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2021/9/6 日本株上昇・米長期金利底堅さ継続ならドル円買い!

Ken:菅首相、自民党総裁選立候補せず!
8月中国財新サービス部門PMIが46.7と予想52に対して大幅に悪い結果、豪円は一時81.25lvlまで下落しドル円も安値109.85lvlヒット。東京昼休みに“菅首相、辞任の意向”との報道を受けて、ドル円は瞬間売りで109.80をタッチするものの、日経先物が29000台を回復すると、一気に110.07lvlまで上昇。クロス円は軒並み高値を更新、ユーロ円130.75lvl、豪円81.70lvl、ポンド円152.30lvl。ただ今晩の米雇用統計を控えて様子見気分が強いのか、株価に比べてFXの反応はしょぼい!欧米時間、独・仏・ユーロ圏サービス部門PMIは下方修正、ユーロは若干売られて1.1865lvlまで下落、ドル円は110.00近辺で小動き。注目の8月米雇用統計は非農業部門が大幅に予想を下回り、109.63lvlに下落、ただ平均時給が予想対比良かったことで10年金利が1.33%lvlに上昇し、ドル円は109.95lvlまで下値を切り上げる。ただダウの下落もありクロス円の売りが優勢になると、ドル円は再び109.60lvlまで下落。ユーロは指標後に1.0910lvlの高値をヒット、その後はユーロ円の下落と共に上値を切り下げ、大きな動きにはならず。ユーロ円は株価の下落と共に130.73lvlから130.20割れに。8月米ISM非製造業は予想を若干上回ったものの、相場へのインパクトは軽微。株価は、軟調な米雇用統計発表後、米景気ピークアウト懸念からダウは下落、早期テーパリング観測後退がハイテク系をサポートしナスダックはプラスとまちまち。原油は米雇用統計後に売りが優勢になり1%程の下落。
ポジションはスモールポンドショートは1.3850でカット、ユーロ円130.65、豪円81.95でショートしましたが、週末の日本政局情勢リスクもあるためNY引け近辺で全て利確し、一旦SQ.

BOSS:週末の三大ビックリ!
①菅首相不出馬
②弱い米雇用統計
③劣勢はねのけ阪神2勝1分け
  自民総裁選~衆院選は日経買いで反応しており、経済対策期待なのでしょうか、時間外では500円弱上昇。
  雇用統計に関しては、弱かったのに10年金利強く~為替も右往左往。
ポジション: 終日手が出せず…SQのままです。
 
