太ったとか言われつつあるやきとり王子(42)が、食べ物の盛り付けにハマってる話

コロナ禍以降、かなり肥えた。
まあ、軽く腹が出ているくらいは中年なんだし大きな問題だとは思っていない。だけど過去の写真がFacebookで振り返られる度に、ううむ、やはり昔は痩せていた…とちょっとは、ほんのちょっとは落ち込んだりする。
でも「やせるために運動する」とか「食事を気を付ける」みたいな、目的の為に負荷をかけるような事はやりたくない。運動は嫌いじゃないんだよ。だけどここで焦って急にジョギングを始めるとか筋トレするという選択肢は考えたくない。

ところでこの前、近所のプロボクサー青木クリスチャーノさんが買い物に来た。クリス(とみんな呼んでる)は2月に日本タイトルをかけた試合が控えていて、もちろん応援に行く予定。そんな雑談の中で最近ぼくがDアニメストアで「あしたのジョー」を見ている話をしたら、「サイコーな作品ですよね」と話が合った。「力石は死にましたか?」と言われたので「これからなんだよね」と返した。そうしたら「力石に『無理はするな』と伝えてください」と言ってきたので「伝えたいけどもはや見守るしかないんだよね」と僕は言った。そこで僕は試合を控えたボクサーの減量についてクリスに聞きたくなった。だって力石は食べ物はリンゴだけ、水は殆ど飲まないという過酷な減量をしていたんだよ。さぞかし減量というのは辛いのだろうと思っていたんだけど、クリスはあっさり「食事減らせば体重は減るんで」と言った。その時点(試合の一カ月前くらい)では体を大きくしている段階だったらしく食べる時期だったらしいのだけど、なるほど、食事を減らせば体重は減るんだとその時の僕は妙に納得した。ていうか当たり前の事しか言ってないよね。
という訳で食事の量を減らすという事を突然思い立ったのだった。

だけど「ダイエットするんだ」という意識でやるのは性に合わないことは過去の減量期を振り返ると自明だったので、違った何かを考える必要があった。それで色々考えを巡らせたところ、2020年のコロナ禍以降、店がめちゃくちゃ忙しくなった結果、雑でも何か味の濃いものを食べる事がストレス発散になっていたことに気づいた。今振り返ると本当にひどい食事をしていた。

朝食 具だくさんにした袋麺 と甘いもの
昼食 まかないゴハン と甘いもの
夕食 一日の終わりお疲れ一杯(二杯、三杯)とカップラーメン

これだよ。これを何となく日々繰り返していた。家ではゴハン担当なので毎日ぼくが作るんだけど、上記のようにラーメンとかうどんとか、残りゴハンでおかゆとか、あまり手の込んだものは作らず単にカロリー摂取みたいなものでいいやと思っていた。そしてとにかくいつも作りすぎちゃって量が多いにも関わらず、全部食べちゃうみたいな食生活を送っていて、しかもそれに疑問すら抱いていなかった。

こりゃ太るだろ。

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