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2021/11/24 PCEデフレーター!

Ken:次期FRB議長にパウエル氏を再指名、副議長にはブレイナード理事を指名との報道に、金融政策の不透明感払拭からドル買いが優勢に、また2・5年国債入札が低調だったこともあり、金利高は加速、10年金利は1.63%台に上昇し、ドル買いが加速しドル円は114.96lvlの高値をヒット、ただNY引けにかけての株安もあり、またしても115円のバリアの壁に止められて22日は終了。

東京不在の中、短期筋のドル買いによりドル円は115円をブレイク、安く始まったアジア株が底堅く推移したことでクロス円の買いも散見され、ドル円の上昇に貢献。一時115.15 をヒットしたドル円でしたが欧州時間に入ると、台湾海峡巡る米中関係悪化を材料にリスクオフの円買いが…“またか”と思わせる速さで一気に114.50割れに下落、豪円は82.65lvlまで。

ユーロは全般的なドル買いの流れにアジア時間に1.1225lvlの安値を更新、ただドル円の下落のタイミングで1.1275lvlまで上昇、独・仏・ユーロ圏PMI速報値が予想を上回ったことを好感した模様。

その後は下落していたダウ先物が買い戻され、時間外の米10年金利が1.68%台に上昇すると、再びドル買いが優勢になりドル円は115.20lvlの高値更新、ユーロはドルとユーロ円需要に挟まれ1.12ミドルで膠着。

バイデン政権がSPR放出を発表したことで、原油は75.30lvlまで下落しカナダ円は一時89.95lvlまで売り込まれるが、原油が買いに反転するとカナダ円も安値から1円程上昇。

トルコリラが熱い!エルドアン大統領が利下げを主張したことで、ポジション調整によるリラ売りが止まらず一時8.5400lvlまで下落し安値更新、セリクラだったのか売り一巡後は買い戻しも激しく9.3600lvlまで下げ幅を縮小。

株価はまちまち、金融・エネルギ―株の上昇がダウのサポート要因となり堅調に推移、一方長期金利上昇でハイテク系は売りが継続しナスダックはマイナス。

原油は米・印・中国・日本による備蓄放出決定を受け売りが先行するものの、放出規模は小さいとの見方に加えOPECプラスによる増産を抑制する可能性が高まり買いが優勢、一時78.85lvlまで上昇。

ポジションは、ドル円を114.50越えでロングエントリー、ユーロ円ショートと組み合わせて合成のユーロショート。原油上昇を見てカナダ円を90.30lvlでロング。

BOSS:円ショートポジション過多の為せる業なのか〜パニック的と言いたくなる下げを挟む事が多くなってます。週末の113.60迄の下げ然り、昨夕の114.50lev迄の下げ然り…とは言え、根強いドル買い、円売りフローは絶えず、着実に高音を更新。

FRB議長問題は解決。パウエル氏再任となり、米債券市場は素直に金利上昇で歓迎?! 利上げは早ければ5月、来年2回を織り込む展開。

ポジション:ドル円: 根bull継続なるも、パニック的下落に耐えきれずSQでしたが、レジスタンスの時間雲や114middleがあっさり回復するのを見て極小買い。昨朝115.00attackを信じ、極小買い増し。

Ken:さて本日ですが、RBNZ金融政策発表、11月独IFO、3Q米GDP改定値、10月米耐久財受注、10月米PCEデフレーター、11月米ミシガン消費者態度指数、FOMC議事要旨となります。

パウエルFRB議長再任から長期金利が上昇、SPR放出決定を受けても原油が上昇とドル円には好材料続出し115円台で東京オープン、レンジバンドを114-117円にシフトしたように思えます。
 
FRBがインフレ指標として重要視しているPCEデフレーターが予想通り高水準になれば、テーパリングペース加速・利上げ期待が高まり、更なるドル買いで盛り上がる可能性あり。

戦略:ユーロショート(1.1405)、カナダ円ロング(89.45)
・ドル円は日足で陽線継続、転換線が114.40lvlまで上昇、MACDがゴールデンクロスと強さ健在。4時間足雲114.40-113.85、時間足114.47-27もサポート要因に。時間足基準線113.85lvlからロング積み増し検討。クロス円が上昇するようなら高値追いもありか。

・ユーロは日足で陽線形成し下落小休止、日足転換線1.1345lvlまで下落しており中期売り目線継続。短期でも時間の雲1.1260-1.1300で上値を抑えそうに見えます。株価含めユーロ円動向に要注意。

・カナダ円は93.00高値ヒット後緩やかな下落トレンドでしたが、日足雲89.87-88.76がサポートし原油の反転もあり昨日は下髭長く陽線を形成。日足転換線90.65がサポート、21日線91.17、基準線91.35がレジスタンス。原油が堅調なら、日足雲下限割れにslを置きロングキープ。

BOSS:昨夕のドル円下げは、台湾海峡絡みの米中軍事悪化懸念によるリスクオフ的円買いが指摘されてます。リスクオフ的動きは、基本的に早く、値幅も取れる為、為替トレーダーにとっては飯の種なのですが、ドル円bull局面では困ったもんです…特に昨夕の様な、米中関係悪化に伴うリスクオフは、円を買う意味不明…万が一米中間で軍事衝突があろうものなら最初に終わるのは「日本=円」です。《因みに、トルコリラ円下落も関係していたとする説もあり。》

Ken指摘の通り、本日のPCEデフレーターは要注目。ドル高加速案件となる可能性ありです。
戦略:ドル円: 原油備蓄放出決定も、OPEC+による「増産見直し」と言う対抗措置による、原油下げ止まりは根bull派には好都合。
イントラデー的には時間基準@114.84がkey support。115.05/114.85買い115.30/50売りがbest scenario。

ポジションが溜まっており、パニック的円買いには瞬発力が必要となります。ただ、円買いは続かないため、下げたところは着実に拾いたいと思います。 

Eur: 戻り無く困ってます。
GBP: 中銀総裁が吠えても戻りが限定的となりつつある様に見えます。
慌てずentry point模索継続。

米国は感謝祭weekとなっており、市場参加者少な目〜リクイディティも減少してそうな中での、PCE &FOMC議事録公開となるので為替と共に、金利市場の値動きにも要注意です。

Ken:了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS:(^O^)

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