慢性的になんだかしんどいひとへ

6年。
私が生きにくさを強く感じ始めてから、少し楽に暮らせている現在に至るまでの期間です。
短いようですが、すごく長く感じる期間でした。けれど今、私の目の前の暗い霧はきっと晴れました。これから私が楽に暮らす上で大切だと思ったことを以下に記します。あくまで私の場合なので、当てはまらない方もいらっしゃることを念頭において読んでくださると幸いです。

まず、自分の心をそこそこ程度に理解すること。
そこそこでいいです。全部理解したらそれはかなりの悟りの境地だと思います(笑)。理解の仕方は人それぞれだと思うので方法論を言うのは難しいです。
私の場合は「自分の心はロッキングチェアーのようなものだ」と理解しました。普段からゆらゆら揺れていて、でも外的要因で時々大きく揺れる。もしそこに座る私がそれを止めようと力んで動けば、どこにどんな風に力を入れようとさらに大きく揺れてしまう。だからむしろ力んだりバタバタ動いたりしない方が揺れの収まりは早い。……こんな風に。
これが一番のポイントで、一番難しいと思います。けれども自分のそれが分かれば、あとは早いです。
おそらくビビッと来るようなきっかけというものはなく、始めはぼんやりと「こんな感じじゃないかなぁ」と思いつくようなものだと思います。それを後から言葉や概念で補完していくイメージです。

次に、自分の考え方で自分の感情を眺めてみること。
感情はその時々、一瞬ごとに変わりえるものですが、これまでの生活で培った自分の考え方はちょっとやそっとの刺激では変わらないものと考えます。そして、プラス方向でもマイナス方向でも感情の昂りは気力を使うものです。今あなたが慢性的にしんどい気持ちを持っているなら、プラス方向の感情の昂りも抑えた方がいいかもしれない、と私は思います。
なので、嬉しくも悲しくもない時の自分の考え方を忘れないようにしておくことがまずひとつ、そして激しい感情のまま物事の判断を下しそうになったら、一旦「考え方で感情を眺める」ことを思い出してみることが大切だと思います。
注意点として、客観視ではないことを挙げておきます。客観には自分の思う「一般的な倫理」が伴います。だからどちらかというと客観視より自分の人格のまま、自分を俯瞰するイメージです。

そして、自分で自分を言い聞かせないこと。
自分で自分を言い聞かせているそのとき、まさにその人は力んでいます。こう思う、でも絶対にこうしなきゃ、思わなきゃ。だけどきっと本当は、絶対こうしないといけない思わないといけないなんてことはありません。例えば周りの状況上こうしないと、こう思わないと!と感じることがあったとしましょう。けれどそれは自分を言い聞かせないといけないほど力んでしまう、ある種の"現状では"合わない場所、状況なのだと思います。問答無用でとは言いませんが、場合によっては逃げるが勝ちのこともあります。

霧の中の各位、少しでもご参考になることがあれば嬉しいです。
生きようとしないで、生活をしましょう。もがき考えるみなさまが豊かな日々を暮らしていかれることを願います。
私も、自分なりに楽しく暮らします。

読んでくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?