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2021/8/30 ジャクソンの余韻から米雇用統計へ!

Ken:前日のNY株の下落を引き継ぎ、日経が売り先行、27500割れに下落、クロス円が軒並み軟調、ユーロ円129.15lvl、豪円79.43lvlに連れてドル円も109.90-95lvlに。その後は堅調な上海・ハンセン指数を横目にクロス円の買い戻しが優勢になり、ドル円をサポート。7月豪小売売上高は予想を下回る結果でしたが材料視されず。欧州時間、原油・金・ダウ先物の買いが先行したことで、資源国通貨が対ドル・対円で底堅い。豪ドルは0.7260lvl、79.95lvlまで下値を切り上げると、連れてユーロ円129.60lvlドル円も110.20lvlに上昇。NY時間、パウエル議長の講演前にアトランタ・クリーブランド連銀総裁によるタカ派なコメントが報道、ドル円は一時110.27、ユーロは1.1735lvlをヒット。注目のパウエル議長:年内テーパリング開始が適切。テーパリングは利上げ時期を示す直接的なシグナルではない。とし、米長期金利が低下、10年金利は1.3%lvlまで低下するとドル円は109.78の安値、ユーロは1.1802の高値に。株価は、このパウエル議長の講演が想定したほどタカ派ではなかったことから、テーパー・タントラムのリスクが低下したとの観測から3指数とも上昇。原油はリスクオンの流れに買いが優勢になり一時69ドルをヒットと堅調さを維持。堅調な株価・コモディティ価格からクロス円は緩やかに上昇し、豪円80.35lvl、ユーロ円129.75lvl、ポン円151.50lvlの高値を付ける。
ポジションは、ゴールドの上昇もあり豪円を直近高値80.10越えで一旦SQ。最後に残したスモールで収益を減らしましたが、トータルではまずまず。ユーロ円・ユーロは持ち越しとしました。

BOSS:パウエル議長のお言葉に、市場では称賛の嵐。テーパリングと利上げを明確に分離することで、金利低下~株価は史上最高値へ~!!
Eur$はs/l…Gbp$は辛うじてショートkeepです。

Ken:さて今週ですが、8月ユーロ圏HICP速報値、4-6月期豪GDP、8月中国財新PMI、8月ユーロ圏・英・米PMI改定値、8月米ADP、8月米ISM、8月米雇用統計となります。
・先週ジャクソンホール会議はパウエル議長の巧妙なコメントにより、リスクオン地合いをキープする形で終了。(マーケットはハト派寄りコメントとの解釈ですが、個人的にはハトには感じませんでしたが)
・今週は次回のFOMCでの金融政策の方針に重要な米雇用統計がメインイベント。年内テーパリング開始とは言え開始時期の明言を避けたことから、雇用統計の結果にはナーバスになる事は間違いなし。非農業部門雇用者数が前月比+800-1000kを維持できれば、9月FOMCでのテーパリング開始もあるかもと思ってま。いずれにせよ米長期金利が再び上昇しドルが買われる地合いになると想定。一方500kを割ると失望のドル売りが加速する可能性大。本命は9月FOMCでアナウンス11月での開始だと思ってますが…
・週末米軍によるIS系勢力への攻撃、アフガン情勢を巡る地政学リスクへの警戒感が高まり、リスク回避の要因として要注意。
・中国経済のトップアウト感が高まってる中、財新製造業PMIが50をキープできるのかに注目。
・横浜市長選の結果から、菅政権求心力低下懸念が高まるのかと思いきや、蓋を開けたら大規模経済対策期待と相場は都合のいいように解釈、日経は週足で陽線。ただ依然、自民党総裁選・衆議院選挙と不透明要因も控え、また内閣支持率は低水準で横ばい等、日本株の上値の重い展開は継続するのでは。
・ドルインデックスは週足で長い陰線を出し、先々週の上昇を帳消しに。ただMACDはゴールデンクロス継続、RSIは50をキープしてることから、ドルベアにはなれず、直近安値92.45lvlに注目。
戦略:ユーロ円ショート(130.10) ユーロショート(1.1840)にしてますが、明確なアイディアがないため、様子見姿勢でスタート。
・ユーロ円は、週足で長い陽線を出し底打ちサイン。転換線129.90がレジスタンス。日足は高値圏で陽線再形成で底堅さを示唆、基準線129.25、21日線129.23、200日線129.28をがサポート。日足雲下限130.08がレジスタンスになります。株価・コモディティ価格の動向には要注意。
・ユーロも日足で長い陽線となり力強さは継続。直近高値1.1805lvl、日足雲下限1.1832がレジスタンス。日足基準線1.1786、21日線1.1766がサポート。ドルインデックスの92.45lvlに注目、ブレイクすれば、一旦ユーロショートも撤退予定。

BOSS:ジャクソンホールを恙無くやり過ごし、ISテロ組織大復活等地政学的リスクが台頭、バイデン大統領や菅首相の支持率低下~不支持率高騰でも、株式市場は薔薇色!!!!!
バフェット氏を筆頭にリスク許容度減少作戦を敢行していた層が買ってるのか~それとも、現状の薔薇色世界を鑑み、今後買いに回るのか…!?
政治と経済は全く別個の生き物として扱われていることには間違いはないと思われます。
とは言え~個人的にはリスクオンになびけず…ドル安には懐疑的です。
戦略:Gbp$: 先週底を付けて反転。現状、日足雲下(1.3760)と7/30高値からのトレンドライン(1.3780lev)がレジスト中。株式市場の継続的なリスクオンでBid地合いがまだ少し続く可能性は否定しませんが、頭は重いのではと思ってます。
Eur$: 一旦カットさせられました。テーパリングはおろか、超緩和政策志向の通貨であり、日足雲(1.1850)近くがあれば再度売りから入りたいと考えてます。
ドル円: レンジ感MAXです。正直viewを無くしてます…1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後の予想レベルが思い付かない~「この辺(110前後)からあんまり動かれへんのんちゃう?」としか言えない程病状は悪化してます。こう言う時こそ、イントラデーなのですが~短期雲もワークして無い状況です。時間足では雲下。8時間では雲中。米金利動向を見ながらの取引となりますが、基本様子見としたいと思います。

Ken:今朝は、原油が上昇してます。メキシコでのハリケーンの影響でしょうか?資源国通貨の動向には要注意ですね。
では本日も頑張ります♪

BOSS:\(^^)/

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