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2021/11/1 衆院選結果の影響…

Ken:月末に絡んだドル買いが東京仲値で散見され、ドル円は113.70lvlまで上昇、前日のECB結果を受けユーロ円も連れて132.90lvlの高値ヒット。

日経が軟調に推移し28500割れに下落すると、ドル円・クロス円とも売りが優勢になり、ドル円は113.40lvl、ユーロ円132.47lvlに、ただその後は株価のショートカバーに歩調を合わせ、オープニングレベルまで回復。

欧米時間、時間外米10年金利が1.61%台に上昇しドル買いが先行、ユーロはアジア時間の高値1.1690lvlから緩やかに下落、また原油が下落し、資源国通貨の売りが優勢になったことも、ユーロにはネガティブ要因。
10月ユーロ圏HICP速報値、3Qユーロ圏GDP速報値とも予想を上回ったものの、前日の上昇の反動なのか影響はなしでユーロ全面安。

9月米PCEデフレーターはコアが予想を若干下回ったものの高水準を維持、またシカゴ購買部景気指数・ミシガン消費者態度指数は共に強い数字となったことで、ドル買いが加速、ユーロは一気に1.1600-1.1580lvlのサポートラインを割り込み、一時1.1535lvlの安値をヒット、ユーロ円もまた安値131.60lvlに。
月末のロンドンフィックスでユーロ売りが散見され、売りにアクセルかけた模様。

ドル円はこの対ユーロでのドル買いに後押しされ113円後半で堅調に推移、米長期金利が低下し一瞬ドル売りに傾いたものの、この日はフロードリブン、ロンドンフィックス後に高値114.10lvlをヒット。NY午後には軟調だったナスダックのショートカバーに合わせて、クロス円が上昇、ドル円は114円近辺での高止まりで終了。

株価は、前日引け後の決算内容を嫌気したApple、Amazon下落がナスダックを中心に相場の重し。ただこの日も好決算銘柄が多く下値をサポートし、引けにかけてはショートカバーも入り3指数ともほぼフラット。

原油はイランの原油供給再開観測から売りが先行、ただ引けにかけてはポジション調整の買い戻しによりプラス圏に入り高値引け。

ポジションは、ユーロを1.1635lvlでロングし21日線割れでカット。ドル円は買い指値到達せず、ノーディール。
 
週末のニュース
・中国製造業PMIは49.2と2か月連続で50割れ。
・米政府はEUから輸入する鉄鋼・アルミニウムに課す追加関税を一部免除すると表明、EUは報復関税を撤廃。
・衆院選は、自民党が議席数を減らしたものの単独過半数死守。

BOSS:気にしていた「月末のドル買い」はこの日に集中していたかの様な動きとなりました。ドル円の114円への戻しも強烈でしたが、Eur$の崩落は強烈でした。

株式市場では米株が高値更新。
原油に関しては、イランの供給再開観測に加え、米国を筆頭にOPECに対し、増産要請するのとの記事も見ました。

一方で、債権市場は荒れ気味‼︎⁇ 米10年債も1.6%越えかと思えば、反落。その他主要国でもテーパリングや利上げ観測で乱高下している模様です。
ポジション:ドル円: 8時間雲を信じる事が出来ずに傍観で終了...

Ken:さて今週ですが、10月中国財新PMI、10月独・仏・ユーロ圏・英・米PM改定値、米ISM、米ADP、FOMC、英中銀MPC、OPECプラス会合、10月米雇用統計と盛り沢山となります。

・先週は、原油の下落、米長期金利の上値の重さからドル売りが先行、米GDPが予想を下回ったこと、ECBラガルド総裁のタカ派なコメントでドル下落は加速し、ドル円一時113.25lvl、ユーロは1.1690lvlをヒット。ただ日本VS他国中銀の金融政策の相違、月末ロンドンフィックスでのユーロの全面安から、ドル買いに反転しドルの底堅さを確認した形に。

・今週は、FOMCでのテーパリング開始発表期待、パウエルFRB議長の利上げ時期尚早コメント、強い米経済指標、中国景気減速懸念、OPECプラスでの原油増産への思惑で強弱要因が入り乱れ、Fluctuateする可能性あり。ただBOJの金融緩和政策を考えれば、ドルBuy on dips スタンス。

・米国:FOMCでは、年内テーパリング開始はほぼ織り込み済、声明文の変化、利上げ前倒しへの期待が高まるか注目。雇用統計では8・9月と予想を下回った結果でしたが10月は経済活動が一段と進み、上振れ期待高まります。

・日本:先週のBOJで日本の緩和姿勢がまだまだ継続を確認、黒田総裁の円安容認発言もあり、中期円安スタンスは変わらず。IMMの円ショートは拡大し、一時的なポジション調整には要注意ですが…
また週末の衆院選は自民党が健闘し、単独過半数を維持したことで、日本株には一定の安心感が広がり、今後の政策に注目が移ります。

・ユーロ圏:先週ECBは政策金利を据え置き、PEPPを22年3月終了とし、またラガルド総裁が高インフレの長期化を示唆ことでユーロが上昇、月末ロンドンフィックスに向けてのユーロ売りで行って来い、いやユーロ下落となりました。ユーロ圏でのインフレ懸念もありユーロの更なる一方的な下落は想定し辛いですが、今週は米国の金融政策・指標次第、緩やかなドル高方向と想定。

・豪州:2QCPIが上昇し、3年債利回りが上昇、RBAでは据え置き予想ですが、YCCの変更があるのかに注目。円以外の他通貨の中で早期利上げ期待の出遅れ感が豪ドルをサポートする可能性大。原油を含めコモディティ価格には要注意。

戦略:ドル円Buy on dips。
・ドルインデックスは、週足で下髭付け陽線、5月の安値からのトレンドラインでサポートされ、5週線を上抜け、RSIも60台で強さアピール。日足でも、直近11日分を包んで長い陽線、RSIが50を回復と94.55の直近高値をトライするように見えます。25日線93.95、5日線93.85lvlがサポート。

・ドル円は結局週足で陽線となり下げ止まり、日足でも転換線113.97を上抜けして陽線と力強さをアピール。21日線も113.25まで上昇しサポートレベルが上がってます。8時間足雲113.70-112.75が下抜けしないと想定し、買い指値を113.70lvlからセット。IMMの円ショートは10万を超えており、警戒エリアですので追っかけ買いはしない予定。

BOSS:今週も中銀week。豪-米-諾(ノルウェー)-英が予定されております。
豪に関してはKen指摘の通り、日本に次いでの出遅れ感ありです。とは言え、コモディティの恩恵を受け先月は0.72割れから0.75半ばまでやってます。RBA次第では買っても面白いかもしれません。
戦略:ドル円: 溜まったポジションや原油動向が気になるところですが、本日は買い‼︎日経が御祝儀相場となる事を期待し、時間&4時間の雲(113.75/113.95)辺りがサポートとなると信じたいと思います。

Ken:了解です。日経CFDは、29500近辺まで上昇、ただドル円はNY引けから10銭程度です。114.25超えるかに注目してます。
では本日も頑張ります♪

BOSS:頑張ろう!

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