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2022/1/17 もみ合い相場!

Ken:ロイターの記事:BOJ debates messaging on eventual rate hike as inflation perks up. で円買いが先行、114.10台でオープンしたドル円は実需のドル売り観測もある中、節目の114円をブレイクし一時113.65lvlまで下落。日経が28,000割れ、上海・ハンセン指数がマイナス圏であったことで、豪円中心にクロス円の売りが優勢になりドル円の下落を後押し。豪円82.63lvl、ユーロ円130.40lvlが安値。

欧米時間、時間外の米10年金利の上昇に伴い、ドルのショートカバーが先行しドル円は114.00近辺まで下値を切り上げる、ユーロはアジアの高値1.1483lvlから緩やかに上値を切り下げる展開。ポンドは11月英GDPはじめ鉱工業生産が強い数字を受け買いが先行するものの、欧州株の下落で失速とドル買いが根強かった。

NY参入後12月米小売売上高が大幅に予想を下回り、ドル売りに反転、ドル円は113.50割れに下落、ただ米長期金利の上昇と安く始まった米株価が底堅く推移したことで、ドル円は買い戻し優勢になり114.27lvlの日足高値を更新。ユーロは米10年金利が1.79%lvlに上昇、ロンドン市場からの売り地合いが継続し一時1.1400割れまで下落。クロス円は欧州株の下落に連れて売りが先行したものの、原油の反発、ドル円のショートカバーに合わせて引けにかけては下げ幅を縮小。豪円は日足サポートライン82円ミドルを下抜け、一時82.10lvlの安値をヒット。

株価は、欧州株安の流れに加え、弱い米経済指標・減益決算となった米金融株売りを受け、ダウは一時400ドル超下落、ただナスダックは堅調、ロングウィークエンド前という事もあり、ポジション調整の買い戻しが優勢でプラスで終了。

原油は、リスクオフの地合いに売りが先行、ただ需給逼迫からの買い意欲が根強いこと、またウクライナ情勢を巡る地政学リスクが高まり、売り一巡後は買いに反転、83.70lvlでほぼ高値引け。

ポジションは、ドル円ショートは予定通り113.65で買い戻し、スモールのショートのみキープ。豪円は82.50ブレイクでショート積み増し決行しましたが、上手く利確できずに引けで微益撤退、こちらもスモールショートのみ。

BOSS:closeに向けて、米10年金利は1.8%に~米株式市場もナスダック&SPはプラス圏、ダウも下げ幅を縮小。時間外日経もプラスと力強くfinish。

ポジション:東京時間、Ken指摘のロイター記事に日経は安く、リスクオフ継続を想定して、ドル円・欧円をショートに。NYC時間に入り、弱い指標も手伝い、ドル円はターゲットであった日足雲、9月からのレンジの38.2%である113mid迄下がるも、金利が上昇開始。株価も下げ渋り、反転するのを確認してコアも含め、全買い戻し。SQで越週。

Ken:さて今週ですが、10-12月中国GDP、BOJ金融政策発表、12月英雇用統計、1月独ZEW、12月英CPI、12月豪雇用統計、12月ユーロ圏HICP改定値、ECB理事会議事要旨、1月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数となります。

・先週は12月米CPIが強い結果ではあったものの、想定内という事もありSell the fact で米長期金利と共にドル売りが優勢になったことに加え、BOJの利上げ観測を受けて円高が進行し、ドル円は一時113.50lvlまで下落、クロス円は株安地合いに連れて下落と円買いで盛り上がった週となりました。
DXYはトレンドラインをブレイクし下げ圧力加速、サポートライン94.50-60lvlにタッチ。直近の相場環境で変化している可能性ありますがIMMの円ショートポジションが87,500枚に拡大し円買い戻し要因に。

・今週は重要な米経済指標がない中、久々にBOJに注目が集まり、このドル売り・円買いの流れが継続するのかに注視。また米決算シーズン入りで内容には一応目を配りたいですね。

・FRBによる年3~4回の利上げ・早期QT観測が高まり米金利先高観がドルサポート要因である反面、クロース株中心の株安の可能性の高まりがドル円にはネガティブ要因。また日銀の展望レポートで物価上昇率・成長率見通しの上方修正が予想され、円先高観がドル円の上値を抑える可能性が高いと推測。

・ユーロは膠着か、ユーロ圏でのコロナによる行動規制緩和を受け経済正常化期待がサポート要因、ただウクライナ情勢を巡る米・露関係悪化懸念は依然として強く、地政学リスクから上値は限定的になる可能性も大。

・豪ドルは先週株安からのリスク回避のドル買いで上値を切り下げましたが、今週は豪雇用統計に注目。前回の結果は総じて好結果だったことから、マーケット目線は高く結果次第では売りが加速する展開もあると推測。

戦略:ドル円ショート 豪円ショート
・ドル円は、週足で転換線下抜け大陰線、MACDがデッドクロスして基準線・21日線に向けての下押し継続に見える。ただ日足では雲が下値をサポートし長い下髭を形成、一旦下押しがミュートされそう。もし日足雲下抜けすれば11月末の安値112.50lvlが視野、上値は日足基準線・21日線がレジスタンス。短期でも時間足雲114.27-73がレジスタンス。株価の動きには要注意ですが、114円前半でのもみ合い相場になる可能性大。

・豪円は週足で陰線で雲突入し下押し圧力が強い、日足でもサポートライン(21日線・200日線・雲上限)を下抜け、本日はレジスタンスになります。78.78-84.29の上昇の半値戻し81.54がターゲットになるか、株価動向に要注意です。現状のショートは株価上昇するようなら一旦利確し、売り場探しとします(日足転換線に引き付けてのショートメイク)

BOSS:予想外に弱い米指標を受けても上昇した米金利。それでも買われた株…
リスクオフ継続と思いつつも、手を出し辛い展開となってます。

今週の注目は日銀。インフレに関し、どう判断し、どう対応する予定なのか見ものとなります。
ただ、日銀から市場予想を超えた物が出るとは思えず。且つ、米金利が上昇傾向。Sell the rumor,Buy the factとなり、買い戻しが出る可能性の方が高いかなと考えてます。
今年のレンジの38.2%が114mid。半値が115円近辺となります。

戦略:ドル円: 金曜日の下髭が長く、イントラデー的には売りにくい。一方で時間雲が114.25/75を分厚くcap。日足基準&転換@114.75/90が追随してレジスト。ロングイメージなのに、チャートが応援してくれないので様子見とします。株式市場と金利動向次第では、今後垂れ下がる時間雲突入でロングを検討します。

Ken:了解です。
では本日も頑張ります♪

BOSS:(^o^)

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