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2021/9/27 Busy week !

Ken:祝日明け、日本株が大幅上昇しクロス円の買いが先行、ゴトー日のドル需要もありドル円は終始底堅く、引けにかけて110.50越えに、ユーロ円129.75、豪円70.76の高値をヒット。日本株は前日の米国株の上昇と来週に控える配当狙いの需要にサポートされた模様。欧米時間、中国エバーグランデの債務問題が払拭されない中、上海・ハンセン指数が下落したことから、欧米株は売りが先行、リスクオフのドル買い・円買いがドル円を110.30lvl、ユーロ円129.40lvl、豪円80円割れに下押しする。9月独IFOが予想比若干弱かったこともユーロの上値を重くした要因、またPBOCが仮想通貨の流通を全面禁止と報道され仮想通貨が大幅に下落したこともリスクオフを後押しする展開に。ただ22日FOMCの結果を受け米長期金利が底堅く、10年金利が一時1.46%台に上昇するとドル円は110.80lvlまで買いが優勢に。8月米新規住宅販売件数が強い結果となり、またクリーブランド連銀・カンザスシティ連銀総裁のタカ派なコメントもドルサポート要因に。ユーロはこのドル買いの動きに一時1.1700lvlまで下落するものの、株価の買い戻しにユーロ円が反発し高値129.85lvlをヒットしたことで、下げ渋り1.1720lvlで終了。前日トルコ中銀の予想外の利下げにトルコリラが対ドルで最安値更新、コモディティ価格の下落に資源国通貨の売りが優勢になったものの、株価の反発に若干下値切り上げて終了。株価はアジア・欧州株の下落に売りが先行、ただ売り一巡後は長期金利上昇とともに買い戻しが優勢になりほぼフラットに。原油は在庫取り崩しとハリケーンの回復遅延の懸念から買いが優勢に一時74.25lvlまで上昇。
ポジションは、ユーロを1.1740lvlでショート追加、ドル円は買い指値に到達せずノーディール。

BOSS:リスクオフ目線をオン目線に戻すとしたものの、恒大問題が頭を離れず~また中国政府による仮想通貨に対する強権発動も伴ってついて行けず…
米国ではインフラ法案&債務上限問題の行方等気になる事案が目白押しなるも金利上昇。
ポジション:ドル円: 買いたいゾーンまで下がる今年の無く上昇。
Eur&Aud: ショートしたい気持ちはあるもののエントリーのタイミングを掴めず、休むも相場を励行。

Ken:さて今週ですが、独連邦議会選挙、8月米耐久財受注、8月豪小売売上高、9月米消費者信頼感指数、自民党総裁選開票、ECBフォーラム、9月中国財新製造業PMI、4-6月期英GDP改定値、9月独雇用統計・CPI速報値、4-6月期米GDP確定値、日銀短観、9月ユーロ圏製造業PMI改定値・HICP速報値、8月米PCEデフレーター、9月ISM製造業、9月ミシガン消費者態度指数と色々目白押しです。
・22日のFOMCは予想以上にタカ派色が強く、債券は売られ米金利は上昇、ところが株は不透明感が取り除かれ買いが優勢になり底堅く推移、FXは米金利高とリスクオンでクロス円が強いという想定外の動きでした(テーパリングを約半年で終了と異例な速さですけど、マーケットは楽観視、大丈夫?)本当にこの株高の動きが正しいのかを見極める週になると想定、個人的にはこの金利先高観が強い中で株はまだ不安定な動きをすると思ってます。今週発表の景況感指数が予想対比悪ければ素直に株売り、PCEデフレーターが強ければ更なる金利上昇圧力が高まるのでは…いずれにせよドル高シナリオ継続。
・アメリカ発で懸念事項はジョーさんも指摘しているつなぎ予算と債務上限凍結の法案が上院で可決されず、政府閉鎖や米国債のデフォルトの危険性があるという事。マーケットは楽観視しているように思われリスク要因、その場合株・債券・ドルのトリプル安。27日の上院での採決に注目です。
・中国エバーグランデに関しては、23日の元建て社債利払いは履行とのことでデフォルト懸念が後退だとか、本当ですか?ドル建て利払いは依然不透明、今週29日にも次の利払い日ですよ。まだまだ油断できない状況だと思ってます。いずれにせよ中国国内の不動産ブームは鎮静化、住宅建設セクターは下降し中国経済後退懸念が高まる事は事実、今週発表の財新PMIには要注意。リスクオフ要因・ドル買いシナリオ!
特に鉄鋼石の需要減退懸念から輸入元である豪州経済への影響は大きいのでは?豪ドル↓要因。ただIMMの豪ドルショートが87,000に膨れていて更なる下押しパワーには疑問…
・自民党総裁選開票の結果に注目が集まります。誰が勝っても大規模経済対策への期待が高いことから、衆議院解散総選挙に向けて株高シナリオ継続というのがコンセンサス。ホンマでっか!河野候補への期待感から日経が3万円の大台を超えて上昇したこともあり、河野氏の敗北は一時的な日経下落リスクもあるのではと思ってしまいます。
・ECB理事会でPEPPの買い入れ規模縮小はテーパリングではないとのラガルド総裁のコメント、信じていいのか?HICP速報値でインフレ懸念が高まると、金利と共にユーロが買われる可能性もあり要注意。ただ米国でも金利先高観が強いこともあり、ユーロの上昇も限定的だと思ってます。
また独連邦議会選挙の結果、与党の議席数、連立政権への不安・期待で大きく振らされる可能性もあると想定してます。
 
