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これからは小さな家を②

さて、少し時間が空いてしまいましたが、今回はこの↓記事の続き。
小さな家ってどんな”いいこと”があるのでしょうか?



建築コストが下がる

単純に平面的に小さくすると、ダイレクトに金額は下がります。コストを抑えて予定している予算に納める一番現実的な方法はこれです。ボリュームで調整することで、仕様のクオリティを下げないまま予算に合わせられるので、よくある安っぽい感じにしなくてすみます。


ランニングコストを抑えられる

冷暖房のランニングコストは、建物容積の影響を受けます。空間が大きくなればなるほど冷暖房する量が増えて、ランニングコストも増えていきます。二畳の小さな部屋と体育館。どっちが暖まりやすいでしょうか?当然小さい部屋ですよね。


メンテナンスのし易い住宅になる

小さく、というのは何も平面的な面積だけの話ではありません。
高さを極力低く抑えてあげることで、手の届く範囲が増えて掃除や定期的なメンテナンスがし易くなります。軒高が低くなれば自分でハシゴを掛けて屋根にも上れます。天井の掃除もできるようになります。手の届く豊かさを手に入れることができます。


工夫が必要

このようなメリットがありつつも、空間を単に小さくしただけでは単なる小さな空間でしかありません。大切なのは小さくても窮屈にならない、狭く感じさせない工夫が必要になります。

空間の繋げ方、視線の抜け方、動線の取り方…などなど、工夫の仕方は色々ですが、プランニングしていく中でどのような工夫が必要になるのかを選択することになります。

が、そうした工夫やアイデアはそのまま使えば同じ効果を得られるわけでもありません。敷地が変われば全てが変わります。だからこそひとつひとつ丁寧な設計が必要になります。


終わりに

小さな家はかわいらしくてたくさんのメリットがあります。でも、上手に成立させるためには色々と考えなければならないことが増えます。大きな家よりも逆に難しくはなってしまいます。でも、この記事に共感して、小さな家を考え始める人がいたら嬉しいな。そんなときにはぜひぜひ、私たちに声をかけてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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