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個別株を購入するなら『価値』と『時間』を考えてみよう!その理由とは?

こんにちは!たけまるです。

新NISAが始まり3ヶ月が過ぎようとしています。

今年からS&P500やオルカンなどで積立投資を始めた人も、株の値動きに少しは慣れてきたのではないでしょうか?


株の値動きに少し慣れてきた頃に考えるようになるのは『個別株』の購入です。

えっ、そんなことはありません?笑


僕の場合は旧つみたてNISAでオルカンへの積立投資を始めたのと同時に特定口座で個別株の購入も始めました。

そのため、2割~3割の人は個別株の購入に興味を持っているのではないかと勝手に思っています。


個別株のイメージは?と聞くと恐らく難しいか、もしくは何を買えばいいか分からないといった意見が多いと思います。


「個別株 初心者 おすすめ」とかで検索してよくヒットするのが、PER(株価収益率)PBR(株価純資産倍率)ROE(自己資本利益率)といった指標で判断する方法の紹介です。


もしくは移動平均線や一目均衡表などでチャートを読む『テクニカル分析』か、決算書を見て企業の業績を判断する『ファンダメンタルズ分析』などの専門的な分析方法ではないでしょうか。


実際、投資初心者がこの情報を参考にして「さぁ、個別株を始めよう!」と思うのかと言われたら、大抵の人はブラウザをそっ閉じしちゃうと僕は思っています笑。


それに時間をかけて専門的な指標や分析を勉強して個別株を購入したとしても、必ず儲かるわけではありません。

実際、個人投資家の9割は個別株で損をしていると言われていますからね。


僕も投資を始めて3年目ですがどの個別株が良いとか悪いとかそういう専門的なことを言える立場ではないですし、個別株で儲かってるわけでもありません。


そのため、これからご紹介する個別株の購入方法についてはあくまで個人的な見解となります。

色々な意見のひとつとして、参考にしてもらえれば良いなと考えています。


ずばり、個別株を購入するときの判断として僕が必要だと思っていることは『価値』『時間』です。

その理由を実体験を交えながらご紹介します。




企業の株価とその価値を見極める

株は『安値で買って高値で売る』のが基本です。

投資を始めたことがない人でもこの言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。


でも、実際は『言うは易し行うは難し』で安値がどこで高値がどこかを判断するのはとても難しいことです。

毎日株価をチェックしていてチャートを分析している人でも読み間違えることはあります。


そのため、個別株の購入を考えたときにその企業の『価値』を見極めることができるかどうかが僕は重要だと考えています。

と言っても、価値を判断するって難しいですよね。


人によって判断基準が違うため、購入を考えている企業の価値が安いのか高いのかを見極めるのはとても難しいことです。

これはもう経験則によるところが大きいと思いますが、実際株価は『需要と供給』で決まります。


多くの人がこれは安い買いだと思えば需要が高まり買いが集まるため株価は上昇します。


逆にこれは高すぎると思う人が多いのであれば、その株を持っている供給側が売りに回るので株価は下落します。


その需要と供給のバランスによって株価が上下するわけです。


実体験①:三菱UFJの価値を分かっていなかった

僕は2022年から株を始めましたが、初めて購入した個別株の銘柄は『三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)』でした。


ネットの記事を読んだときに、割安で配当も良く今後金利が正常に戻れば株価が上昇すると紹介されていたのがきっかけです。


3大メガバンクのひとつでオルカンも三菱UFJから販売されていたので、配当金を貰いつつ持っていれば上がるのかなというイメージで購入しました。


当時の株価は600円台だったので、一先ず100株だけ購入して様子見。


その後、株価が上がっていったので順張りで購入して取得単価720円ぐらいで500株まで増やしました。


そして3月の配当月で一時期800円を超えて含み益が7万円ぐらいになったものの、その後株価が下落していくのを見ててハラハラドキドキしていたのを覚えています笑。

出典:三菱UFJフィナンシャル・グループ(2022年)TradingView提供のチャート


もともと配当目的だったので権利付き最終日まで持った後、少し様子を見て利益がある内に売ろうと思い4月の頭に全株売却しました。


その時の利益は15,450円です。

初めての投資で利益も出たし、配当金ももらえるため当時はこれで満足していました。


しかし、しばらく株価の横ばいが続いた後、元日銀の黒田総裁のYCCの運用見直しや植田総裁の金融緩和の解除などを経て現在の株価は1,557円になっています。

出典:三菱UFJフィナンシャル・グループ(2024年)TradingView提供のチャート


今思えばなんでこんな安値で売ってしまったんだろうとつくづく思います。


今更言っても遅いですが、もし今の株価で売却していたのなら800円は上昇しているため、800円 × 500株 = 40万円の利益になっていたことになります。


この株価になるまでにも購入チャンスはいくらでもあったのですが、最初に700円近辺で購入したためか割高な感じがして購入には至らなかったのです。


もしかしたらこの先もさらに株価が上昇して1,500円台でも安く感じることになるかも知れませんね。


この経験を経て僕は、三菱UFJの価値を全然分かっていなかったんだなと実感させられました。


実体験②:楽天グループの底値を分かっていなかった

2022年はいろいろな株を取引きしましたが、その内のひとつに『楽天グループ(4755)』があります。


僕は楽天ユーザーではないのですが、楽天市場や楽天銀行、楽天証券など幅広くビジネスをやっていたのを知っていましたし、楽天モバイルで赤字が出ているというのも当然知っていました。


しかし、当時見たネットニュースで楽天の三木谷社長が基地局建設の設備投資が終われば赤字は解消されると言っていたのがひとつ。


そして、楽天シンフォニーの完全仮想化クラウドで基地局を遠隔で制御できる(間違っていたらすみません)サービスを海外の企業と契約したという記事を見たのが購入の決め手となりました。


そのときの株価は年初の1,100円台から下落傾向で900円台を推移していました。

出典:楽天グループ(2022年)TradingView提供のチャート

900円台で横横な動きをしていたため、ここら辺が底値なのかなと思い取り合えず900円台で100株購入。


そして少し上がったので順張りで100株追加し、その後下落したのでもう100株をナンピン買いして合計300株になりました。


しかし、ここからが下落の始まりだったのです。

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