新NISAの成長投資枠で何を買う?『使い方5選』をご紹介!
こんにちは!たけまるです。
今年も残すところ後1ヶ月となり、2023年も終わりを迎えようとしています。
仕事や家庭、行事など年末に向けて忙しい日々が続きますが、やっぱり気になるのが2024年から始まる『新NISA』ではないでしょうか。
えっ、そんなことありません?笑
僕のような一般サラリーマンの個人投資家にとっては、気になることの一つであることは間違いありません。
SBI証券でも新NISAの現金買付やクレジットカードの積立設定がスタートしました。
現行NISAで買付されている方ならそのまま設定が新NISAに引き継がれるため、同じ商品を購入する予定なら何も変更する必要はありません。
僕の場合は投資戦略を少し見直したため、新NISAでの購入商品は現行NISAとは違う設定に変更しています。
もし変更する予定なら、SBI証券ではクレジットカードの積立設定の期限が利用するカードによってそれぞれ違うため早めに変更することをおすすめします。
つみたて投資枠では現在積み立てている商品をそのまま継続するか、変更するとしてもS&P500などの米国株式や全世界株式などのインデックスファンドが定番になると思います。
しかし、気になるのが『成長投資枠』の使い方です。
今までつみたてNISAで購入していた方なら共感できると思いますが、急に買える商品が増えたため成長投資枠で何を購入しようかと頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?
そこで成長投資枠の『使い方5選』をまとめてみました。
つみたて投資枠と同じ投資信託を成長投資枠でも購入する
一番悩まなくて済むのがつみたて投資枠で購入している投資信託を成長投資枠でも購入する方法です。
成長投資枠ではいろいろな金融商品を購入できますが、その分ハードルも高いと言えます。
成長投資枠で購入できる投資信託だけでも約1,700商品ありますし、それに加えETFや国内・海外の個別株なども購入できるため,、商品選びに迷うことは間違いなしです。
それに20年・30年の長期で見た場合、インデックスファンドの方がパフォーマンス的には優れていると言われています(絶対ではありませんが)。
そのため、いろいろ頭を悩ませるよりも成長投資枠も同じ投資信託を長期で積み立てる方が簡単だし楽です。
成長投資枠で同じ投資信託を購入する場合でも、まずは『つみたて投資枠』から使うようにしましょう。
つみたて投資枠は毎月の積立限度額が最大10万円に設定されています。
これは限度額を決めることで投資の王道である『長期・積立・分散』になるように意図的にしているのだと思いますが、つみたて投資枠の生涯投資枠600万円を埋めるには時間が掛かるためです。
毎月10万円ずつ積み立てれば5年で枠が埋まる計算にはなりますが、一部の人を除いて毎月10万円を積立するのは難しいでしょう。
日々の生活で投資に回せる金額はそれぞれの環境によって違いますので、投資金額によっては20年・30年でも枠が埋まらない可能性があります。
そのため先につみたて投資枠の枠を埋めてから、自由度の高い成長投資枠を使う方が個人的には良いと考えています。
つみたて投資枠では購入できない投資信託を成長投資枠で購入する
つみたて投資枠の投資信託は現行のつみたてNISAと同じく金融庁の基準を満たした投資信託に厳選しているため、安心して購入できる反面、自由度は低いと言えます。
そのため、つみたて投資枠では購入できない投資信託を成長投資枠で購入する方法があります。
例えば、S&P500などの米国株をつみたて投資枠で購入している場合、今後はインドが経済成長しそうだと思ったらインド株式の投資信託を成長投資枠で購入するといった具合です。
SBI証券では『SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド』などが成長投資枠に入っていました。
または米国だけでは不安なので地域分散のために中国、ブラジルなどの他の国の投資信託を個別で購入したりと、それぞれの投資戦略に合わせて成長投資枠を使うことができます。
株式だけはなく、別のアセットクラスを成長投資枠で購入する
つみたて投資枠の投資信託は『主たる投資の対象資産に株式を含むこと』と金融庁が定めているため、必ず株式が含まれていなければいけません。
