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2カ月が経ってみて

2019年11月24日

たけしがたけし文化センター連尺町の3階に住み始めてもうすぐ2か月。
毎日いる生活からいない生活に。

そのせいか出張や講演が自然に入ってくる。
2か月で、福島、松山、東京、京都・・。
行ける身になったことに感謝。

いままで、会いたくても会えなかった人や行きたくても行けなかったところに行けるようになったのは本当にうれしい。
22日は友人の授賞式に出席し、会ってみたかった方々や、10年来会っていなかった方々と酒を酌み交わした。(ものすごい強行スケジュール。すっかい2日酔い。)

あたり前のことができなかった28年(上の姉の子育ても入れて)。
もちろん多くの出来事と出会いはたけしや家族や障害のある人から生まれたのだけれど。
こんな日が来るとは1年前には想像もできなかった。

私はそれほど計画的ではなく、その時々に与えられた仕事や役割をひたすら懸命にやり続けてきただけ。たけしの介護もこれは私の宿命だと思っていたからそれなりに楽しかった。
しかし、できないことも多くあったし、それを考えないようにしていた。

しかし、ひょんなことから私はそこから半ば解放された。
ということは、私がまだやらなければいけない役割がどこからか降ってきたのだと感じている。

たけし一人だけの問題ではない。
多くの親たちが私と同じように苦しんでいる。
そして、障害のある人たちの社会的な認知やその意味はまだまだ分かってもらえてはいない。
総じて、弱い立場にいる人が排除の対象にいまだなっている。

これから3階で様々な実験が行われる。
重度障害の利用者たちがヘルパーさんや友人たちと泊まりに来る。それが本人と、家族と、周りの人たちが自立を具体的に考える一歩になるだろう。

そして障害者だけではなく、いろいろな立場の人たちが一緒に住む場をつくってみたい思う。
制度とか分野とかにとらわれず、人が人としてできないところを補い合いながら生きる場所。

それが私がたけしが生まれる前、嬉々として取り組んでいた街づくりであり、たけしが生まれて感じたレッツの理念でもある「多様な人がともに生きる社会」(ソーシャルインクルージョン)なんだろうと思う。

健康には気を付けつつ、またまた降ってきちゃったこの課題に取り組もう。


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重度の知的障害のある「たけし」さんは現在23 歳。「たけしと生活研究会」では様々なゲストとともに「生活」「暮らし」を考えていきます。ともに住む、ケアだけではない関係性など、重度知的障害のあるたけしさんの生活を考えることは、私たち自身の暮らし方、生活を考える機会でもあります。
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