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2021/10/18 リスクオンの円売りはまだ続くのか?

Ken:前日の大幅高のNY株の流れを引き継ぎ、日経の買いが優勢、また原油が81ドルミドルで堅調なこともあり、円売りが継続!ドル円は直近高値113.80lvlをブレイクし実需の売りが観測されていた114円台に突入、クロス円も買いが優勢になり前日の高値をブレイク。SECがビットコイン先物ETFの申請を却下しないとの報道で、ビットコインが3%超の上昇、リスク選好地合いをサポート。欧米時間、リスクオンの円売りの流れは継続、特に早期利上げ観測があるポンド円の買いが優勢になり、一時157.40lvlまで上昇。注目の米9月小売売上高は予想比強い結果になり、長期金利が上昇、ドル買いが加速しドル円は一時114.45lvlに到達。ただ114.50-115.00のレジスタンスを前に利確の売りが上値を抑え、その後10月ミシガン消費者態度指数が予想を下回る結果だったことで、114円割れまで上値を切り下げる場面もありましたが、堅調な株価が下値をサポート、114.25-30lvlで終了。ユーロはユーロ円の買いに高値1.1620lvl(ユーロ円高値132.77)まで上昇するものの、米長期金利上昇で1.1590割れに、その後は明確な方向感もなく1.1600を挟んで膠着。コモディティ価格が堅調で資源国通貨円は軒並み高値更新、豪円84.92lvl、カナダ円92.65lvl、NZ円80.85lvl。
株価は、米小売売上高はマイナス予想に反して大幅上昇となり、強い米経済が鮮明に、3指数とも終始買いが優勢でプラスで終了。特にGSが好決算を発表しダウの上昇に貢献。原油はリスクオンの流れに買いが優勢で、82ドル近辺まで上昇。ビットコインが高値更新、対円で7百万円をブレイク、米国発のビットコインETFが18日の週にも開始する期待が高まったことが要因。
ポジションは、ユーロNZショートキープ(安値更新)ドル円を米小売売上高発表後に114.40lvlで売り、21時間線をブレイク失敗で114.10越えで買い戻しでノーポジ。

BOSS:株式市場はパラダイス!
米国2年金利は大幅上昇!
原油も堅調…..
円はKen指摘の通り「暴落」と言っても良さそうな動きとなりました。
ポジション:ドル円: 全くdip無く、朝イチ買った極小のみロング。114.00を抜け、114.15levから反落局面@114.07でclose。

