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2022/8/22 ドル高モード❕

Ken:先週のFXマーケット
・ドル円:7月米CPI・PPIの結果が弱く、ドルは米金利と共に上値の重い展開でスタート。8月米NY連銀製造業景気指数が予想に反して大幅マイナスで132.55lvlまで下落、ただ売り一巡後は、日本の7月貿易収支が1979年以来の最大赤字、7月米小売売上高は予想範囲内、FOMC議事要旨は想定程タカな内容ではなかったものの、高いインフレに対する警戒感が強かった、8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が強かった、ブラード米セントルイス連銀総裁の9月75bp利上げ支持等、他の米連銀総裁もタカ派コメントを出したこと、これらを材料にドル金利が反発、10年2.89%lvlまで上昇、連れてドル買いが優勢に、直近レジスタンスを次々にブレイクし一時137.23lvlの高値をヒット。週前半堅調だった株・仮想通貨の調整で上値を136.80lvlに切り下げて終了。
・ユーロ:堅調な株価に連れたユーロ円の上昇で下げ渋る場面もありましたが、天然ガス高騰の中、ライン川水位が低下し燃料輸送が滞る懸念が高まりエネルギー危機の警戒からユーロ圏景気後退懸念拡大、DXYの上昇などを材料に売りが優勢に、一時1.0030lvlまで下落。
・ポンド:7月英CPIが上振れし買いが優勢にただ1.2150lvlの壁が強く、BOEの積極的な利上げ~の景気後退懸念が意識され売りモード再燃、一時1.1793lvlまで下落。リスク回避の動きでポン円の売りが週終盤に優勢になったこともネガティブ要因。
・豪ドル:7月中国経済指標が弱く、コモディティ価格が下落、RBA議事要旨で将来的にインフレが鈍化する可能性に言及、これらを受け豪ドルは売りモード。RBNZが50bp利上げを決定しNZドルの上昇で下げ渋る場面ありましたが、7月豪雇用統計で新規雇用者数は予想に反してマイナス、全般的なドル高地合いもあり終始上値が重く推移、一時0.6860lvlまで下落。

通貨強弱(24時間):米ドル>スイス>カナダ>ユーロ>豪ドル>円>ポンド>NZドル
    (週間):米ドル>カナダ>スイス>ユーロ>ポンド>円>豪ドル>NZドル

ポジション:ユーロスイスショート継続。ポンド豪ショートは、悪い中国経済指標の結果後に豪ドルロングをやめ、堅調な株価のを見てポンドショートも一旦やめ、結果収益を減らしたものの、利確してSQ。ユーロを日足転換線1.0245割れ、基準線1.0160割れでショート。ドル円は、米雇用統計・米CPIで↑↓に振らされて以来、上手くポジションキャリーできず(情けない)

BOSS:米ドルが大幅に上昇しての週明けとなります。
ドル円では、先週、月曜日のみが陰線。その後は、FOMCメンバーの鷹発言連発もあり、連日約1円の陽線。
ポジション:ドル円: 根bull買い回転。ただ、米金利動向が読み辛く、パンパンには程遠いサイズ…
コアのみロングkeep。
Eur: 予想通り1.03midを抜ける局面がありました。こちらも極小ながら売り回転。一旦SQにして越週。

Ken:さて今週は、8月仏・独・ユーロ圏・英・米PMI速報値、8月独IFO、4-6月期米GDP改定値、7月米PCEデフレーター、8月米ミシガン消費者態度指数、ジャクソンホール会議となります。
・今週は、ユーロ圏・米経済指標に一喜一憂しながら、週末のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演が最大の注目となります。米インフレピークアウト感が高まるものの、物価高止まり警戒からFRB高官からのタカ派なコメントが目立ち、中期ドル高スタンスは継続。リスク要因は米株価の下落、ただその場合でも、先週のドル円の上昇でマーケット参加者は上手くロングメイクができているとは思えず、押し目買い意欲は根強いと推測、下値サポート要因に。また日本の最大貿易赤字に加えBOJの緩和スタンス継続もドル円にはポジティブ要因に。
パウエルFRB議長の講演は、金融政策はデータ次第との姿勢変わらず、8月雇用統計・CPIへの注目度を高める形になると推測。想定外のタカ・ハトの内容でなければ大きな波乱要因にはならないのでは…CME Fed Watch :9月FOMC 50bp利上げ期待は59%・75bp 41%
・ユーロはパリティ割れの安値更新を期待。熱波・水不足・天然ガス高騰でユーロ圏のインフレピークアウト感は全く見えてこなく、景気後退懸念拡大が引き続きメインドライバー。8月のPMIが低調なら売り加速の可能性大。また米株が先週末に調整モード入り?この動きが強まるとユーロ円の下落に要注意。

戦略:ユーロスイスショート【0.9905】ユーロショート【1.0255】
・ドル円は、週足で過去3週分を包んでの長い陽線で強い。転換線134.89・5週線135.09・21週線132.10がサポート。137.50ブレイクで更に100point上昇の可能性あり。日足で、雲上抜け、5日線が21日線をゴールデンクロスと強さ継続。雲上限136.30・5日線135.77がサポート。短期で時間足雲(現状135.27-134.90)がゆっくりと上昇しサポート要因、できるだけ雲に引き付けてのロングメイク。もしくは株価の下落が鮮明なら、雲にむけてのショートメイクも面白そう。その場合は先週高値137.25がsl
・ユーロは週足で過去5週分を包んでの長い陰線で弱い波形。5週線1.0150・転換線1.0283がレジスタンス。前回安園0.9953lvlがターゲット。日足でも陰線、5日線が21日線をデッドクロス中で弱さ継続。5日線1.0103・21日線1.0190・転換線・基準線1.0200・日足雲1.0199-1.0370がレジスタンス。短期では現状21時間線1.0060lvlがレジスタンス、上抜けでショートカバーの可能性あり、ただ時間足雲がゆっくりと厚みを帯びて下落し1.01ミドルで上値を抑えそうです。ショートキープ、1.0110-30で売り増し。

BOSS:ジャクソンホールに向けて、一喜一憂有りそうですが、「ドル円根bull」 & 「Eurはショートカバー以外買う理由無し」スタンスは変わらず‼︎
特にドル円に関しては、台湾周辺での中国軍展開も有り、物流にも影響してます。何度も申し上げてますが、「安全資産=円」なんて過去の遺産です‼︎
戦略: ドル円: 買い回転継続。日足雲下がサポートされ反転。あっという間に雲上抜け。月末に向け、「雲低下~捻れ」が気になるものの、目先は時間基準@136.47や日足雲上@136.30等がサポート。肌感覚ですが、Ken指摘の通り、買えてない人が多いのではと思ってます。
日足ストキャはパンパン買われ過ぎを示唆。一方でMACDはゴールデンクロス。ジャクソンホールに向け、米金利調整→ドル円下げが有れば買い向かいたいと思ってます。
Eur: しぶとい‼︎ 金利上げはあるのかも知れませんが、現状だけを見ると、米国は利上げ&軟着陸可能。欧州は利上げ&景気後退懸念MAXに見えます。
今度こそパリティをしっかり割れてパリティ以下に定着する展開を予想。日足雲も低下し1.0200をレジスト。一旦SQにしたものの、極小ショートは先程作り直し。今後、時間雲も大幅に低下してくる事ですし、rallyがあれば、積み増したいと思います。s/lは日足雲突入。

Ken:了解です。
では、今週も頑張ります❕

BOSS:頑張りましょう(^-^)

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