マガジンのカバー画像

竹美映画評

101
アデイonlineからnoteに移行して、自分で書いてみた映画評です。
運営しているクリエイター

#インド

映画から眺めるインド社会⑥ インフォーマルセクターの夢、任侠映画

最近、住んでるアパートで住人の男に因縁をつけられた。 手には金の指輪や金の時計がギラギラ…

竹美映画評97 サブコンテクストも美味。インドホラーの新しい傑作 ”Bramayugam”(…

そのうちマジで『ホラー映画で巡るインドの旅』という本を書きたいという企画を持っている。需…

竹美映画評94 北朝鮮の「RRR」 『猛獣の狩人(맹수 사냥군)』(2001年、北朝鮮)

土曜日早朝(朝五時半ゴゴゴゴ)から研修を受けたり、土日にも少しだけ仕事を入れたりしたせい…

竹美映画評90 見たか!グローバルサウスの盟主の力を!! 『The Vaccine War』(2023…

何度か取り上げてきたヒンディー語の映画監督ヴィヴェク・アグニホトリ監督最新作、『The Vacc…

竹美映画評89 インド・パヨクの黄昏 『Buddha in a traffic jam』(2014年、インド、…

※一部加筆 アンチボリウッドの旗手として日々舌鋒鋭くボリウッドやリベラル系メディアを非難…

竹美映画評88 家族主義と息子 ”रॉकी और रानी की प्रेम कहान…

ボリウッドのラスボス、カラン・ジョハルが監督として帰って来たァ! しかも、カランにとって…

竹美映画評79 「社会」は皆の心の中に 『2018』(2023年、インド、マラヤーラム語)

先週の金曜日には『The Kerala Story』を観てぐったりしてしまった。 ところが鑑賞後、ツイッターで#realkeralastoryというハッシュタグで『2018』という映画が盛り上がっていると知った(そのもとになったツイートを探してみたんだけど見つからない。以下は関連するツイート)。 予告編はこちら。 さて、南インドはマラヤーラム語の地域、ケララ州ではどんなことがあったのだろう。「本当のケララの物語」とは何だろう。 参考:映画の元になった事件は、2918年

竹美映画評78 やるせない田舎の村の記憶 『Virupaksha (విరూపాక్ష)』(202…

Virupakshaが日本で限定公開されたのを、日本のテルグ映画ファンが観て感想をアップしていた。…

竹美映画評77 拷問ホラーみたいな「社会派」映画 『The Kerala Story』(2023年、イ…

突然ネットで話題になったヒンディー映画『The Kerala Story』を私達も観に行くことにした。 …

最近観たインドの映画たち

(5月2日:またしても思い込みで人名をタイプミスしたので直しました。プージャ・ホグデ→ヘグ…

竹美映画評76 笑って震えて 『Evil dead rise』(2023年、アメリカ)

インドでアメリカホラー映画を次々に観ることができ、(字幕無しだったり英語字幕はつらいもの…

竹美映画評64 伝統芸能の強み『KANTARA』(インド、2022年)

彼氏の気が変わり、最近公開されて評判のよい『Kantara』という映画を観ることになった。南イ…

竹美映画評62 ボリウッドのアルジュン・カプール問題『Ek Villain Returns』(インド…

印象的な主題歌『Galiyaan』で知られるサスペンス映画『Ek Villain』…を観たのではなくて、そ…

竹美映画評57 ブロマンスの花咲く歴史ファンタジー 『RRR』(2022年、インド)

ラージャマウリ映画が公開されてしまった!コロナで公開が何度も延期されたおかげで観客の気持ちも製作も却ってよくなったのではあるまいか。 1920年代、イギリス統治下のインドで、二人の青年が出会い、革命家として成長していく様をファンタジックに描いた濃厚ブロマンス作品。皆様、気を確かに。 予告編の時点で70%ネタバレ状態の娯楽作。『バーフバリ』二部作以来のラージャマウリ作品ということで期待と不安が混じっていたが、映画館で観て欲しい映画らしい映画で、大満足で劇場を後にした。今回は