Ken:さて今週ですが、7-9月期中国GDP、9月中国小売売上高、9月米鉱工業生産、RBA議事要旨、衆議院選公示、9月米住宅関連指標、9月英CPI、9月ユーロ圏HICP改定値、10月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、10月独・仏・ユーロ圏・英・米PMI速報値となります。 
・先週は、リスクオンの円売りモード全開!
 ・金融所得課税引き上げの凍結
 ・衆議院選挙モード、株高アノマリー
 ・日米金融政策の相違に着目
 ・米物価指標の結果、好調な米国債入札、FOMC議事要旨での年内テーパリング開始決定観測を受け、長期金利が堅調ながら上値トライに一服感
 ・米小売売上高が予想に反して上昇、好調な米企業決算を受け、米株価が高騰
 ・エネルギー不足を背景とした原油・石炭等コモディティ価格の上昇
・今週もこれらポジティブ要因がリスクオンモードをサポートする一方で、
・エネルギー価格の高騰を受け、インフレ懸念がグローバル景気減速(特に中国)へアクセルをかけてしまう可能性がある事、
・中国エバーグランデのデフォルト懸念、
ネガティブ要因もあり、一方的な相場の動きにはなりにくいと予想します。
そういう意味で、欧州・英国・米国の景況感指数、中国経済指標には注目。特に予想比下振れには要注意!
戦略:現状ユーロNZショート(1.6920)、ドル売りポジション構築を検討(株価下落でドル円売り・株価上昇でユーロ買い)
・ドルインデックスは週足で陰線となりトップアウトの可能性あり。現状5週線93.80lvlにサポートされてますが、下抜けしてくると更なる調整も。日足でも陰線継続で上値の重さをアピール。5日線と25日線でのレンジに見えますが、MACDがデッドクロスしたことからドル売りが強まる可能性大。
・ドル円は、週足・日足とも長い陽線で強さは継続、ただ短期間に大幅上昇して、転換線112.83・基準線111.78・21日線111.66からの乖離も引き続き大きい。またRSIは週足・日足とも75を超えており警戒エリア。中期上目線としても、114.50-115.00のレジスタンスを目の前に、一旦値幅もしくは時間の調整が必要に思える。短期では時間足基準線114.03lvlがサポートですが、時間の雲(現状113.50lvl)との乖離も大きくなってることからも、時間・値幅の調整が先に起こるように思える。クロス円動向次第ですが、現状レベルでは売り目線で、日足転換線近辺での買い指値を検討。株価動向には注意。
・ユーロは週足で雲の下抜け失敗、陽線形成で一旦のボトムアウトっぽい、週足転換線1.1715lvlへの反発の可能性もあり。日足でもMACDがゴールデンクロスをし、日足基準線1.1685への調整も期待あり。ただ株価次第ではユーロ円の下落につながり上値は抑えられることもあるので要注意。8時間足の雲1.1630-1.1705と時間足の雲1.1600-1.15773の間で膠着か。中期売り目線は変わらずですが、株価が上昇するなら短期でのユーロロングも検討。
・ユーロNZはリスクオン地合いに着実に下落し今年の安値1.6320lvlがすぐそこに。そのレベルをブレイクすると2019年3月の安値1.6260lvlがターゲット。リスクオン地合い継続するのかに注目し、1.63ミドルでの利確も検討。日足転換線1.6742、基準線1.6752がレジスタンス。
 
BOSS:Kenの言う通り一旦ドル売り目線も有りと思いつつ、この週末、妄想癖の症状が出てしまいました。私が子供の頃、「日本は輸出立国」と学びましたが、今はそうでも無い様です。しかし、資源はほぼ全面的に輸入に頼る所は変わらず。
各国中央銀行はインフレ抑制の為、テーパリング開始や、利上げを開始、或いは検討し始めてます。日本は残念ながら、景気の回復力も弱く、ガソリンや野菜、輸入牛肉の値段が上がってる実感はあるものの、顕著なインフレとはまだなってません。景気回復も遅く、賃金上昇も望めず、しかし、エネルギー資源を筆頭に、食料も含め輸入価格の高騰が続いたら〜エッ!!! 〜スタグフレーションが起こるのは日本なの!⁈⁇ と言う妄想です。
日本には相変わらず、「円安を善し」とする考え方が強いと思われますが、それは「適度な円安」であり、行き過ぎた円安は困った事になりそうです。
目先の114.00/115.00は相当強いレジスタンスです。17年2月以来、月足ベースでは8回114.00上でのcloseを拒否されてます。
ただ、円は日本にとって困った方向に動きがちと言うイメージも経験上強く持ってます。
Ken同様、控大集団デフォルト等中国景気後退懸念、エネルギーコスト上昇に拠る世界経済停滞等ネガティブ要因もあり、株式市場、金利動向も気になり、一方的な相場とはならないとは思います。
戦略:ドル円: オシレーター系チャートは買われ過ぎ示唆ですが、朝イチ買って、極小keep。金曜夜の下げで止まった114.00/05(時間基準@114.03)、時間雲では買いたい増したいと思います。株式市場で波乱があれば戦略変更ありですが、基本は米2年&10年金利、原油動向に注目し、上昇傾向であれば、buy on rallyで買い増したいと思います。

Ken:了解です。
先程、7-9月期NZ・CPIが発表され、予想を上回る結果となりNZ円が買われ、ユーロNZが荒れてます。
では本日も頑張ります♪

BOSS:頑張ろう!

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