Ken:さて今週ですが、8月中国貿易収支、RBA政策金利発表、9月独ZEW、4-6月期ユーロ圏GDP確定値、4-6月期日本GDP改定値、BOC政策金利発表、米10年国債入札、8月中国CPI・PPI、ECB理事会、8月米PPIに注目です。
・先週は色々ありました。中国PMIが50割れし、米ISM製造業は弱く・雇用統計は想定外の低水準、しかし何といっても日本の政局情勢の変化により日本株高騰。これら全てを受けてFXは"何でそうなの?”っていうイメージ…
・今週は、重要な米経済指標が少なく、相場の目は日本の政局情勢に。ただ普通なら日本株の高騰は円安となるものですが、今回はドル円なんとしょぼい、全く反応していない。最近ドル円の動きはレンジと見極め無視していましたが、今回の日本株の上昇・米長期金利の底堅さが続くなら、改めて買い目線で行こうかと。
・米国は、想定外の弱い雇用統計の結果を受けても米10年金利は底堅く推移、年内テーパリング実施への期待がサポートしていると想定。今週発表のPPI、また今週末のブラックアウト前にFRB関係者からのコメントには要注意。米長期金利は底堅く推移すると想定し、ドルの上目線継続!リスク要因としてはバイデン政権の不支持率が上昇、米国でのコロナ感染再拡大懸念から米国株の下落。
・菅首相の辞任報道で日本の政局情勢は一気に不透明感から期待感に代わり日本株が上昇。解散・総選挙は株高アノマリーに加え、新総裁の大規模経済対策期待が相場をサポート。今週は候補者の政策論と支持獲得数動向に注目。基本強い日本株は円売り要因。
・先週ユーロ圏の金融当局者によるタカ派なコメントがユーロをサポート。ECB理事会は政策金利・PEPPとも据え置きがコンセンサスですが、声明文・ラガルド総裁の記者会見には要注意。
・中国のPMIが50を割り景気ピークアウト感が高まり、豪ドルの売り圧力が増すのかと思いましたが、全く無視。豪州でのワクチン接種が広まる中、コロナゼロからwithコロナに政策転換したことが景気回復への期待を高めてるのでしょう。今週のRBA政策金利は据え置きがコンセンサス。ただ声明文で資産買い入れ額の減額を変更するのかに注目。
戦略:現状SQ アイディアは流動的ですが、株高ならドル円買い・株安ならクロス円売り!
・ドルインデックスがサポートラインを下抜けし2週連続で陰線。5月末からの上昇の半値戻し91.50-60lvlが意識されます。日足で見ても5-25日線がデッドクロス。MACDもデッドクロス、RSIが50以下と上値の重さは継続。直近のサポートだった92.40-45がレジスタンスとしてワークするかに注目。中期ドル強き目線ですので、ドル反転のきっかけ待ち。
・ドル円は三角持ち合いも煮詰まってきて下抜けしそうな展開。日本株が上昇継続なら、ドル円上目線で。200週線108.80lvlは強いサポートラインと想定し、109.30-50lvl(月足雲の下限)から買い指値。ただもし株価が下落するようなことがあれば、クロス円の売りで対応予定。
・ユーロ円はユーロ圏金融当局者からのタカ派な発言もあり、週足で陽線となりましたが、134.12-127.93の下落の半値戻し131.03を意識し若干失速。日足では久々に高値つけての陰線と上値の重さを確認。日足の雲下限130.18を下抜けできるかに注目。日足転換線129.75、200日線129.43、21日線129.37がサポート。ECB理事会に向けてユーロは底堅く推移しそうですが、このラリーも安値から280point弱、そろそろ調整が来ても不思議ではない…
・豪円についても同様。RBA次第ではありますが、安値から400point以上もラリーしそろそろでは。米雇用統計後は200日線82.03で止められ、下値日足の雲下限81.40を意識した展開。本日もこのレジスタンス・サポートのどちらをブレイクするかに注目。個人的にはこのレベルではショート方向のみに対応予定。

BOSS:雇用統計はやはりデルタ株蔓延の影響が大きかったとの判断。米国では感染者数にピークアウトの兆候が見られると言う事で弱い雇用は一時的。と言うのが今回の激弱結果のメイン寸評らしいです。テーパリングに関しても「今月発表無くても年内」は変わらず。
自民党総裁選がここまで注目され、且つ、ここまで日経に影響を与えるとは…一部では「期限付き消費税カット」が噂されており、本当なら、一時的とは言え、低迷する消費の喚起には大きく役立つとは思います。ただ…その後の反動が怖い…
Ken指摘の通り、通常株高は円安傾向が強まります。金曜日のコメントにも「biasはドル円上」と書きましたが…あの雇用統計でも、NYCcloseは居心地の良「109.50/110.10」。
戦略: ドル円:  日経強く、米10年金利も堅調。8月中旬以降、109.60アンダーは売ってはいけないゾーンとなってます。biasドル円bullに変更はないのですが、イントラデー的には日足雲が分厚くなりつつあり、時間足雲より下で取引されており売りサイン。
mmm…金曜日のあの弱い雇用統計でも抜けなかった109.60…ショートにはしたくないってのが本音です。米金利&株価動向を見ながらとなりますが、買い回転。109.60/30は買いゾーンかなと思います。
Eur&Gbp: 売り志向ですが、様子見中。
米国がロングウイークエンドで動意も限定的かと思われ、日本の政局をもう少し勉強し、今後の日経含め、ドル円への影響を検討したいと思います。

Ken:そうなんです。本日はレーバーデーで米国は休場、ただ、明日からは多くの市場参加者がホリデーから戻ってきますので、マーケット動く事を期待します♪
では本日も頑張ります!

BOSS:(о´∀`о)

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