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2021/10/11 インフレ懸念からドル高継続❗️

Ken:日経が一時600円超の上昇、原油が79ドル台で底堅く、時間外の米10年金利が上昇とリスクオン要因だらけの中、FX はドル円・クロス円の買いが優勢に、ドル円は112円手前、ユーロ円129.30lvlまで上昇。9月中国財新サービス部門PMIは予想を上回り53.4と節目の50をキープ、休み明けの上海指数は堅調だったこともあり、豪円は81円台後半で底堅く、高値81.90lvl。欧州時間、リスクオン地合いは継続、独・仏・英の長期金利の上昇を受け、ユーロ円・ポンド円の買いが先行129円ミドル、152円ミドルまで上昇。ドル円はこのクロス円の上昇に連れ高112.00lvlまで買われるものの、習中国国家主席が岸田新首相に向け、歴史・台湾関連問題に適切に対処すべきと発言、日中関係先行き不透明感が高まり、110.70lvlまで上値を切り下げる。NY参入後、9月米雇用統計はNFPが予想を大幅に下回り、ドル売りがイニシャルリアクション、ドル円111.50lvl、ユーロ1.1886lvlをヒット。ただ失業率が低下、前月分NFPが上方修正という事で、一転ドル買い戻しが優勢に、米10年金利が1.62%lvlまで上昇、マーケットは11月のテーパリング開始の可能性は依然高いと考え、ドル円は一時112.25lvlをヒットし高値引け。ユーロは1.1555lvlまでドルが買われるものの、ユーロ円の上昇に下値を支えられた。ユーロ円129.90lvl、豪円82.07lvlが高値。原油が一時80ドル台まで上昇、9月加雇用統計も予想を上回ったことでカナダ円の買いが終始優勢、一時90.05lvlの高値をヒット。株価は、強弱混在の9月米雇用統計を受け、ダウは方向感がなくほぼフラット、ナスダックは米長期金利が上昇したことを嫌気し売りが優勢にマイナス終了。原油は中国・欧州でのエネルギー不足懸念、前日の米エネルギー省のSPR放出否定発言を受け、一時80ドル台まで上昇、ただ週末前という事もあり利確の売りが上値を抑え上げ幅を縮小。
ポジションは、ユーロ、ユーロNZショートはキープ。ドル円の上昇には傍観、112.17でショートとしました。

BOSS:雇用統計は雇用者数の変化が予想比大幅(50万人vs19.4万人)に少なく、イニシャルリアクションは米金利低下・ドル売りとなりました。しかし、前月は増加修正、失業率は予想比good、賃金も予想比伸びた結果、11月テーパリング開始可能との判断が優勢となりドル円は112.25迄上昇しました。言葉にすると簡単ですが、短期トレーダーにとっては激動の30分。111.85-111.50-111.70-111.55と揉みあった後22時頃からは一本調子で上昇。
ポジション:ドル円:極小とは言え、この間何度か投げそうになったり、逆に「予定通りテーパリング」との考えから追撃しそうになったり~結局傍観…変わらずの極小ロングです。

