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Progateをシニアエンジニアが本気でやってみた…

まとめ

- Progateはプログラミングの入門としては書籍よりは遥かに良い
- あくまで入門なので、これでプログラミングできるようになるというレベルに到達できるとは思えない
- コンテンツによって濃淡が強い(Go, Git, コマンドラインあたりは極薄)
- 課金しないと何も得られない
- 無料版の範囲はProgateが自分自身に合うかどうかの判断材料に使える程度

著者プロフィール

- アラフィフ♂
- 中学2年のとき、独学でBASICでプログラミングを始める
- 大学生時代68000アセンブラでプログラミング
- 新卒で入社した会社で24年に渡りソフトウェア開発者向けの社内システムの開発と運用
- フリーランスで4年間Web系システムの開発&保守を転々…
- BASIC⇒アセンブラ⇒C言語⇒C++⇒Java⇒Ruby

きっかけ

最近、Webでプログラミングの学習ができる環境が増えているので、どんなものなのか知っておきたいと思いました。
とりあえず、よく耳にするProgateをやってみることにしました。

やったこと

まず、無料アカウントでHTML&CSSをやってみました。しかし、すぐに「ここから先は有料」となってしまいました。
Goをやってみても同じ…
これじゃぁ何もわからないということで、1ヶ月だけ課金してやってみました。
やってみた実績がこちら。

スクリーンショット 2020-02-10 15.58.48

完了したコンテンツ:Go, Saas, Git, Command Line, Python
途中までやったコンテンツ:HTML&CSS, SQL, Ruby, React

感想

実際に手を動かしてプログラミングが体験できるのは良いです。正解かどうかを示してくれるのも初心者には嬉しいことだと思います。いきなり書籍から入るよりは、断然良いです。1ヶ月なら書籍一冊よりも安価ですしね。

プログラミング環境を整える必要がなく、ブラウザ上で完結するのが良い。初心者が最初につまずくのはプログラミング環境を整えるところだと思います。そこを(とりあえず)スキップできるのはプログラミングへのハードルを下げてくれるはずです。

HTML&CSSのリアルタイムプレビューはとても良いです。とくにCSSは書きながら、実際に見た目がどう変わるのかがわかるので理解しやすいと思います。

もう一つ、本質的でない部分(表示する文字列など)をコピペできるのが良いです。本質的でない部分のtypoなどで不正解になる可能性が減るのは良いこと。
ただ、エンジニアになたいならタイピング速度もそれなりに重要です。別途、タッチタイピングの修行は必須ですね。

良くない点は、コンテンツによって濃度が違いすぎること。
HTML&CSSは割と濃く説明してくれるしコンテンツも多いので、それなりの成果が出ると思います。
一方でGit, Command Lineあたりは内容が薄すぎて、入門の入り口って感じでした。
このあたりは改善してほしいですね。

思ったこと:やたら高いレベルの人たち

Progateの楽しさの一つはレベルが上がりやすいことです。実際の能力ということではなく、あくまでProgate内のレベルです。本当にどんどん上がるのでちょっと楽しくなってきてレベルを上げたくなります。
Progate内ではレベルのランキングが見られます(自分のレベルを非公表にも設定できます)。ランキングを見ると…とてつもない強者がいて、こんなレベルまでどれだけ時間をかけているんだろう?と不思議になります。
そして、Progateのコンテンツをそんなにたくさんこなす時間があるなら実業務でもっと実践をこなしたほうがエンジニアとしてはるかに成長できると思います。
正直、自分が企業で面接する立場で、「Progateでレベル1000超えました!」なんて人にあったら、その時点で不合格の烙印を押すと思います。
Progateをある程度までやったら、実業務で腕を磨ける環境に行くのが良いと思います。

思ったこと:サポーターという商売ができるか?

Progateで自習するのが辛い人に対して、一緒に学習するサポーター的な商売できるんじゃないかと思いました。
でも、Progateでつまずく人をサポートして、それなりに役立つエンジニアに育つのか?いや無理じゃない!?
いわゆる悪徳スクールと一緒で、弱いものから金を巻き上げるだけの商売になるんじゃないのか?という思いもかなり強くでてきたので、やめておきました。

次は…

コードクロニクルをやってみたい…
けど、いつ時間が割けるのだろうか?いや割くという強い意志が必要だな。


フリーランスのITエンジニアです。なにとぞよろしく!