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雑記20210224 佐藤優、ゲンロン戦記、僕のコンプレックスと僕の役割

昨日までの暖かさは何処へやら。極寒な早朝からの極寒の夜。日中は日差しは温かいものの風が強くて冷たくて。うちで買い物中のお客さんも会計待ちで立ち止まるのに耐えかねて、微妙に縦横に揺れながら待つ姿がちらほら。そんな季節の移ろいの最中でございます。

シラスで視聴した佐藤優さん登壇のイベントが素晴らしかったのでこちらで軽く紹介。

佐藤優さんについては、鈴木宗男議員と活動を共にしている人、文化放送くにまるジャパンの月2回金曜日レギュラーの人、以上の知見が無かった。
以前ボクは反安倍(自民党)政権の立場を強く持っていたので、佐藤優さんがラジオで外交面で安倍政権を評価する言説を語る時は、「んだよ、ポジショントークしやがって」なんて思ってた。今回6時間に及ぶイベントを観て、佐藤氏はそんなに単純な人じゃない事を知った。むしろ当時の自分自身が単純過ぎて反省せざるを得ない。
辻田真佐憲、西田亮介の若手論客や後半参戦した東浩紀、上田洋子の言説に対して、引用やメタファを用いて語る姿は感動すら覚えた。そして僕のようなやっと学び直しているような人間には反論の余地がない程に説得力があった。
話し方もとても柔らかく、聞く時はしっかり聞き、話す時は話題を引き受けた形で話す。その立ち振る舞いにも感銘を覚えた。
このイベントでもう1つ良かったのが、西田亮介と東浩紀の意見の対立。よく聞くと根本的に対立はしていないんだけど、各々の言論における役割の違い、根本の問いの置き方の違いがあるという感じだった。ちょっとハラハラするシーンもあったんだけど、そこに佐藤優が良いブリッジを入れることでその場がちゃんとした対話の空間として成立していた。
政治の知見、哲学的観点がありとあらゆる話題に散りばめた、間違いなく「神イベント」だった。
興味を持った方は、ぜひシラスで視聴して欲しい。シラスでは配信日より半年視聴可能。チャンネル会員にならなくても番組単体で購入可能。僕は友の会会員特典で割引価格でチャンネル会員なっています。

続けざまにゲンロンの話題で恐縮なのだけど、僕の周囲で「ゲンロン戦記」を購入して読んでいるという報告が上がっている。
元々、友人のI君が読み終わるのを待って読書会なるもの(←「読書会」て何?美味しいの?というレベルの僕ですが…)をやる予定だったんだけど、周囲で読む人が増えてきているのでもう少し人数を増やして開催したいなと考えている。

この本で東浩紀に初めて触れた人が多いと思うんだけど、ゲンロン戦記には東の哲学がしっかり描かれているので、この本が広く読まれていることが中堅のあずまんファンとしてとても嬉しい。
僕は東の活動を追ううちに、派生的に様々な作者、様々な観点、様々な文化と出会った。その出会いから「誤配」という概念で提示されている出来事が僕にはたくさん起こっている。
新しい読者に、これから「誤配」の面白味が訪れるのかと思うと、何だか僕までワクワクしてくる。

定休日の月曜日。僕が主催者の1人として運営している「ながさきむら村議会」という活動の定例会が開催された。
最近はだいたい月末の月曜というサイクルで、南長崎の「スタジオ階梯~空」という場所で開催しているまちづくり会議だ。
2012年からほぼ毎月開催している。来年の5月で10年になるのか。よく続けてきたよ。
前回はリモート開催にしたのだけれど、やはりリアル開催一択しかないだろうということで、緊急事態宣言中ではあるが開催に踏み切った。
ながさきむら村議会は豊島区西部地区の、有志によるまちづくり会議だ。毎回特にテーマを設けず街についての雑談をする緩いコミュニティとして継続きている。過去には「駅前ラジオ体操(現在も継続中)」「ランチタイムコンサート」「南北商店会交流会」などを主催したり、その他地域イベントの運営協力や瓦版(休刊)の発行などもやってきた。主軸になるほどは広がってはいないが、ある程度の実績は作ってきた自負はある。

今回、新しい試みとして、YouTubeライブで会議を限定配信にし、来場出来ない人は試聴&コメント参加という方式を試してみた。これはゲンロンの配信イベントの完全なるパクリだ。Zoomやclubhouseなどのプラットフォームも考えたのだが、リアル会議とリモート会議の中間をやるには、ゲンロン方式が最も適している。
僕は実質司会者なので、僕がコメントを拾う形で進めてみた。なかなか上手くは出来なかったが、リアルの楽しさは配信を通じて伝わったみたいだし、コメント勢とのコミュニケーションもそれなりに盛り上がり、楽しい2時間半になった。

ちなみに次回は3月29日(月)19:30より、「南長崎スタジオ階梯~空」にて開催予定。参加費無料。どなたでも参加できます。また、次回も限定公開で配信予定。限定公開なので視聴希望者はFacebookページのイベントで参加をクリックするか、僕に連絡下さい。

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