2022/8/12 夏休み相場スタート!

おはようございます。
本日BOSSが体調不良で休暇となり、急遽ではありますがKenの“独り言”にさせていただきます。

いや~、流石ホワイトハウス、何でも知ってるな!
今週のメインイベント7月米CPIは、総合・コア共に予想比弱い結果となり、インフレピークアウト感拡大からの金利低下・ドル売りが優勢に、ドル円132.03lvl・ユーロ1.0368lvlをヒット。ただその後の米シカゴ連銀総裁・ミネアポリス連銀総裁らの積極的な利上げ姿勢継続発言から米金利が反転しドルが買い戻される展開。(想定通り、完璧じゃん)
東京不在のアジア時間、仕掛け的なドル買いが先行しドル円は133.30lvlまで上値を伸ばす。米サンフランシスコ連銀総裁:インフレ抑制の勝利宣言は時期尚早、小規模な利上げを支持。微妙なコメントで反応薄。ただ、高値ヒット後は米10年金利の低下を受け、再び132円台に上値を切り下げた。
欧米時間、米金利低下が継続、ドル売りが強まりドル円は132.40lvlまで下落。更に7月米PPIが予想比弱い結果と確認すると、前日の安値を下抜け一時131.75lvlの安値を更新。米10年金利は2.72%台まで下落。売り一巡後は、一時2.72%台まで低下していた米10年金利が2.9%台に上昇したことに連れ133.10台を回復。
ユーロはアジア時間ドル買い戻しに1.0275lvlまで緩むものの、独10年債利回りが上昇、更に弱い米PPIを受け、一時1.035lvlまで上昇。ただこちらも米金利の反発に連れ、1.0310lvlまで上値を切り下げた。また、原油の上昇、総じて堅調な株価を受け、資源国通貨円が底堅く、豪円・NZ円は直近高値を更新。
通貨強弱(24時間):NZドル>豪ドル>ユーロ>カナダ>スイス>米ドル>円>ポンド
株価は、インフレピークアウト感が高まり買いが先行、ダウは一時300ドル超上昇。ただ米金利の反発でハイテク株中心に売りが活発になると、ナスダックがマイ転、ダウも上昇幅を縮小。
原油は、IEAが2022・2023年の世界石油需要見通しの上方修正を発表、この結果を受け買いが優勢になり一時95ドル台に上昇。
ポジションは、悩んだ末、米ドルロングを回避し豪ドルを0.6960lvlでロングし、合成のポンド豪ショートに。ユーロスイスショートはキープ。

さて本日は、6月英GDP、4-6月期英GDP速報値、8月米ミシガン消費者態度指数となります。
米国のインフレピークアウト感が拡大する一方で、FRB高官からの利上げ推進発言、米金利・ドル共下げ渋り状態。本日の米ミシガン消費者態度指数での期待インフレに注目が集まります。基本はシナリオは変わらず、ドル押し目買い目線。ただリスク回避要因(バイデン政権が対中制裁関税の一部撤廃の中止、更に追加制裁を検討、欧州最大級のウクライナ・ザポロジエ原発への砲撃激化等)も散見され突発的に円買い強まる可能性もあり要注意。
戦略;ポンド豪ドルショート【1.7385】ユーロスイスショート【0.9805】
・ドル円は日足雲下限131.68にサポートされ下髭を形成し底堅さを確認。ただ5日線133.80・雲上限134.60・基準線134.90。21日線135.20とレジスタンスも並び上値はなかなか重そう。しばらくは日足雲の中をフラフラすると推測。短期で時間足雲133.15-65を上抜けできるのかに注目。需給面では日本お盆休暇前で実需の売り買い、また米債償還・利払いに関わるフローが出る可能性もあり要注意です。ノーポジ姿勢継続。
・ユーロは日足で陽線継続でショートカバー続いています。重要レジスタンス1.0370で止められ、日足雲1.0380-1.0430まで下落し上値を抑えそうです。ただ株価が堅調モードでリスクオンのドル売りが続きなかなかユーロショートにしにくい環境です。株価の上昇が止まるまで様子見。短期では時間足雲1.0308-1.0275がサポートです。
・ポンドは日足で雲中(1.2160-1.2270)に突入するもユーロよりは上値が重い。直近高値1.2295-1.2300がレジスタンス。現状ポンドショートを豪ドルロングでヘッジしポンド豪のショート(直近安値を下抜け、いい感じです)株価上昇が止まれば、ヘッジをはずしポンドショートに戻す予定。
・ベタ持ちユーロスイスですが、節目0.9700をブレイクし、上値を転換線0.9745・21日線0.9788に抑えられ下目線継続。ウクライナ情勢の緊迫化もユーロスイスにはネガティブ要因に思われます。Slを0.9820に下げておきます、ターゲットは0.9550。

今月前半のメインイベント米雇用統計・CPIを通過し、注目は下旬のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の今後の金融政策方針に移ります。
それまでは、日本のお盆を含め世界的なサマーホリデーシーズンで相場は方向感に欠ける展開になるかもしれません。ただリクイディティー低下から急落・急騰があるのでポジション管理は十分注意してください。

勝手ながら、FX作戦会議は来週夏休みという事で休刊とさせて頂きます。次回は22日の配信となりますので宜しくお願い致します。

では、まだまだ暑いですが、身体には十分注意し、夏相場を乗り切りましょう! 

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