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2021/8/24 リスクオンは本物か?

Ken:日経・ダウ先物が堅調にスタート、上海・ハンセン指数も大幅上昇し、FXはリスクオンのドル売り・クロス円買いが優勢になり、ユーロ1.1720台、豪ドル0.7160台を回復、ドル円はクロス円の上昇に連れる形で109.95lvl高値をヒット、ユーロ円は一時128.85lvlまで。欧州時間、欧州圏、英国の8月PMI速報値は総じて弱い結果であったものの、コモディティー価格・欧州株の上昇がリスクオン地合いを牽引、資源国通貨を中心にクロス円の買いが先行、豪円79.15lvl、カナダ円86.70lvlの高値をヒット、連れてユーロ円は一時129.15lvl、ポンド円150.75lvllまで。この円売りにドル円も110円を再び回復し110.15まで。NY時間、8月米PMIは予想を下回り、一時1.28%台まで上昇していた米10年金利が低下に転じると、ドル売りが優先に、また堅調な株価を横目にリスクオンのドル売りが終始散見されたこともドル下落を後押し、ドルインデックスは93.00割れまで、ドル円は109.65lvl、ユーロは1.1750lvlまで。株価はFDAがファイザー製ワクチンを正式に承認、景気敏感株中心に買いが優勢になりダウは一時300ドル超、ナスダックも最高値更新とバラ色モード。原油は鉄・銅価格と共に大きく上昇、一時6%を超える場面も、またアフガン情勢の悪化が原油の供給に影響ありとの懸念も原油高に貢献した模様。
ポジションは予定通り株価の上昇が先行したことで、豪円78.45lvl、ユーロ円128.50lvlで半分利確。ユーロを1.1745lvlでショート積み増し。

BOSS:日経は想定以上の「調整」…1%程度かと思ってた…一部では、横浜で菅陣営が負けた事で、首相交代の芽が出たのが大幅高の要因との話も聞こえてきました…
その後、欧米とリスクオンは継続されました。
ポジション:Gbp$: 思った以上の買いに時間雲抜け。1.3700levで一旦カットしました。
Eur$: 1.1740/85の売りゾーン突入も余りの強さに腰引けており、既存ショートkeepで精一杯。
ドル円: 米PMI弱く、10年金利の反転下げ、ドル円下げを見て、Eur$ショートのヘッジの意味も込めて109.85levで極小ショートにしました。

Ken:さて本日ですが、4-6月期独GDP改定値、7月米新規住宅販売件数に注目です。
やはり昨日はリスク回避の動きの調整が優勢になりましたが、本日もこの動きが継続するのかに注目。一部、世界的なコロナ感染拡大から経済回復への不透明感が高まり、ジャクソンホールでのテーパリング慎重論まで浮上し、ドル売りが加速。この期待が金曜日のボラを上げるかもしれません。
戦略:ユーロショート(1.1810) ユーロ円ショート(129.50) 豪円ショート(80.50)
・ユーロ円は日足で陽線形成ですが200日線129.15で止められました。21日線129.33と下抜けにカウントダウンし、上値を抑える要因になると想定。日足基準線129.25、4時間足雲128.80-129.15もレジスタンス。今週の始値128.40をブレイクすると再度下値トライムードが高まるのでは。
・ユーロはも日足で長い陽線と力強さをアピール。21日線1.1780、1.1908-1.1663の下落の半値戻し1.1786、日足基準線1.1786がレジスタンス。4時間足の雲1.1753-1.1780・8時間足の雲1.1770-1.1807も上値を抑える要因に、1.1770-80でもう一段売り指値予定。
・豪円も同様、レジスタンスが日足転換線79.68、基準線79.77、21日線80.33。ポジションが軽くなっているので、株価とコモディティ価格の動きに注意しながら79.50-80で売り指値検討。
 
BOSS:見誤った点がひとつ…昨日述べた「ジャクソンホールがオフライン形式へ」→「サプライズは米テーパリング年内開始が覆される事」が、「オフライン形式」→「テーパリング遅延」との発想に既に繋がってリスクオンとなった事。
コロナ拡大局面での政府支出減、金融緩和縮小はリスクオフとのロジックでしたが、金融緩和縮小が実施されないとなると~リスクオフシナリオが崩れます。JHでのサプライズは予定通りのテーパリング年内開始の方になったのかも知れません。
中国やアフガニスタン動向は懸念材料ではあるものの、一旦織り込み済み!!?
日経先物は小高く推移してますが、注目です。
戦略:ドル円: 5日振りの極小陰線。注目は昨日も含め109.80upperは髭だと言うこと。日足雲がレジストしてると見ればその通りなのですが、IMMでの円ショートポジション増大が重石となってるのかも。リスクオンのクロス円買いも手伝い、109.50が盤石ですが、JHでのテーパリング回避となれば、米金利下落→ドル円ロングの投げ誘発も有り得るシナリオ。
イントラデー的にも時間&8時間雲下(109.75)でオープンしており、ショートkeep&米金利動向次第では売り増しもあり。イントラデー分は109.50/30で買い戻し。
Eur$: 極小ショートkeep中。チャート的に1.1785までは売りゾーン変わらず。株式市場動向を見ながら臨機応変に対応します。

Ken:了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS:(^^)v

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