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資産 9,000万円の世界 (1-6月資産集計)

はじめに


 前回、資産 8,000万円の世界を書いたのが2023年10月なので、それから9ヶ月で資産9,000万円に到達したことになります。

 今回は最近のマーケット、インカムゲインの推移、そして私の投資に対する投資スタイルの源泉について書いてみます。 

最近のマーケット

 米国株を中心にしている投資家さんと比べると、その歩みはゆっくりです。米国株はここ最近の強烈な円安により、円建てで見た場合の資産価値が上昇しています。一方、私は国内高配当株、J-REIT を主戦場としているので、あまり、円安の恩恵はあまり受けられていません。
 私の主戦力である J-REIT はずっとモタモタしています。これは日銀主導による利上げの影響だと考えています。金利が上がると、利息が上がります。借金をしながら不動産を購入していく J-REIT は利上げに弱い資産と言えるかもしれません。
 米国では強烈なインフレと金利上昇が続いており、日米の金利差が生まれると円安に傾きます。円安を止めるためには日銀も利上げせざるを得ないという状況でしょう。しばらくは国内で金利上昇のトレンドが続くと考えています。
 一方の米国ですが、コロナ後に緩和政策で金利を下げたので、その後は金利上昇が続いています。大方の予想では「2023年頃から金利が下がるのではないか?」という状況でしたが、想定よりもインフレが強く、なかなか利下げに転じません。日本の金利上昇の根源が米国の金利高になりますので、米国が利下げを行わない限りは国内金利も下がらないのでは?と考えています。そんなわけで、J-REITの行末は、米国金利次第と考えています。
 現在、J-REIT利回りを見ると、5%台がゴロゴロしています。しかも格付けが高い銘柄が多いので、最近はこれらの銘柄を中心に買い増ししている状態です。

インカムゲインの推移

 たまたま資産 9,000万円到達と、上期の締めが重なりましたので、今年前半のインカムゲインの推移を振り返ってみます。私は配当金・分配金をもらうと記録につけてグラフ化しています。下記がそのグラフです。今年のグラフは青で示しています。グレーのグラフは2018年からの推移を表しています。

分配金・配当金の推移 

 そんなわけで上期のインカムゲイン合計は約120万円となりました。上期に結構 J-REIT を買ったので、今年は合計240万円を突破するのではないかと思います。上期は月額20万円のインカムゲインを達成できたので、年間を通して達成できると期待しています。

9,000万円、インカム20万円達成の源泉

 資産 9,000万円、月々のインカムゲインが20万円。私一人であれば、地方で安アパートでも借りて、働かなくても十分生きていけると思います。しかしながら、妻と娘がいる身なので、日々労働に汗を流しています。

 この資産を達成できた思想の源泉が、月並みでありますがロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」にある考え方です。

 「資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」という考え方で、J-REIT は私のポケットにせっせと分配金を入れてくれるので、大事な資産です。投資はメンタルの部分が大事なので、ポケットにお金が入る感覚を大事にしています。

 私は外資系企業のキャリアが長いです。外資系企業は実力勝負の世界で、本社の意向によって振り回されることが多いです。要するに不安定な状況で多くのストレスを受けることが多くなります。その不安を解消するために、30代の頃にポケットにお金を入れる方法を必死に探しました。
 初めは現物不動産に手を出そうと考え、結構勉強した時期がありましたが、あまりに手間がかかるので、結局 J-REIT 投資に落ち着きました。J-REIT 投資を始めてから、コロナショックで多少分配金が減ったこともありましたが、その後は回復し、毎月分配金を安定的に得ることができています。
 現在、私のJ-REIT への投資額は 3,000 万円を超えています。地方の一棟物のアパートに匹敵するぐらいの資産規模にはなってきています。リスクはありますが、49銘柄に分散し、実際に投資している不動産は更に多い状況なので分散は十分に効いている状態だと思います。

終わりに

 いかがだったでしょうか?J-REITメインの話になってしまいましたが、私はポケットにお金を入れてくれるJ-REITを気に入っており、12年以上投資を続けています。あまりキャピタルゲインを狙うようなアセットタイプではないのですが、直近は安値が続いているので、地味に買い増しを続けています。このペースが続けば、1年以内には1億円の資産規模を達成できそうな気がしているので、その時はまた記事を書いてみようと思います。

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