2022/8/30 DXY カップウィズハンドル？

Ken：週明けの東京市場は、先週末のJHでのパウエルFRB議長のコメントを受けてドル高・株安が継続。ドル円は押し目のないまま、時間外米10年金利が3.12%台に乗せたことに連れてレジスタンスを次々にブレイクし一時139.00にタッチ。ユーロはドル円の動きに合わせて上値の重い展開、DXYが直近高値を上抜けしたことも嫌気して一時0.9915割れまで下落。ポンドの売りも継続、英国での電気・ガス料金が10月より8割上昇等、景気減速への警戒が高まり一時1.1650割れまで。7月豪小売売上高が予想比プラスになったことで豪ドルは下げ渋る場面がありましたが、株安に連れて総じて軟調に推移、0.6840lvlまで下落。
欧米時間、ユーロは底堅く推移、欧州天然ガスの下落を受け買い戻しが優勢に、また欧州委員長による“電力市場への緊急介入を準備”とのコメントに、ショートカバーが加速、一時1.0030lvlの高値をヒット。買い一巡後は、米長期金利の底堅さに加え、レーンECB専務理事の大幅利上げに否定的な発言を受け0.9980lvlまで上値を切り下げた。
ドル円は、ユーロのショートカバー、堅調な原油に連れた資源国通貨の買いの影響から売りが優勢になり一時138.27lvlまで下押し。ただ軟調な株価を無視した根強いクロス円の買い意欲が下値をサポート、また米長期金利が堅調である事から再び138.80台を回復。
通貨強弱（24時間）：ユーロ＞NZドル＞カナダ＞豪ドル＞米ドル＞スイス＞ポンド＞円
株価は、米国の金融引き締め長期化を嫌気して売りが優勢に、3指数ともマイナス。
原油はOPECプラスによる減産の可能性が高まっていることから買いが優勢に、一時97.35lvlまで上昇。
ポジションは、ユーロを0.9950割れでショート追加、ドル円138円越でスモールロングエントリー、ユーロスイスショートキープ。

BOSS：天然ガス下落・原油高騰・欧州電力市場緊急介入等々、若干の要素が組み込まれ、一部通貨ではドル売り戻しも見られたものの、円は最弱王に君臨‼︎
ポジション:ドル円: dip無く上昇するので、米金利を見ながら138円抜けからbuy on rally参戦。ポジションを回転させながらロングkeep。
Eur&GBP: アジア時間極小売り。その後のエネルギー関連や利上げ関連発言で上昇したところでも極小売り増し。ショートkeep。

Ken：さて本日ですが、8月独CPI速報値、6月米ケースシラー住宅指数、NY連銀総裁の講演に注目です。
DXYが一時109.47まで上昇し新高値更新したものの、買い疲れからか売りが優勢なり日足で上髭を形成し悩ましい展開に。その影響なのか、ユーロはショートの買い戻し意欲が強い一日でした。ただ米金利先高観は強く中期的ドル高スタンスは変わらず。因みに、CME Fed Watch の9月75 bp利上げは72.5％まで上昇してます。
また本日は月末に絡んだフローには注意。
戦略：ユーロショート【1.0120】ドル円ロング【135.00】ユーロスイスショート【0.9805】
・ユーロは日足で陽線、ここ数日横横で短い上髭・下髭の繰り返しで方向感が出ていません。転換線1.0047・21日線1.0120・基準線1.0135レジスタンス変わらず。また4時間足雲1.0005－1.0132が上値を抑えると期待したいですが…再度5日線0.9980の下に潜り込んだら下値トライ継続とみてます。DXYの動き、月末に絡んだフロー、ユーロ円の日足雲139.00－140.35が上値を抑えるのか、欧州天然ガスの動きに注目です。現状ショートキープ。
・ドル円は日足陽線継続強いです。138.05で飛びつきで打診買いをしてしまいましたが、レベル的にはメジャーMAとの乖離が大きく高所恐怖症です。5日線137.70・転換線136.82がサポート。直近高値139.40、節目の140.00が注目level。月末に絡んだフロー・米債利金・償還に絡んだフローに注意。現状のスモールロングをキープ、押し目137円前半から拾っていきたいですが…

BOSS：ドル円は確かに高所恐怖症…
しかし、日本が緩和継続の中、米欧は利上げサイクル。原油もOPECプラスが減産観測で昨日は高騰…株式市場も下落基調が少し落ち着いただけでクロス円のショートカバー…
しかも、ポジションがあまり無い…
この状況では目先、下値は限定的かと思います。一方で、コストの良くない短期ロングが溜まりがちではあります。
戦略:ドル円: 上記の通り、ポジションが溜まるまではbut on rallyも辞さず買い回転継続。
時間雲上もNYC時間頃には138.40迄上昇。時間基準@138.20levをサポートと考え、dipは買い。米金利&原油価格動向次第では昨日同様buy on rally作動。
Eur&GBP: 鷹発言＠欧州や天然ガス動向、電力市場緊急介入等下攻めし辛いネタが出て来てます…ただ、vsUSD$では戻しも限定的かと思ってます。Eurチャート分析はKen指摘の通り。
GBPに関しては、分厚い時間雲をレジスタンスと信じ、雲上@1.1775をクリアに抜ける様であればs/lします。

Ken：了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS：頑張りましょう(^^)