコップから溢れた水だけを飲むという投資哲学に似ている感じがしています。
 さて、このようにして得られたクレソンですが、サラダに乗せたり、お浸しにしたり、味噌汁に入れたりと、色々と活用できます。ただ、火を通すとボリュームが減るので、サラダのように生で食べた方が見栄えがします。クレソンは独特の辛味があるので、食べているとついついクセになります。新鮮なクレソンは美味いです。

投資回収する

 クレソンは意外に高級野菜です。せっかく栽培するからには投資回収をしなければいけません。5回程度収穫できれば元は取れそうな気がするので、投資回収できるよう、日々精進したいと思います。送料のせいだと思うのですが、一応、アマゾンで買うと2,000円ぐらいするようです。

おわりに

 こんかいはそこらへんの川に生えていたクレソンの栽培について紹介しました。実は川では、ニラ、すべりひゆ、なども採取し、栽培を進めています。それらの栽培に成功しましたら、また紹介しようと思います。インフレが進む中、そこらへんの草を食べて生きていけるよう、努力したいと思います。

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