見出し画像

失敗を恐れずに挑戦することが求められる時代に成長へとつながる失敗とは

失敗って怖いですよね。

僕は失敗を怖いですし、なるべく失敗したくないと思います。例えば、旅行や飲食店を決める時は、評価を必ずチェックして失敗するリスクをなるべく下げます。仕事面に於いては、失敗しないように準備を怠らないようします。

ただ、最近「失敗を恐れずにチャレンジするべきだ」や「失敗しない人はいないからどんどん失敗しても次に活かす」といった言葉をメディアの記事やSNSなどでよく目にします。

失敗については、パナソニックの創業者である松下幸之助は「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければそれは成功になる」という名言を残していますし、傑出した発明家であるトーマス・エジソンは「わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今までに2万回したのだ。」といった名言を残しています。他にも紹介しきれないほど、数多の著名人も名言・格言を残しています。

こういった著名人が述べている「失敗」とは「寝坊して遅刻した」「社員証を忘れてオフィスに入室できない」「メールの宛先を間違えた」といった対策を打つことで、即座に回避ができるような失敗から「事業に失敗した」「商品開発に失敗した」といった誰もが簡単に経験できない失敗まで幅広いです。

「失敗」の範囲が広いため、少しでも成長できる「失敗」とは、どんな失敗がいいのか?について考えていきたいと思います。

人は本能的に失敗を恐れる

人は、ポジティブな出来事や情報よりもネガティブな出来事や情報の方が印象に残りやすく、持続性が高い傾向にあります。こういった傾向のことを「ネガティビティ・バイアス」とも呼ばれています。

失敗は記憶に定着しやすく、かつ持続性があるため。失敗がトラウマになり、次第に挑戦すること自体を恐れるようになったりするのは、人間の本質的に仕方ないことだと思っています。

身近なコトであれば、買い物や飲食店を探す時、ついつい評価が気にしたり、ランキングで上位のものに偏りがちになる人も多いと思います。あまり詳しくないエリアで飲食店を探す時に★が1つのお店をよりも★が3つのお店を選ぶことが多いと思われます。この行為の深層心理には「失敗したくない」という心理が働いています。

人間は本質的には失敗を恐れているし、失敗したくない

そもそも失敗で失うものは何か

「失敗」とは良い結果が得られなかったことです。

僕達が恐れているのは、良い結果が得られなかったことではなく、良い結果が得られなかったことが生まれる「モノゴト」に恐れています。それは、信頼だったり、お金だったり、人間関係だったり、時間だったりをすると思います。失敗して失う度合いが大きければ大きいほど、恐れることになります。

そのため、僕は失敗した時も次のアクションを考えることで軽減できるのではないかと思います。考えるといっても自分自身が大丈夫と思うことが重要だと思うので、入念、かつ精密に考えるかは人それぞれでいいと思っています。

画像1

失敗から生まれる「恐れるモノゴト」に対策を検討すると軽減できる

失敗の大小関係ないけど、考えた上で実行した失敗のほうが価値がある

失敗の大小は失敗からどう学び、どう次に活かすかなので、失敗度が小さい大きなはあまり関係と思っています。それよりも何も考えずに実行した失敗の結果から学ぶよりも考えた上で失敗した結果からのほうが価値があると思います。

考えた上で実行した失敗は、ある意味、計画と立てて、実行し、評価まで行ったということなので、ビジネスの世界でよく使われるPDCAサイクルの計画(Plan) → 実行(Do) → 評価(Check)までを行ったということだと思います。

そうなると、あと残すは改善(Action)を実行するだけなので、失敗から学びやすく、次のアクションに起こしやすい状況にあります。何も考えずに実行して、もし失敗した場合、計画があまい分、PDCAをサイクルの回数が1往復多くなる可能性もあります。

つまり、考えた上で実行した失敗は、成功するためのステップが何も考えていないで失敗するよりも一歩先にいけるということだと思います。

画像2

考えた上で実行した失敗のほうが、成功への距離が近くなる

「失敗」を恐れずに挑戦が求められる時代について

いまは、即断実行が求められる時代です。あれこれ考えた上で実行するのではなく、まず実行している。そこから試行錯誤しながら徐々に良いものに仕上げていくことが求められています。

失敗を恐れて、二の足を踏んでいる時間が勿体なく、二の足を踏んでいる間に競合他社に独占される可能性もあるため、まずは即断実行が問われる時代となりました。

その社会的な背景には、企業の規模は関係なく、優れたサービスと適切なプロモーション戦略があれば、大企業に匹敵することもあります。またテクノロジーの進化により、業界の垣根を超えてくることもあるので、どの業界も業界構造が変化する可能性が出てきたからだと思います。

まずは実行!そこから試行錯誤しながらブラッシュアップしていく時代

企業だけでなく個人視点では、これからは「個の時代」がやってくると言われています。日本は終身雇用の文化や安定志向が根強く、基本的にはどこかの企業に雇用されていますが、テクノロジーの進化やマルチジョブの推奨によって、働き方が変わり、企業に属する働き方だけでなく、バイネームで複業する時代が来る可能性があります。

その時代は、20年〜30年先の未来の話ではなく、2030年頃には訪れると言われています。そのため、今のうちから失敗を恐れずに挑戦することで、成功体験や失敗経験を積み上げることで、その時が来てから動き始めはじめるよりも、混乱することなく対応していけると思います。

個の時代が到来する前に、沢山の成功と失敗体験を積み上げることが重要

成長につながる失敗について

失敗が前提の話になっていますが、失敗しないといけないということはないと思います。ただ、失敗せずに成功する事のほうが難しく、大小誰もが失敗を経験していると思います。そのため、失敗を只の失敗で終わらせることなく成長につなげることで、失敗の価値が高まります。

成長へとつなげる失敗は、あれこれ考えた上で実行した失敗の方がより成長に繋がりますし、失敗を分析することでより次のアクションの精度が高まります。

つまり、失敗に至る前(計画)、後(分析)が重要です。この工程が、積み上げた失敗経験を成功までのステップを省略する働きが生まれ、成功までの期間が短くしてくれると思います。

実行前の計画と失敗後の分析が成長へとつなげる失敗

まとめ

失敗については、考えた上での失敗の方が価値があり、成功までの道のりが近づきます。また、失敗を分析することで「成長につながる失敗」へと大きく進歩します。

時代も即断実行する価値をより叫ばれるようになりました。他にも個の時代にもなり挑戦が企業としてだけでなく、個人にも当てはまっていきます。

人は本質的に失敗を恐れるものです。ただし、これからは失敗から学ぶ必要性が高くなりますし、それが求められるようになります。なので、しっかり「失敗」について目をそらさないことが重要だと思います。

最後に

なぜ、失敗について記事にしようと思ったのか?

僕自身は、冒頭でも言いましたが「失敗は怖いです」し、どちらかと云えば石橋を叩きながら渡るタイプの人間です。でも時代の変化であったり、SNSやメディアでも「まずは失敗を恐れずに実行」と叫ばれているのをみると、挑戦しなくてはいけない気持ちになりました。

ただ、失敗のリスクを正確に測らずに、実行するのも違うと思いましたし、失敗のリスクを軽減することも考えないといけないと思い、頭の中を整理する意味で書きました。

少しでお役に立てたら幸いです。


読んでいただき、ありがとうございました。
もし面白かったら「♡」や気軽にフォローしていただけると嬉しいです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?