戦略:ユーロショート(1.1805) ドル円買い指値110.30-109.80、
・ドルインデックスが3週連続で陽線でドルの強さをアピール、93.50をクリアブレイクするかに注目。株価動向でドル高の主役が変わる可能性ありますが、構成比率の高いユーロと米長期金利との相関率の高いドル円でのドルロング狙い!
・ドル円は週足で長い陽線を出し、6月の高値111.65lvlをトライしそう。日足でも長い陽線継続、上昇3役揃い踏みです。雲110.20-109.85、転換線・基準線・21日線109.95lvl がサポート。リスクオフ懸念からドル円のロングは構築出来ずに上昇してしまいましたが、110円前半-109円後半では買い指値予定。ただ21日線が横横継続で、また乖離も大きいので追っかけ買いはしない予定。
・ユーロは週足の雲1.1538-1.1975の中で依然フラフラですが低位安定といった感じ。日足では雲1.1760-1.1928、転換線1.1757、基準線1.1796、21日線1.1790がレジスタント変わらず。下値は8月の安値1.1663がブレイクできるのか注目。ユーロ円が現状底堅くユーロショートにはネガティブ、株価動向に注視。
 
BOSS:難しい情勢だなってのが正直な感想…Kenじゃないけと、「ホンマでっか!?」と思う状況が多過ぎ!  特に気になるのは中国景気!! 以前から「資本主義への挑戦」と命名してますが、国際契約を破って香港の民主主義破壊を始め~一般企業を一夜のうちに「非営利」とし、今回は仮想通貨を「違法」としてみたり~「共生富裕」をお題目に~不動産市況は良く言えば沈静化~悪く言えば暴落前夜!? 中国政府が景気後退を望んでいるとは思えませんが、何を企んでいるのか…どこへ向かっているのか読めません…
とは言え、香港事案を筆頭に不安材料を乗り越え、高値を更新してきた株式市場なので、今回も杞憂に終わり、「NiceDipだったね」と薔薇色パラダイス継続の可能性も充分あります。
 ただ、中国の景気が後退するなら、今や世界経済への影響は小さく無い事は分かってます。今後の展開には要注意です。
戦略:ドル円: 買いたいけど買えない…bidで待つも付かない…買ったら秘技「高値掴み」となるのではとの恐怖感…過去何度も経験したパターン。基本的にはエントリーポイントを間違えた、見誤った相場には手を出さない主義ですが、イントラデートレードに関しては話は別。しかし、短期的にもなかなか手を出し辛いチャートです。8時間チャートに至っては109.20underからの反転以来、9本連続陽線! Dipを待つしか無さそうです…
Eur&Aud:  ショート志向変わらず。エントリーポイント模索。

Ken:了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS:(^^)v

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