そのため個別で債券やREITなどの他のアセットクラスを購入する場合は、成長投資枠で購入する必要があります。
アセットクラスとは『株式・債券・不動産・貴金属・現預金』など資産の分類を指すもので、地域分散や時間分散だけでなく資産分散することでリスクヘッジになります。
成長投資枠では『債券インデックス』や『リートインデックス』、『純金ファンド』などさまざまな商品に投資することができます。
投資を始めたばかりの方ならS&P500や全世界株式などのインデックスファンドの購入で構わないと思いますが、投資に慣れてきたらリスクヘッジも兼ねて他のアセットクラスの購入を検討してみてもいいと思います。
ETFを成長投資枠で購入する
ETF(Exchange Traded Fund)とは『上場投資信託』のことで、証券取引所に上場している投資信託をETFと呼びます。
投資信託の場合は1日1回で基準価額が決まるため、売買のタイミングを自分で決めることができません。
しかし、ETFなら証券取引上が開いている時間は株式のようにリアルタイムで取引することができるため、値下がりした時に購入したり値段が上がったときに売却したりと自分のタイミングで取り引きすることができます。
僕はETFを購入したことがないため調べた上での勝手な想像になりますが、成長投資枠でETFを購入するメリットは『分配金』ではないでしょうか。
成長投資枠で買えるETFをざっと調べたところ『配当』という名前の付くETFがやたらと目につきました。
iFreeETF TOPIX高配当40指数
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF
グローバルX S&P500配当貴族ETF
ETFにもよりますが、分配金が支払われる回数は年2回とか年4回が多かったです。
ある程度資金がある方で定期的にキャッシュが欲しい方や、または年配の方で年金代わりに分配金を受け取りたい方がETFの選択肢に入るのかなと思いました。
ただし、分配金は資産を取り崩して配ることになりますので基準価額が下がりますし、再投資しない場合は複利効果が失われます。
また米国ETFの場合はNISAであっても現地アメリカで分配金に10%の税金が掛かるため、そこもデメリットと言えます。
個人的にはある程度資産を貯めた上で定年を迎えた後、年金と一緒にETFで分配金を受け取る使い方かなと今は思っています。
ETFを成長投資枠で購入する場合は、メリット・デメリットを理解した上で購入を検討しましょう。
個別株を成長投資枠で購入する
成長投資枠では日本や海外の『個別株』の購入ができるためつみたて投資枠では投資信託で積立を行い、成長投資枠では個別株を購入するという投資中級者の方法を取ることもできます。
個別株の魅力は何と言っても『キャピタルゲイン』と『インカムゲイン』です。
キャピタルゲインは株価が上がったときに売却して得られる利益、インカムゲインは中間決算や期末決算時に株を保有していることで企業から貰える配当金のことです。
配当金をNISAで受け取る場合は『株式数比例配分方式』に設定していないと非課税にならないため、そこは注意が必要です。
また日本の個別株の場合は『株主優待』があるため、優待目的で個別株を購入するのも楽しみの一つです。
個別株の購入には手数料が掛かりますが、SBI証券や楽天証券などのネット証券は手数料ゼロを打ち出しているため、個別株の売買を無料で行うことができます。
来年の新NISAで投資を始める方が増えると思いますので、顧客の囲い込みのためにも証券会社はいろいろな戦略を練って打ち出してきているということですね。
近年、個別株の手数料無料や信託報酬の引き下げなど投資を始める上でのハードルが下がっているため、利用者にとってはとてもありがたいことです。
まとめ
成長投資枠は自由度が高いためどのように使えばいいのか悩むと思いますが、まず始めはつみたて投資枠を使って投資信託を購入し、投資に慣れてきたらそれぞれの投資戦略に合わせた方法で成長投資枠を使えばいいと思います。
まずは投資に慣れることが大切ですので、来年から始まる新NISAで投資デビューしてみては?
きっと、今までとは違う視野が広がると思いますよ。
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