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意外と多い…

食べること大好きな私だが、意外と食べられないものが多い。
たらこを始めとした魚卵系全般、フルーツ(びわ・さくらんぼ・パイナップル・マンゴーなど灰汁の強いもの。ジャムなどにして火を通すと食べられる)、ウド・ぜんまいなどの山菜系(灰汁が強い)、アボカド、マカデミアナッツ、牡蠣などなど。
アレルギーなのか、食べると喉の奥や耳の奥が痒くなったり、たらこやアボカドはのたうち回るほど胃が痛くなる。

たらこなんて、本当に大好きだったのに。
小さい頃たくさん食べすぎて、一生分食べてしまったのだと自分を言い聞かせて我慢している。

でも私が食べられないからといって、家族も食べられないのは、かわいそうではないか。息子はルーツが大好きだから、季節の旬のフルーツはなるべく買うようにしていたが、唯一手が出ないものがあった。
さくらんぼだ。
なぜって高価すぎるから。アメリカンチェリーならなんとか買えるが、国産の、山形の「佐藤錦」なんて、高くて手が出ない。
先日、職場の近くのフルーツ屋さんで、ツヤツヤしたさくらんぼが店頭にズラリと並んでいた。「うわあああ…キレイ。カワイイさくらんぼ」一度くらい奮発して買っちゃおうかなあ…と思ったその日、家に買えると両親から山形産のさくらんぼ「佐藤錦」が届いていた。

もう、びっくり。
なんていいタイミング。毎年この時期はお中元といってクッキーが贈られてきていたのだが、今年は「さくらんぼ」であった。ナイスチョイスである。
さすが血のつながった親だなあ、助かるなあ…。親の偉大さを「さくらんぼ」で噛み締めた。さくらんぼは、私は食べられないけど。

この間フルーツ屋さんの前を再び通ったら、さくらんぼの季節はあっという間に過ぎ去ったようで、今度は桃が並んでいた。
桃なあ…桃も高いなあ。でも奮発しちゃおうかなあ…。
と悩みながら帰宅しても、今回はさすがに桃は届いていなかった。
桃は、レンチンをすれば私でも食べることのできるフルーツだ。
桃。桃。 念じてみても今回は手に入らないみたいだ…。


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