Ken:さて今週は、9月英国雇用統計、10月独ZEW、米10年債入札、8月英GDP、9月米CPI、米30年債入札、FOMC議事要旨、9月豪雇用統計、9月中国CPI/PPI、9月米PPI、9月米小売売上高、10月米ミシガン消費者態度指数となります。
・先週は米連邦政府の債務上限問題、中国エバーグランデ問題、岸田ショックを材料に週前半は株安が進行、週後半に米国与野党による債務上限一時的拡大を12月まで合意したことで株が反発、注目の米雇用統計は期待に応えた結果ではなく頭打ち、また原油の高騰によりインフレ懸念が高まり米長期金利が上昇、ドル高センチが継続となりました。
・今週は、引き続き株価・原油・金利の動きに注視しながらFX トレードをするという環境は変わらず、メインイベントは米CPIと小売売上高。原油が上昇しインフレ懸念が高まり、米金利がアゲアゲの中、リスクオフ(ドル買い・円買い)への警戒をしつつドルロングをキープ。
・米国は債務上限問題は12月に繰り延べただけ、根本的解決ではなく懸念材料は払拭されず。また雇用統計の結果は11月テーパリング開始を延期するほどのものではなく、米金利上昇圧力は引き続き強い。今週発表のCPIは前月並みに高い予想、下振れがなければ更に金利上昇が期待される。その一方金利上昇が株価下押し懸念材料になるのでは。また小売売上高はマイナス予想で、リスクオフ材料(円買い)になる可能性があり要注意。ドル高目線は継続ですが、ドル円に関しては円買いの可能性にも警戒。
・中国エバーグランデ問題は引き続き警戒感が高いのは変わらず、それに加え中国・欧州でのエネルギー不足が深刻化し、原油の価格が高騰し続けるようだと、中国実体経済の下振れし、グローバル経済への波及リスクが大きくなりリスクオフ要因。
また米中通商交渉が再開、米国側:第一段階の通商合意の中国側の履行の進展。中国側:追加関税・制裁の緩和。両国の溝は引き続き深く、次回会合の日程の公表もなし。今後の動向には要注意。
・岸田新内閣人事への期待外れ感、金融所得増税案への失望感から、組閣後の内閣支持率は低く、海外投資家の投げ売り材料となり、いわゆる“岸田ショック“と言われる日経3500超の下落に。外部不透明材料が混在する中、“選挙株高アノマリー“を期待し難い状況。日経28500-700に位置する50・75・200日線がレジスタンスになるのか。ただ週末のテレビ番組で岸田総理は金融所得課税に関して直ちにという話ではないとコメント、日経の反発への期待が高まりますが、海外投資家はどうリアクションするのか注目です。
戦略:ドル円ショート(112.53)、ユーロショート(1.1720)、ユーロNZショート(1.6920)
・ドル円は原油・米10年金利と共に112.25lvlまで上昇しドル上目線は継続。月足雲の上限112.40lvl、3月末高値と6月末高値を結んだライン112.40-50をブレイクするのかに注目。インフレ懸念からリスクオフの可能性大と考えていること、ここまでサポートしてきた日足転嫁線111.53との乖離も大きくなってることから、一旦調整の可能性を考慮しショートに。
・ユーロは、ユーロ円の買いに支えられ日足で陽線を形成、また週足雲下限1.1557を下抜けできずに終了し一旦下げ止まり感。日足転換線1.1610レベルで売り指値、21日線1.1677、基準線1.1708がレジスタンス。
・ユーロNZはRBNZによる25BPの利上げ後に一旦買い戻しが優勢になりましたが200日線1.6810lvlが上値をキャップ。月足雲上限1.6880、週足雲下限1.6845、日足雲1.6815-70が上値を抑えると想定し、追加売り指値1.6810で1.6920越えでカットする予定。下値は9月安値1.6530lvl、2月安値1.6320lvlがターゲット。

BOSS:英国ではBOE総裁やメンバーが連日インフレに言及。一方エネルギー不足も聞こえており、「スタグフレーション」が気になります。
Ken指摘の通り、中国の景気後退も気になる所…
今週はCPI発表に加え、米国債入札も予定されており、余りに入札が不調だと金利大幅上昇→株売り?!も懸念されます。
戦略:ドル円:  東京時間では輸出を中心とした、実需筋の売り&ドル円ロングであった短期筋の利食いが予想され、過去2度跳ね返されてる112.50を意識する展開となると考えます。極小ロングは先程利確。金利&株価動向を注視しつつ、時間基準&転換@111.90をサポートと考えdip待ちとします。

Ken:了解です。
週末、英国MPCメンバーのタカ派なコメントからポンドが堅調。
また原油が高値更新し、インフレ懸念からドル円は先週金曜日の高値更新してますね。
日経CFDは150円程上昇、ダウCFDは下落とまちまち。
では本日も頑張ります♪

BOSS:EurGbpはタイミングを完全に逸しました…(TT)

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